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祝❣文化財登録 万博記念公園の日本庭園

今回は、2024年10月11日に【国登録名勝】に指定された『万博記念公園 日本庭園』に行って来ました。

太陽の塔

11月19日撮影

今回のメインは、こちらの日本庭園。
ちょうど『紅葉まつり』が開催されていました。(11月2日〜12月1日まで)

心字池(しんじいけ)

『心』という文字を形にした雄大な池です。

築山を背景に、心字池、石組み、多くの名木、
雪見灯籠などが鑑賞出来る『池泉回遊式庭園』です。

名木 クロマツ

このクロマツは、福岡県久留米市から移植されています。

雪見灯籠

蓮池

この辺りに『切石の石組み』があったようなのですが、ぐるっと一周しなかったので見落としました。

逆光ですがお気に入りの1枚

つつじケ丘

春になると、多彩なツツジが咲き誇るエリア。
今回は休憩スペースを利用して、撮影を楽しみました。

クルメツツジの園芸品のほか、ヒラドツツジ、サツキなど多種類のツツジを郡植。
『ツツジの名所』となるように作庭されています。

休憩スペース

別のエリアへ移動中。
案内板は出ていますが、わかりにくいので、
日本庭園の地図や写真入りのパンフレットを
作って欲しいなぁ。

ツワブキ
芝の築山

反対側を見ると、太陽の塔と観覧車が借景!

日本庭園茶室『汎庵』『万里庵』

11月2日〜12月1日まで特別公開されています。

万国博覧会の会期中は、国内外からのVIP訪問者用の接客施設でした。
2棟の茶室は、【人間国宝】中村外ニ氏が設計しています。

汎庵

この茶室は流派を問わず利用できることから、
汎用の『汎』を引用して『汎庵』と名付けられました。掲額は当時の内閣総理大臣・佐藤栄作氏の直筆です。

万里庵

この茶室は、万博と千里の一文字を取って
『万里庵』と名付けられました。
掲額の『万』は表千家の家元『千宗佐』、
『里』は裏千家の家元『千宗室』の直筆です。

水琴窟

水琴窟は、つくばいの前に逆さに埋めた素焼きのカメ底に溜まっている水面に、つくばいから落ちた水滴音が反響して琴の音色を出します。

綺麗な音色✧*。

茶庭には紅葉を多植し、野点ができるスペースも設けられています。
苔とツワブキが綺麗なお庭✧*。

万里庵
汎庵

汎庵では、季節の和菓子と抹茶が頂けます。
お点前の作法もわからないし、時間もないし、今回はパス。
素敵な丸窓がチラッと見えたのですが、写真を撮れる雰囲気でもなかったので諦めました。

汎庵のつくばい

つくばいから流れ出る水は、『曲水の宴』も
楽しめる小流となっています。

千里庵の枯山水

反対側から撮ると、自分の影が邪魔になるので逆光にも負けず撮影。眩しい(笑)

禅院の方丈をかたどった千里庵にある枯山水の庭です。

竹林の小径

ツワブキと竹林

博覧会前の千里丘陵の原型を再現しています。

深山の泉(みやまのいずみ)

立石や洲浜によって『海』を表現。
石を敷き詰めた洲浜がある事で、より美しく
魅せています。←京都仙洞御所にも同じような洲浜があります。

この絶景を前にベンチに座り、読書を楽しんでいる方がいらっしゃいました。

木漏れ日の滝

こちらも絶景✧*。
中根金作が作庭しています。
二段落ちの滝を中心に、3つの小滝で構成。

中根金作推しの私は、この滝を見るために
万博記念公園に来ています。

松の洲浜

枯山水の原型となった景色です。

『洲浜』は、水際を美しく魅せる技法。
(京都の桂離宮にも『洲浜』があります)
このエリアだけ、たくさんのカラスがいました。

一周して戻ってきたら、すっかり夕方。
この日は万博記念公園に到着したのが2時頃。帰りが5時なので、3時間近く歩きました。

カーズみたいなキッチンカー

個人的には太陽の塔の内部見学もおすすめ。
しれっと過去記事も貼り付けておきます。↓

最後までお読み下さりありがとうございます❣