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【2023年8月パリ旅行】中高年ふたり旅6泊8日 vol4.パリ3日目この日はまず午前中睡蓮で有名なオランジュリー美術館へ

パリ3日目はまずチュイルリー庭園にあるオランジュリー美術館へ行きます。僕は2016年に初めてパリに行ったときに、この美術館に来たのですが、睡蓮を目の当たりにして圧倒されて以来、パリに行くたびに、必ず行くようにしている美術館です。


パリ3日目の朝食

僕たちが宿泊しているホテルの朝食時間は結構遅くて、7時半です。そうすると、美術館は9時にオープンなので時間的に間に合わないことから、前日ギャラリーラファイエットやモノプリ等でこの日の朝食を買ってきて、部屋で食べることにしました。
その当日の朝食がこちらです。

パリのクロワッサンは普通に美味しいし、エシレのバターは日本よりも圧倒的に安くていいです。我々はふたりとも血液型がO型ということもあって、食べられないのにたくさん買いすぎちゃって、結局残しちゃうんですよね。それでもしっかり食べました^^

コンコルド広場の素晴らしい風景

オランジュリー美術館はフランス王朝の庭園だったチュイルリー庭園にあり、チュイルリー庭園の東にはルーブル美術館があり、西にはコンコルド広場があります。
コンコルド広場にはかなり悲しい歴史があり、ここでは書きませんが、そういう悲しいことを忘れるくらい風景が素晴らしいです。そのため、僕はオランジュリー美術館に来ると、必ず撮影をします。
上の写真の真ん中にとんがったがエジプトからもらったと言われているオベリスク、その左に見えるとんがっているのがエッフェル塔です。
この風景を少し拡大するとこんな感じ。

この日は2023年8月なのですが、この時期はフランスでラグビーワールドカップが実施されているので、右手に見えるテントのような建物はワールドカップのオフィシャルショップです。僕らはラグビーを残念ながら興味がないので、中に入りませんでしたが、あとから考えると、なにかグッズでも買っておけばよかったと後悔しています。
では、これからオランジュリー美術館に向かいましょう。
オランジュリー美術館は、コンコルド広場に隣接したチュイルリー庭園の中にあります。

圧倒的なモネの睡蓮@オランジュリー美術館

オランジュリー美術館に到着すると、すでに行列が出来ていました。僕たちは事前に日本から予約していましたので、予約の列に並びましたが、それでもこの行列です。
では早速中に入りましょう。
入館すると、モネワールド全開です。

モネは、睡蓮をモチーフとした絵画を200枚以上描いているそうなんですが、ここまで大きな睡蓮はオランジュリー美術館でしか見ることが出来ませんし、そもそもオランジュリー美術館が作られたのは、モネから寄贈された8枚の巨大な睡蓮を飾るためでした。
この歴史的な遺産というか、ここでしか絶対に見ることが出来ないモネの睡蓮を見ることができるというのは、ものすごい感動的なことですし、健康だからこそこういうすごいものを楽しむことができるというのは感謝としか言いようがありません。
僕たちは、2016年に初めてパリに行ったときにオランジュリー美術館に行って以来、パリに行くたびに必ずオランジュリー美術館に行っています。
オランジュリー美術館はモネの睡蓮で有名なのですが、地下には画商のポール・ギヨームのコレクションが展示されていて、このコレクションが本当に素晴らしいんです。

ポール・ギヨームのコレクション

ポール・ギヨームという人は画商をしながら、新進気鋭のアーティストを応援した人物です。そのため、彼のコレクションはルノワールやモネと言った大物のほか、モディリアーニやローランサン、マティスやピカソなど錚々たるアーティストの作品があります。
こちらがモディリアーニが描いたポール・ギヨームの自画像。

ポール・ギヨーム自画像 by モディリアーニ

この作品は1915年のもので、今からちょうど100年以上前のものですが、かっこいいですよね。モディリアーニもポール・ギヨームの世話になっていたこともあったそうですから、頑張って描いた感じがしますし、ポール・ギヨームの作品の中でも特に個性の強い作品になっていると個人的には感じています。
もともとオランジュリー美術館に展示されているポール・ギヨームのコレクションは、ポール・ギヨームの死後妻のドミニク夫人が買い集めたりしたものを寄贈したものになります。
このドミニク夫人という人はものすごく美人だったそうで、実際に彼女の自画像も残っていて、

この写真の中央にいるのがドミニカ夫人です。この作品はドランが描いたものです。
ドミニカ夫人はなかなかの人で、彼女のことを調べると色々と出てきますが、フランスガイドの中村さんの動画がとても詳しいので、ご感心のある方はこちらを御覧ください。

話はオランジュリー美術館の話しに戻りますが、実際のどのようなアーティストの作品があるのかというと、
ピカソ

ルソー

ルノワール

セザンヌ

マティス

ローランサン

ドラン

ユトリロ

オランジュリー美術館で出口付近にポール・ギヨームの部屋のミニチュアが展示されています。

個人でこれだけのコレクションを集めたというのはすごいことだと思いますね。更にお金のないアーティストへのサポートなどもしていたらしいです。ですから、冒頭にもアップしましたけれども、ポール・ギヨームとその夫人の自画像は他のアーティストも描いていたのを見た記憶があります。

オランジュリー美術館のおすすめ

オランジュリー美術館は、チュイルリー庭園にあるので、徒歩圏には有名な観光施設があります。

オランジュリー美術館

オルセー美術館やルーブル美術館も少し歩くとありますし、オランジュリー美術館の目の前にはコンコルド広場があります。
また、オランジュリー美術館はチュイルリー庭園にありますけれども、チュイルリー庭園自体がパリ市民の憩いの場ですし、もう少し歩けばヴァンドーム広場などもあります。
また、オランジュリー美術館は、ルーブル美術館やオルセー美術館と比べると大きくないので、1時間ほどあればすべての作品を堪能することができるので、それほど疲れません。
そういう点から含めても、この美術館は本当に素晴らしい。パリ動画を見ていると、この美術館をスルーしているのがあったりするともったいないなあといつも思っているほど、ここの美術館は大変素晴らしいです。
以上の内容をYoutubeの動画にアップしていますので、お時間があればぜひご笑覧下さいませ。


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