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私的、待ち合わせ攻防戦。

あややさんの文章が好きだ。彼女は有名なはてなブロガーで、男性アイドルグループについて綴っている。私もよくブログを読んでいた。最近はnoteで「まわりみち日記」と称した日記を書くことにしたらしい。推し以外の彼女の眼差しの先にあるものが読めるのがとてもうれしく、楽しみに拝読している。

そんなあややさんが先日「待ち合わせ攻防戦」について話題にしていた。

時間にたっぷりの余裕を持って待ち合わせ先に着いておきたいタイプのあややさん。そしてその際の連絡タイミングには気遣いもあるのだそうだ。

「いや、こちらが早く着いただけだし、前倒しで到着連絡をしてしまうと相手はオンタイムなのに遅刻したような焦りを与えてしまうなあ……」という気持ちはよくわかる。

相手との関係にもよるけれど、基本的には待ち合わせ時間にオンタイムで行く派だ。ただ、近所で相手もまだ家にいるであろう時間帯なら「ごめん、待ち合わせ少し後ろ倒ししても大丈夫?」などと連絡することもある。

待ち合わせ場所がターミナル駅の商業施設など相手も時間をつぶすことができる空間だったり、複数名の会合で先に始めてもらってなんら問題ない環境であれば10分程度は前後してしまう。おや、結局ルーズじゃん。

ちなみにモーニングコーヒーなど朝7〜8時の約束などは「寝過ごしたらごめん。起きたらLINEするね。お互い、⚪︎時までに連絡がなかったらリスケにしましょう」と保険をかけることもある。うっかりする自覚があるから先手を打つのだ。

そういえば、池袋に住んでいた時、埼玉県民の友人らの律儀さに恐れ慄いた。なんと待ち合わせ時間に早く着くか遅れるかは関係なく「今、⚪︎⚪︎駅から埼京線に乗ったから、ブクロに⚪︎分着!」と到着見込み時間に20分以上の余裕を持って連絡してくれる友人が多かったのである。

最初は友人が真面目なだけかと思っていたのだが、あの子もこの子も! 「早く着くからPARCO見てる。着いたら連絡して」とか言ってくれるじゃないの……。彼らが言うには「埼京線、湘南新宿ラインは遅れが発生しやすいからとりあえず乗ったよ、報告はする」のだそうだ。サンプルは約15人と少なくて申し訳ないが、まあ納得感がある。

これがもう少しアーバンなエリアに住んだら「今家出たー」とか曖昧な連絡になり「私はあなたの居住地を最寄り駅しか把握していないし駅徒歩何分? 何時の東横線に乗るの? 各停か急行かによって変わってくるし私はヒカリエをぶらついて待つべきか、カフェに入って読書をしながらのんびりするか判断したいのですが?」という念が押し寄せてくるのであった。

心が狭いですか? いえいえ、遅刻はいいのだ。仕事ならば仕方ないし。なんならもう「出かけにネイルを塗ってしまってグニャってなった!」とか「なんとなく服が違って着替えたくなった!」とかでも、笑って許せる。

基本的にプライベート、かつ友人間の遅刻ってものは「カフェに入ったほうがいいレベルの『待ち』が発生するのかどうか」および「その見積りを事前に伝えられるか」が誠意だと考えている。

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