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完結によせて丨そして発火する惑星

2023年10月25日から講談社KissとPalcyで連載していた『そして発火する惑星』が2024年10月8日に完結しました。 せっかくなので完結によせて、ここに書き残します。
※物語の読み方の正解の話はしてません。


筧姉弟

■ 完結記念のネットプリント ■
セブンイレブン/はがきサイズ/カラー
予約番号:43260454(11月5日まで)

おわり。

連載中はやっぱり不安がたくさんあったので、PalcyやSNSで読んでいただいている形跡が見れたとき、とっても励みになりました。
紙書籍の上下巻が1巻ずつじゃなくて同時発売になったのも、読者の方々のおかげです。
お読みいただきありがとうございました!


主題歌たち

Deadstock』が主題歌で、
Super Ball』が喜衣のテーマソングのイメージです。
『boy』は制作する際テンポ感などのいちばん最初のとっかかりとして助かった曲です。
とにかくアップテンポめでキュートでデュエットなんだ!というのがおもしろかったです。


作る話

(1)前作と今作

前作『世界にさよならのキスをして』が自分の予想外に「読むのに力がいる」という言葉をいただき、
それがなんだかすごく心にひっかかっていたのもあって、今作は「気楽に開ける、かわいい漫画にしたい」という目標を掲げて制作していました。
(テンポやコマ割り、情報の開示具合などを変えたりと、制作時の方向性をよりカジュアルに寄せるよう意識してたというかんじです)

さよキス・そし惑どちらの雰囲気も、自分が興味をもって自然に描けるものですが、さよキス(と『海はとおくに満ちて往く』)の直後だったので反応にドキドキしてました😳
そういった意味でチャレンジングな作品で、描けてよかったです。
さよキスでは届くことができなかった方面に、届くような作品になっていたらうれしいな。

(2)キャラクター

もともと成人向け同人誌用につくった話でした!

もっと最初は兄×妹(兄が手を出してくれなかったので弟に変更)で、近親相姦ものでした
甘太朗はもっと無口&喜衣はもっとしっかり者だった

ジャンルでいうと女性誌なのですが、色々な「こうあるべき」も存在していると感じているため、
その中で喜衣のような外見の女の子を、特別な扱い方をせずに描けたことは自分にとってとても大きく意味のあることでした。

こういう女の子が主人公のこういう漫画が読みたいって、私がずっと思っていたから、同じ気持ちの方に届いたり、新たに出会ってもらえたらうれしい…。という気持ちがあるので今後もこういう場所で描き届けたいです。


紆余曲折あったけど

Kissで連載開始し、4話からマンガアプリPalcyに移籍しました。
誌面で読むのを楽しみにしてくださった方々、本当に申し訳ありませんでした。
執筆できない精神状態になったため、状況を良くするための選択と、その派生で10話完結&Palcy移籍が決まりました。
残り6話で終わらせることに不安はあったけど、心機一転な環境のおかげでその後の制作はとっても楽しかったです!
最終話では「あ~~もっとこの2人が描きたかった!そし惑たのしかったー!」って思えて、本当に心からうれしかったです。
今もまだうれしい。これからもうれしいって思う。


つづく。

これからも喜衣と甘太朗の話が描きたいし(成人向け描きたいです)
これからも、商業やっていきたいなって思っています。
引き続き、応援してくださるとすごくうれしいです!
いつもまっすぐに励みになっています。


2024年10月29日(Palcy無料更新の最終日!)
日々の 杏

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