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2023.01.24 23時のラブレター

描きたいものが大衆向けでないと判断されることが、たまにほんとうにしんどくなることがある。

いちばん描きたいものを、さまざまな人々に伝えるために、『わかりやすさ』で包んで届けることの大切さを感じているし、考えているのだけど、それでもたまにほんとうに
泣きたくって仕方がないような気持ちになる。


世の中の、『わかりやすさ』で包まれた作品たちは、わたしの元にも届き、楽しませてもらっている。
だから、「世に広めたい」と思っているかぎりは本当にすごくすごく大切な要素なんだって、思ってる。思ってるし、わかってる。

でもどうしてもつらくって、つらくって仕方がないときがやってきて、 棒立ちになった自分の足元が、地面が崩れて、もうどこにもいないような気持ちになってしまう。

わたしの持っている世界が他の誰からも見えず、暗闇で、存在がない。
『なにか』で包まなければ、存在をゆるされないものなのだ、といわれてる気持ちに、きっとわたしはなっている。

まったくもって、器用な人間ではない。
器用な人間になることが、小学校からの夢だったけど、そういう人間にはなる必要なんてないんだって、ここ数年ではっきりと確信して、
漫画を仕事にすることでより自分の存在がはっきりわかったというのに
この場所で、
いちばん大切な、漫画っていう場所で、
やっぱり『自分以外』を装わなくてはいけないのか。
世の中で生きていくには、やっぱり、『本当の自分』を隠さなくてはいけないのか。

なんだかそういう気持ちになってしまって、「そんなことは絶対にないはずだ」と思いながらも、本当にどうしても、孤独で、さびしくて、泣いてしまう。
ほんとうにつらくて、つらくて、ああ〜〜 つらいなあ!って言ってしまいたくなる。言ってしまうか。

つらいな〜〜ーーーーーーーーーーーーーー!!!!



こんなのきっと、おそらくは、たくさんの人がもつ悩みな気がする。だからわたしは孤独ではない。それはちょっと、助かることです。でも、
それでもわたしのさびしさは、わたしのもので、わたしのつらさは、ただただわたしだけのもので
わたしだけのものであってほしい。

わたしがいま感じている孤独さを、見て、同じように
「自分は孤独ではなかった」とちょっと助かる人がいるかもしんないな。
でもそんなことは、その人のさびしさにはマッタク関係がない……と思いながらも
「そんなことがあるかもしんない」と思わないとやってらんない気持ちになったので、いまこの文章を書いています。

誰かに届くことがあるのかどうかは、わたしには本当にまったく、わからない。
届かなくても、聞いてほしかった。そんな感じの、いま、23:36です。

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✔追記
書いて公開したら、すこしすっきりしたような気持ちになったような気がしないでもないので、「これはすごいことだ…」と思っています。
わたしは👇のようなマシュマロを定期的に募集しているのですが

なるほどつまりこういう気持ちなんだ!ておもいました。

もうすぐ23時でなくなってしまうので、おしまいにしよう。おやすみ。
(きっとこの日記は、朝起きたら恥ずかしくなっちゃっうだろうな)

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✔追記②
おはよう。いま翌日の朝です。
ほんとに朝起きたら恥ずかしくなっちゃったので下げちゃおうかな、とおもったんだけど、わたしは深夜のラブレターのこと結構好きな人間だな…と思ったので、これはやはり思い出に残しておこう。
(メンバー限定記事になっていたらそれは、なにか心の変化があったということです!)

あ!7人も、聞いてくれている…。(ハートの数を見ています)
ありがとうございます。聞いてくれて、単純に、すごくうれしいです。
うれしかったです。
杏より。

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日々の 杏
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