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日常の儚さに思いをはせた、2024年の始まり
遅ればせながら、皆さま、明けましておめでとうございます。
まずは、皆さんがご無事であることを心からお祈りしています。
私は、地震や津波の地域からは離れたところにいたのですが、朝に「明けましておめでとう!」と言い合った友人たちから、夕方には「地震大丈夫?」と次々にLINEが。何事かと思ってテレビをつけて、初めて災害に気がついたのでした。
けれど、連絡をくれた友人たちは、日本海側に住む人ばかり。彼らの方が怖い思いをしているだろうに、とテレビを見ながら泣きたくなりました。
また、年末に自分が飛行機を利用していたこともあって、飛行機事故の映像も、かなりショッキングなものでした。
そして、私の心がさらに痛くなったのは、私の周りではあくまでも平和な日常が繰り広げられていたためでした。
年末年始、私は家族と一緒に、大好きな横浜に足を運んでいました。年末らしい穏やかな空気の流れる元町のショッピングストリート、新しい年に向けて華やいでいる元町・中華街、都会の真ん中でゆったりと星空を眺められるプラネタリウム、新年を迎えた街が一体となって輝くみなとみらいのヨルノヨ。
ありがたいほどに美しい光景に嘆息しながらも、私の心はずっとざわついていました。この瞬間も、苦しんでいる人がいるのに……。
その暗い気持ちが変わったのは、ヨルノヨを見ようと、赤レンガ倉庫から大さん橋に向かった時のことでした。
大さん橋は、同じように光のショーを見ようと集まった人たちで溢れていました。
夜だというのに子どもたちも大勢いて、橋の上に映し出された光と戯れていました。誰と誰が兄弟なのか、友達同士なのかも分からないくらいに入り交じって一緒に駆け回っていたのです。
遊具やゲーム機がなくても、こんなに楽しそうな顔をするんだな、と私は何だか嬉しくなりました。まるで、中庭でバレーボールで遊んでいた、中学生の頃の自分を見ているようでした。
クラスも部活も関係なく、ただ目の前の子と一緒に楽しんでいた、あの頃。
嬉しくてたまらないというように声をあげながら走り回る子どもたちを周りで眺める大人たちも楽しそうで、平和を絵に描いたような景色を見ながら、私は思いました。
本当に、これだけでいい。
地球上に、こんな景色だけがあればいい。
戦争はいらない。
災害もいらない。
病気もいらない。
子どもも、大人も、泣かなくていい世界がいい。
自分の目標とか、自分のやりたいこととか、自分の不安とか、そんなことよりも、この平和を守ること、作り出すことの方が私には大切なことのように思いました。
でも、年末に家族が危篤状態になったという話を知り合いから聞いたり、今も続く地震の影響で怖い思いをしている人がいたり……、平和な日常を守ることの難しさも感じます。
それでも、私は、この平和を守りたい。日常を失う前に、日常をちゃんと味わいたい。愛したい。
2022年の新年のnoteと比べると、何だかとりとめのない記事になってしまいましたが、これが、2024年の私の思いです。
今年は、個人的に経験したいことも、書きたいことも本当に沢山あります。
少しでも、平和や優しさ、幸せを皆さんに届けられるように、楽しく書き続けます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
▼懐かしかったので、2022年の記事を。
この頃と比べると、行動力は上がったように思います。理想を掲げるのって、やはりそれなりに意味があるのかもしれません。
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