仲裁する人
私はyoutubeが好きでいろいろ見ているのですが、最近チェックしているものの中にラジオ「テレフォン人生相談」の音声を画像にのせて編集している動画があります。
1つの動画におひとり、もしくはおふたり分の相談が入っている動画を聞きながら、そのかた達の悩みを自分のことに置き換えると不思議と客観的に
自分をみることができて、解決のヒントが見えることがあるのです。
時に想像を超えるお悩みを聞き、相談者さんの立場を思うと胸が痛むこともありますが、そのお悩み対する回答がまた素晴らしく感動することも多々あります。
タイトルの「仲裁する人」というのは、とある相談者の方へ回答者の方が伝えたこと一部で、それは
「ケンカの仲裁は両方から殴られてもいいと思っている人じゃないとできないし、
商売の仲裁(仲介?)は一番損をしてもいいという覚悟を持った人でないとうまくいかない。」
というものでした。
「だから(そういう覚悟がないように見える)あなたが入ると話がもっとややこしくなるから、心配する気持ちはわかるけど入らない方がいいですよ。」というアドバイスだったのですが、たくさん聞いた相談内容の中でもこの回答はとても印象的でしばらく頭に残っていました。
そしてつい最近この言葉を思い出す出来事が起ったので今回こちらに書いてみようと思ったわけです。
できるだけ客観的に書こうとは思うのですが、当事者のため感情的な表現や不快になる表現があるかもしれません。申し訳ありません。
立場としては私は仲裁される側、そしてお相手は仲裁する側のはなしです。
過去、私の家族の問題におじが仲裁に入ったことがあって、ことはそう簡単なものではなく、結局表面上おさめる際に私がおじに「お前が折れるしか解決しない」と言われ、受け入れ終了という形になりました。
しかしながらその後も同じようなことが続き、
前回おじが入っても結局私が折れることでしか解決しなかったので
私側からはおじへのアクションはなかったのですが、
私の家族のほうが相変わらずなにかある度「おじにはいってもらうぞ」と言ってくるというなんとも変な悪循環が起きていました。
過去の仲裁話は私の家族側からの相談のような話に
一代で会社を立ち上げ現在は子ども達に任せているおじが、自分は様々な修羅場を経験しているからと仲裁を引き受けた、と成行きだったようです。
仲裁に入ってもらった後に知ったことですが、おじ自身も家族間でもそこそこ激しい争いがあったらしく、結局、絶対に自分からはひかないおじに相手側が表面上折れた結果、物理的にも心理的にも少しずつ距離を取られたというところが真相のようでした。
その後もおじは相手側に言葉は悪いですが口をだし、また距離を取られるという状況に納得いっていない様子が会話の端々に見えていました。
そんなことから今回のことも、前回のことも結局おじは仲裁する立場のようで、おじ自身は私の家族側の立ち位置、そして私におじの家族を投影し、私の家族問題を通しておじ自身がこうおさめたかった、という形に持っていきたいようにしか私には感じられなくなり、私と家族、おじ夫婦で時折行っていた食事も断るようになりました。
そのような私の「距離を取る」という解決策もおじは納得いかず、怒りを買ったようです。
「家族なんだからもっと相手側の立場に立って」というもっともな正論を言われましたが、そんなことは私も重々承知の上で、だからこそ今まで折れてきたわけです。
ですが、その結果、私は心身に不調が出て(ほかの要因もありますが)専門家からもストップが入ったその状況もただ「怠けているだけ」と否定された事実があっての私の対応ですが、やはり私の家族側と同じ意見のおじは私の立場は想像できず対応にも納得いかないようでした。
子どもの頃からたくさんお世話になり、もちろん感謝しているおじです。
一代で会社を興し、頭も切れ、仕事も大変できるし、たくさんの修羅場も超え、様々なトラブルにも対処してきたのでしょう。
今も私はそんなおじをとても尊敬しています。
ただ私もそれなりの年齢になり感じたことですが、仕事ができる人、優秀で社会的地位が高い人だからといって、家族間の問題のような割り切れないウェットな感情が入り組んだことの対処が得意とは限らないわけで、自身に近いことがあって、そこに対してなにかしらのしこりがあればなおさらのこと。
本当に仲裁というのは難しいのだな、と感じるとともに今回のことに関しての私の本音は
「私の家族側の話を聞く立場にいるだけで
仲裁としては入ってほしくなかった」
でした。
おじも私のことを思ってのこととわかっていてのこの本音。
やはりどんな関係でも距離感というのがとても大切なのだと感じた出来事でした。
いろいろありましたが、自分ができることを積み重ねて毎日を大切にしたいと思ってます。
※タイトル画像に一番の本音が出てますね(汗)
毒はいちゃってごめんなさい。