疎遠だった中学の同級生と20年振りに再会し、楽しく会話できた日のこと。
ポッドキャスト『働く女と○○と。』、毎週水曜日の朝に配信しています。番組の立ち上げから2年が経ち、114回を迎えました。
ある日知らない方からメッセージが届き、確認するとなんと中学の同級生・松田さん(仮名)! グループも違うしプリ撮ったこともない「クラスメイト」でしたが、なんと番組リスナーであることが判明。OVER THE SUNなどポッドキャストが好きなんだそうです。
これも思い出になるのでは? ということで、20年振りの再会の日、ポッドキャストにゲストとして来てもらいました。個人的にも記念になったので、文字起こしをダイジェストでお送りします。本編が気になる方は、ぜひポッドキャストを再生してみてください。
20年振りに中学の同級生と再会できたワケ
小沢:働く女と○○と。ピースの小沢あやです。今回はですね、なんと20年ぶりに会う中学の同級生、松田さんに来ていただきました。
松田:こんにちはー、同級生の松田ですー。
小沢:最初にこの趣旨を説明します。本当にたまたま私の仕事とかプライベートの記事がX(旧Twitter)でバズりまして。「あ、なんかバズったな」と思ってたら、知らないアカウントからとても丁寧なDMが届きまして。
松田:ふふふ。
小沢:その中に「実は松田です」って書いてあって。同級生といっても、お互い“さん付け”の関係ですよね。約20年ぶりの再会が、今です!
松田:本当に久しぶりですねえ。
小沢:最近「昔の友達からの連絡をどうしよう」とか「疎遠になったけどまた仲良くなれるのかな」みたいな悩みを持つ人から相談をもらってね。リスナーさんの中にも、いると思うんです。なので、私たちが「こんな感じで再会を果たしましたよ」というのを実録シェアしてみようと思います。
松田:よろしくお願いします! 素人だけど……おしゃべり、大丈夫?
小沢:大丈夫! そもそも、ちゃんと話すのは卒業以来じゃない?
松田:我々はずっとグループも違ったしね。
小沢:そうそう。でも、うっすら「こういうのが好きな子だな」というのはわかってて、卒業後の進路もなんとなく把握してたんですよ。でも、SNSでは繋がってなかったし……ミクシィぐらいまで?
松田:そうそう、ミクシィ! 懐かしい!
小沢:大学卒業あたりかな? ちょうどミクシィが衰退し始めて、Facebookに移行するかどうか、みたいな時期で。でも、本名を開示したくない派も一定数いたから、全員繋がる感じでもなくて。その間に、メール文化もだんだん廃れていって。
松田:そうだそうだ。メーリスもなくなって。
小沢:それくらいから、連絡を継続するのに意思が必要になった感じ。メアドの文化があった頃は「メアド変えました」っていう連絡自体が再会のきっかけになることもあったよね。
松田:ああ、懐かしい! メアド変更で「ああ、別れちゃったんだ」とか(笑)。
小沢:彼氏彼女とメアドに同じフレーズを入れて、お揃いにする文化があったんだよね(笑)。今思うと面白い。
松田:「(メアド)あれ? 結構変わるなあ」みたいなね(笑)。
5年以上疎遠になっている相手との交流はメッセージの丁寧さが鍵
小沢:松田さんって、SNSに自分から投稿するタイプでもないよね。
松田:そうなんですよ。自分からはあまり投稿しないし、見るだけで「楽しそうでよかったなぁ」って思って終わっちゃうタイプで。でも、小沢さんの記事がバズってるのを見て、どうしても「応援しているよ」っていう気持ちを伝えたくなっちゃって。それでDMを送ったんです。
小沢:いやー、嬉しかった。すごく丁寧で、考え抜かれた文章。伝わった。
松田:いきなりDMを送るのもどうかなと思って……実は、1日かけて内容を考えてから送った(笑)。
小沢:うれしかった! 逆にさ、一番怖いのは「やっほー! 久しぶり!」みたいな一言だけのLINE、ありません? 5年以上会ってない人からそれが来ると、ちょっと怖い(笑)。
松田:怖い怖い怖い怖い!
