42歳と2週間の現実(仕事と妊活と)
2つめの記事までずいぶんと経ってしまいました。何回か書きかけて下書きにしてみたけど,やっと少し落ち着いて書こうとなった今みると,この内容じゃないなという感じで,改めて書いています。
数日後には何やっていたのかわからなくなるような書類仕事に忙殺される日々,私の業種では本当はちょっとゆったりするはずの年度末なのに,駆け抜けて3月末・・・ これが42歳,壮年の日々の現実かと思います。
誕生日の前日に,採卵をしてきました。40歳からの妊活,体外受精は昨年から始めて今回が3度目の採卵でした。前々回,前回が8個,10個と年齢にしては多めにとれていた(といっても胚盤胞になったのは2個ずつ,BCランク,3回移植しても妊娠できずの結果)のですが,保険適用が切れて,それでも続けたいからと力の入った今回,採卵結果2個,受精2個,胚盤胞1個・・でもCCランクのため凍結できずという残念な結果に終わりました。
周りが42歳で妊娠している(不妊治療,自然妊娠)のをみて変な期待を抱き,データでみると本当に確率低いんだから運のない私は最も地道なコースだよと自分を説得し,でも採卵時9万,凍結できず宣告のあと16万の支払いにはやっぱりガッカリし,出張先→クリニック→職場と駆け回っている自分が「42で赤ちゃんに会いたいなら頑張って働けよ!」ってことなのか?!とたまに納得し,なんだかんだ言ってそういうチャンスをもらえている自分は幸せなのか?と一瞬ほっこりし,
「採卵数はばらつくことあるからねー」と簡単に言う先生にちょっといらっとしたりもし,
そういう気持ちを一旦整理したりもできずに,数週間が経過していました。
整理もせず情緒不安定をまき散らしている私につきあってくれた(ずーんと落ち込んでしまい,ずっと撫でてもらっていた)パートナーには感謝しかありません。
あと何回,チャレンジできるだろうか。保険適用の対象年齢は42歳までなので,データから線を引くと,42歳中ということになると思います。ダメだったショックを何とか乗り越えるためにも次,と思ったら,次は身体を休めないといけないそうで,次採卵できるのが,早くて5月です。そのあと同じことが続いたとして,3月に43歳になるまでに,7月,9月,11月,1月の計5回,採卵のチャンスはあるのかな。前回,保険適用外になるタイミングで,貯卵について提案されたので,ある程度良好な胚盤胞の数が揃うところまで採卵して,いくつか揃えた段階で,移植に入るのかなと思います。となると5月採卵→6月移植とはならないので,出産はどんなに早くても43歳になるということですね。
基本,運命論で生きているタイプなので,私が母になる運命ならそのうちできるし,そうじゃないならそういうことだ,という風に受け止めようとしていますが,分割していく卵にうっすら命の影を見てしまったり,高額な医療費に「これくらいしたら何とかなるのか?」と対価をもとめてしまったり,心の動きは複雑です。落ち着かないから,祈祷しようかなと思ったりしているし。矛盾もはらみ。
40-42歳は妊活のボリュームゾーンだそうで,同じような経験をしている人たちがたくさん居るんだ,これまでもたくさん居たんだということに,やさしく穏やかで,切ない気持ちになっています(心強さ,ではないんですよね・・・この気持ち)。
ブログで日々の治療を事細かに語られている方もいますが,難破船に乗っているような旅の記録を,丁寧に報告できる自信は無いので,現状のまとめのみにて。酔っちゃいそうで。
しっかりご飯,しっかり仕事,時々運動を心がけつつ,新年度のスタートを切っていこうと思います。道の先に可愛いパートナーの赤ちゃんがいますように。