ないとしてたものをあるとする
数年前に帰省した際、出身の大阪府羽曳野市が堺市の古墳群とともに世界遺産登録を目指してることを知って、
そんなん、絶対ありえへん!
と思ってた自分が恥ずかしい。
先月本当に世界遺産登録された。
あんなに何もないところ。
田んぼと確かにこんもりした森(古墳)はいくつかある。
あるけど、何もないところ。
自分がないとしているものは本当に何もないのか?
ないとしていたものをあると知る、
本当はあるものをあると認めることでこれまで思いもかけなかった可能性が開いていく。
いやいや私には何もない、と誰が決めたんだろう?
いやいや私こんなにあります、と誰が決められるのだろう。
あると自分が認めらたらどんな可能性が開けるだろう。
登録申請時からまるですでに当然登録されるものと、その稀有な価値を歓び、経営、商品開発されてこられた地元のお菓子屋さん、フラワー、代表の植松さん。
妥協許さない職人さんでありながらいつもあらゆる探求にワクワク楽しそう。
去年展示会で通訳のお手伝いをさせて頂いた時もそのあり方はアゼルバイジャン人相手でもまさに稀有なる軽やかさ。
世界遺産登録された峰塚古墳前に本社工場本店を移動されたのは私が大学生の頃、20年以上前。当時のこの地では突飛にオシャレな存在だった。
その頃からヤマトタケルくんサブレや峰塚餅が販売されていて、今は古市古墳群ケーキ(上の写真)や古墳カレーが明るい開放感あるカフェで頂ける。
材料の果物や野菜も植松さんと社員の皆さんが畑で作られてる。
私たちの多くは、
私、存在としてこんな唯一無二の価値を持ってます、
ともうちょっと堂々と、
こんなことがしたい、とか
そしてだからこんなことができる、とか
たとえそれが今すぐにはその形では理解を得られないものだとしても、
出してみる、
をもっとしてもいいのかもしれない。
認められてからしか出さない、
認められたから出す、
より
自分が価値を感じるものを
ここにある、
こんなにある、と堂々と出す。
例え変態的に思われたとしても、
変態万歳!
自分という存在を祝福しながら生きることを歓べる人は
やっぱりかっこいい。
以下はいつも陽気な植松さんからのメッセージ。http://www.cf-flour.jp
(東京にも三軒茶屋駅前に4点限定販売のお店があります)
野で羽を曳きながら(これが羽曳野市)、白鳥(羽曳野市白鳥という地名)になったヤマトタケル。
白鳥の隣町が2万年前に石器を加工していた翠鳥園。
店の北側道路が大阪発の日本遺産、竹内街道。
そして、西側目の前が大阪発の世界遺産となった峰ケ塚古墳。
店内にウォーキングマップも置いてます。
観光気分で堺市、本格マニア気分で羽曳野市にどうぞお越しくださーい。