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日本の入国制限から、オヤジについて考える

変化を嫌うおじさんたちのせいで日本が変わらないという話を最近よく聞きます。

日本のクーポンバラマキコロナ政策や「ビジネス最優先」の入国制限の仕方を見ていると、つい考えてしまうテーマです。

ちなみにシリコンバレーのベンチャーキャピタリストが日本に投資しない(出来ない)理由は「オヤジ」だそうです。意思決定する立場にあるのが若者でも女性でも外国人でもなく「オヤジ」で、そのオヤジたちが「現状維持」に最大の関心を持ってるので、投資に至らないそうです。

ここ、デンマークの政治家は現状維持を好み、既得権益を守ろうとする日本の政治家とは圧倒的な差があります。

2週間前、4年に一度のデンマーク市長を選ぶ選挙が終わりました。こちらでは投票率80%ほど、日本よりもずっと選挙が身近にあります。
今回は女性が当選しました。2017年には24歳・史上最年少の女性市長が当選した市もあります。
首相のフレデリクセンさんも44歳子育て中の女性。政治家の約半数が女性で、意思決定ができる立場にも就いています。

またデンマークの地方議員は、基本的にボランティアです。北欧の地方議会はだいたい無報酬です(国会議員はフルタイムの有給)。議会に出て支給される日当は年間10万クローネ(173万円)に届かないくらいだそうです。
基本的に本業との兼職なので、地方議員になると忙しくなります。よほど「地域を良くしたい」という思いがないと、立候補には至りません。それでも市の職員や学校の先生、弁護士、ソーシャルワーカーなど多様な人たちが立候補します。
このようなシステムなので選挙違反や買収はほとんどほとんどなく、透明性が高いのです。デンマークはトランスペアレンシー・インターナショナル(TI)「腐敗認識指数」の「腐敗が最も少ない国」ランキングで1位です。
いくら税金が高く、政治家がその使い道を決めていても、政治家や彼らの決定を信頼しているから不満だと思わないようです。
どうでしょう?これなら進んで政治に参加したくなりませんか?

日本でオヤジでなく若い女性が首相になる日、何百年後に来るのでしょうか🥺

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