後輩の誕生日
今日は後輩の誕生日だった。静電気防止ブレスレット兼へアゴムと、猫と犬をモチーフにしたティーバッグをあげた。
実は後輩にプレゼントを贈るのは初めてだ。だから相当迷った。雑貨屋でうろうろしながら、プレゼントの選択肢を絞りこむために、後輩に関する情報を総動員した。
実は後輩との関係は発展途上である。彼女は広く浅く話すタイプで、それほどおしゃべりが苦痛ではないと思う。ただ、初対面の人にぐいぐい行くタイプでもない。コミュニケーションの型は、私と似ているかもしれない。1つのテーマに対して突き詰めて話すタイプ。あまり話題が分散しない。
私の方はというと、雑談が極端に苦手で、話すことにあまり価値を置いていない。必要な会話に抵抗はないけれど、合間合間の微妙な会話が苦手である。だから、後輩との会話は元々かなり少なかった。
けれども、ここ1~2年で少しづつ話すようになった。コロナ禍が関係しているのかそうでないのか、よくわからない。そんなこんなで、彼女の情報はかなり限られている。
静電気と紅茶
1年位前に、彼女が謎のスプレーを体に振りかけている所に遭遇した。話を聞くと、それは静電気防止スプレーだった。私はその存在を知らなくて、めちゃくちゃ驚いた記憶がある。でも、静電気防止ブレスレットの存在を知っていた。
彼女は逆にブレスレットの存在を知らなかったので、その時教えてあげた記憶がある。
この記憶があったので、もしかしてもう買ってるかもなと思いながら、静電気防止ブレスレットを雑貨屋で購入した。
それから、彼女は紅茶が好きだ。好きというか、コーヒーが飲めないので嗜好品が必然的にそうなる、という方が正しいのかもしれない。
何やらコーヒーを飲むと心臓にくるらしい。けれども、付き合いの場とかでコーヒーを断れない場面もあるだろうし(そういう場面を実際見たこともある)、中々大変だなと思った。
後輩の謎の一面
そんなこんなでブレスレットとティーバッグをプレゼントするに至る。静電気や紅茶のことを覚えててくれてありがとう、と喜んでもらえた。
私は無難なプレゼントを選ぶのが苦手だから、こういう方法を取らざるを得ないだけなのだけど、喜んでもらえてよかった。ちなみにブレスレットは既に入手済みだったけど、あげたのは別の種類のものだったので、普通に喜んでもらえた。
こうして何とかプレゼントを成功させたのだが、その後の後輩がそわそわしていて様子がおかしかった。話を聞くと、手帳をなくしたようで、めちゃくちゃ探し回っていた。
私が帰宅する頃、後輩からラインが入っていて、手帳は、家のベッドと壁の隙間に落ちていたらしい。よく見つけたな。というか何でそんなところに?手帳がベッドと壁の隙間に落ちるシチュエーションが想像できない。まだまだ後輩については知らないことが多い。とにかく誕生日おめでとう。