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京都へ行こう❣【276】

今回は、ニトリホールディングスが所有する『對龍山荘庭園』に行って来ました。
これまで非公開でしたが、この秋より一般公開されています。

【アクセス】
地下鉄東西線『蹴上駅』下車。徒歩約7分。
ブルーボトルコーヒー 京都カフェからは、
徒歩1分。

表門

對龍山荘(たいりゅうさんそう)

入口に係の方が立っておられます。

10月31日撮影

入場料は2000円。(現金のみ)
受付でパンフレットと順路マップをもらい、
いざ庭園へ。自分のペースで自由に見れます。

※予約の必要はありませんが、ホームページで
開園日カレンダーを必ず確認して下さい。
定休日や満員御礼(←催事のある日)で、見学の出来ない日があります。

こちらが庭園の入口。

腰掛待合

腰掛待合から『一方通行』になります。
順路マップを渡された時に、通路が狭いので
『一方通行』と聞いていましたが…。
うっかりやらかしました。

大滝

いきなり絶景✧*。
昭和63年に【国の名勝】に指定されています。
大滝が見えてテンションが上がり、もっと近くで撮りたくなり移動しました。

順路とは逆に進んでいると係の方に注意され、慌ててマップを見ます。ほんまや〜💦
マップを片手に持ちながら、気を取り直して
庭園を時計まわりに進みます。

このあたりは、春になるとツツジが咲きます。
(クルメツツジとキリシマツツジ)

立入禁止の場所には、石が置かれています。

中島(亀島)

中島(亀島)にも、サツキやツツジが植えられています。
※サツキとツツジ(5月後半~6月前半)

立派な赤松。通る時には注意が必要。
松のエリアを進みます。

階段
中島(亀島)

こちらにも、立ち入り禁止の石。
遣水(やりみず)は、琵琶湖疏水から引かれています。

書院(對龍台)

来賓のおもてなしに舟を使われていたのかな?
舟に乗って庭園を楽しめるって贅沢ですね✧*。

今回は、この舟をトップ写真にしています。
(ちょっと違うバージョン)

敷石

水車小屋

藤棚

係の方に藤棚の写真を見せてもらうと、
垂れ下がらないタイプの『のぼり藤』でした。
珍しいので、藤が咲く季節はおすすめです。
※藤(4月後半~5月前半)

このエリアでは、5000本ものハナショウブや
ハンゲショウ、ソメイヨシノ、枝垂れ桜などが
楽しめます。
※枝垂れ桜(3月後半~4月前半)
※ソメイヨシノ(3月後半~4月前半)
※ハナショウブ(5月後半~6月)
※ハンゲショウ(6月後半~7月前半)

芝生広場

芝生広場は立入禁止。
奥には、あじさいや梅の木があります。
※あじさい(6月)
※梅(2月後半~3月前半)

四阿(あずまや)

四阿も立入禁止。残念ながら座れません。

庭園内に1か所だけ『相互通路』があります。ちょうど庭師さんがお手入れ中でした。
このあたりは、ドウダンツツジのエリア。

2周目に撮影

今回、私は庭園を2周しています。
1周目は、ほぼ無人だったのでひたすら撮影。
ガイドさんの説明を参考に、2周目は自分の目で見てまわり、気になる所だけ撮影。
2周目は『相互通路』も通れました。

十三重石塔

石塔のまわりは、モミジが植えられています。

飛び石

この庭園には『飛び石』が何ヶ所もあります。

小さな滝組み

お隣にある『金地院』より遣水(やりみず)が引かれています。(琵琶湖疏水)
流れ始めの部分は、滝組みになっています。

お約束のリフレクション✧*。

聚遠亭(じゅおんてい)

視点石があるあたり

遣水の両端には、サツキやツツジが植えられています。係の人が、『視点石』があると教えてくれたので、その横にある橋の上から、360度お庭を見渡しました。
※動画での撮影は禁止されています。

縦バージョンが好き♡

視点石は『ここから見ると美しい』という場所に置かれていて、七代目 小川治兵衛の庭園に
よく見られます。
また、遣水も場所によって水音が異なるように工夫されています。

リンドウ

蛇籠(じゃかご)

遣水の護岸には、竹で編んだ籠に石が詰められた『蛇籠(じゃかご)』が使われています。
今までいろんな庭園を見て来ましたが、この
演出は初めてです。

トクサ

飛び石の大きさや置き方にも工夫が見られます。トクサがアクセント✧*。

凄い角度の赤松

流れ蹲踞(つくばい)

遣水の流れの中に『蹲踞(つくばい)』が置かれています。こちらも珍しい。

茶室の前あたりにあります。

茶室

大滝と水車小屋と舟。欲張りバージョン✧*。

大滝

池にはたくさんの錦鯉が泳いでいます。

書院(對龍台)

對龍台の下に、小さな滝があります。
大滝を見ながら『水音』が感じられるように
計算されています。

飛び石の途中で振り返って撮影。

飛び石の奥にある『石垣』にも注目!

チャート

滋賀県の『守山石』を使用しています。
チャートと呼ばれる縞模様が特徴。
美しく、割れにくく、摩耗に強いため、庭石として人気があります。

いかがでしたか?
約1800坪の広大な敷地には、七代目小川治兵衛(植治)のこだわりがいっぱい詰まった庭園と数寄屋造りの建物が見事に調和していました。東山を借景として取り込んだ景観も圧巻です。

建物の説明を最後に少しだけ。
對龍山荘は、薩摩出身の実業家・伊集院兼常の別荘として建てられ、これを呉服商・市田弥一郎が譲り受けて、明治34年より手を加え、明治38年に現在の全景が完成しています。

現在は、『お値段以上ニトリ』でお馴染みの
ニトリホールディングスが所有。
作庭が七代目 小川治兵衛だったので飛び付きました。入場料が高いので、お花が綺麗な時期をおすすめします。

※小川治兵衛は『無鄰菴』『平安神宮の神苑』なども作庭しています。どちらもおすすめ❣

無鄰菴(むりんあん)

平安神宮の神苑

最後までお読み下さりありがとうございます❣