花火が好き
大阪にいた頃は毎年8/1に行われるPL花火大会に何を置いても必ず観に行った。
炎天下のまだ日が高い頃から場所取りをする。
出来るだけ花火に近いところへ。
アスファルトにまだ生温さが残る中、日が沈んでいく頃胸の高鳴りがピークになる。
一年間ずっと待ってた瞬間がもうすぐ始まる。
好きすぎて花火師になろうと思ったこともある。
一年間とんでもない刹那のためにおそろしく地道な準備と修行を重ねてその時を祈るように迎える。
甘い世界じゃない。
それまでの膨大な時間と試行錯誤と鍛錬が刹那に表現されるものに魅かれる。
表現される瞬間からもうやり直しが効かないはかないもの。
自然や環境、自分ではコントロールしきれないものまでをも表現の一部として調和させる圧倒的なもの。
ずっと心に脈を打ち続けるもの。
ロンドンにいた頃、fireworksはたいてい冬のもので
あったかいmulled wineを両手に包んで息を白くさせながら見るものだった。
これで終わり?というくらい、確かに寒いけどあっけなくて寂しかった。
日本の花火の下から上から中から外から体を貫くような振動と胸の高鳴りをとても恋しく誇らしく思った。
年々、天候の問題に加え、資金繰りの問題で花火大会の中止が増えている。
適切な享受方法と対価の仕組みが実現され、
どうか日本の花火文化がこれからも続きますように。
大切な人と心を震わせ続けられますように。
※↓こちらのyoutubeは花火を観に来る外国人を増やしこの文化を守る活動のため作られました。
共感頂ける方、シェアなど嬉しいです。
https://youtu.be/fRBW5WLhJvM