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言葉を贈った日のおはなし

1.本編





2.このお話ができるまでの話。

先日の母の日に、

プレゼントを渡そうと

郵送の準備をしてたけど。

一方的に送りつけるみたいで

ちょっと寂しく感じて。

事前に買ったプレゼントと一緒に

言葉を贈ることにした。

小さな紙袋の端に忍ばせて。

お菓子のパッケージっぽく


やっぱり今年は

手渡しで。

そう思って電車に飛び乗った。





このストーリーの元のお話はこちら

ミムコさんの縦スク文庫を参考にしています



3.直接渡しに行ってきた


私は実家に帰る時は、

大抵、事前に連絡しているのだが、

今回は連絡なしで向かった。


実家にて。

母:「さっきまで出かけてたから、もしいなかったらどうするつもりだったのよ〜?」

私:「えっ?鍵持ってきてたから、置いてそのまま帰るつもりだった。」

なんて、言いながら、

プレゼントを渡した。

目の前で開封されると

なんだが、体がソワソワして。

ケータイを見るふりをしながら、

横目で、母の様子をうかがったりして。

母:「あなたは、私が覚えていないことまで覚えていたりするから、(変に)ドキドキするのよ〜。」

なんて言いながら読み進め・・・

イラストに隠された伏線を見つけた時は

さすが私の母だと思った。


2023.05.14



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