小沢:「これ、LINE乗っ取られた?」とか、「何の勧誘?」って考えちゃいますよね。でも松田さんのDMは、なぜ急に私を思い出したのか、どうして連絡をくれたのか、ちゃんと理由が書かれていて。無理に「会いたい」とかもなくて。それがとても安心できたの。
松田:ありがとうございます(笑)。連絡もそうだし、時代が変わるにつれて友達の関係の維持が難しくなりますよね。
小沢:そうそう。で、思ったの。よく大人になってからの友達の作り方が話題になるんだけど、「昔の友達と再び縁を繋ぐのが意外と有効なんじゃない?」って。昔の友達と再会するのって、新しい出会い以上に安心感がありますよね。
疎遠でも「元気かな?」とは思うからみんな自撮りや生活をあげて欲しい
小沢:そうそう、あのさ。自分が開示してない個人情報を、悪気なくコメント欄で書かれちゃうのが嫌だってこと、たまにあるんだ。「LINEじゃないんだよ!」 って(笑)。昔からの知人とSNSで繋がるとき、その辺のリテラシーが違うと怖いよね。
松田:そうだね。私もすごく気をつけてる。
小沢:松田さん、すごく気を遣ってるよね。私は逆に、相手を怯えさせちゃいけないとも思ってる。多分、第三者から見ると、私はなんでもインターネットに載せるし、なんでも書いてるように見えちゃうかもしれないから。
松田:そうかな? 実際に、すごく気をつけてるよね? ちゃんと伝わってるよ、それ。なんていうか、同じような感覚を持ってる人だとホッとするよね。
小沢:私、異常なほどX(旧Twitter)やInstagramを更新し続けてるから、見てる人からしたら「この人大丈夫!?」って思われてるかも。「小沢さんフォローしてるけどストーリーがめちゃめちゃ更新されるから、ミュートしておこう」って人、リスナーさんにも多いと思う(笑)。
松田:私は同級生だし、「小沢さん、今日も元気だな〜」と思っていつも見てるよ。異常なまでに(笑)。気持ち悪かったらごめん〜! 疎遠になっても、SNSで近況が見れるってすごく楽しいよ。
小沢:基本的に、我々の世代って自撮りにギリギリ抵抗がある世代じゃない?
松田:ありますね。
小沢:でも、私はみんなの成長した「今の顔」とかどんどん見たいんだよね。
松田:そうそう。でも自分はあまり出さない(笑)。
小沢:みんながどういうふうに年を取って、どう生きて、どう楽しんでるのかって、ちょっと見たい気持ちはある。極論、日記を読みたい。ミクシィが大好きだったのって、それが理由なんだよね。「彼氏のこと詳細に書いてるじゃん、この子!」とか、意外性に驚いたりして。
松田:ああ、あったあった。懐かしい! ちょうどいい付き合い方ができるサービスだったね。
小沢:それに、ミクシィって「一部の友人だけに公開」とかできたじゃん。「私を一部の友人に入れてくれてる!」って思うと嬉しかった。
松田:うん、あるある(笑)。私、年に1回くらいはミクシィにログインして、ガラケー時代の写真とかを見てる。今のスマホには入ってない写真も多いから。
小沢:へえ! いいね。それにしても、あの頃の文化って独特だったよね。今は自分のポートフォリオ的に、人生のログをハイライトで残すような使い方をしてる人が多いよね。でも、逆に本当に何気ない日常をガンガンアップしてる同級生とか、そのアカウントがすごく好きなんです。みんなもっとアップしてほしいよ。
20年振りに会っても楽しく会話はできる
小沢:今回、面白かった。人生の中でこんな再会や交わり方があるんだなって。
松田:意外と「私のことなんて覚えてないだろうな」とか思ってたけど、お互い意外と覚えてたりするし。何か勇気を持って行動してみるのもいいと思うんです。
小沢:もちろん、勧誘とかの可能性もゼロじゃないから、そこは慎重に見極めた方がいいけど(笑)。でも、こうやってちゃんとメッセージをまっすぐくれる友達とは、変に構えずに会ってみるのもいいんじゃないかなと思います。
松田:大人になって、みんな気遣いも出来るし。若い頃の黒歴史も受け入れられるようになってくるからね(笑)。それに意外と「また会いたい」と思ってるのはお互い様だったりする。
小沢:「あのとき、なんかちょっと良くなかったなぁ」とか、「グループが違ったしな」とか思わずにね。実際に会ってみると、不思議と気持ちがほぐれることってありますよね。今日は楽しかった!松田さん、ありがとうございました!
松田:ありがとうございました!
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