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変わった、とか 変わってない、とか

#10yearchallenge
というのが流行っているらしい。
現在と10年前の自分の写真を比べて、
変わった、とか
変わってない、とか。

一昨年、スチュワーデス時代(CAと呼ぶ世代ではない)の同窓会が初めて、
それこそ入社以来20年ぶりにあった。

よくある、
「やぁん、〇〇ちゃん、全然変わってな〜い!!」
という言葉を互いに連発したけれど、
これは半分本当で半分ウソで。 
だって、22才と42才は全然ちゃうで! 

でも本当は見えてるはずの
シミやシワと肌のたるみが霞むくらい、
みんな確かにある意味、変わってない。

昨日、15年間借りていた本を15年ぶりに会った友人に返すことができた。

Patrice Julienの「物語の主人公になる」という本。

当時初めての子育てに奮闘していた友人と、
ロンドンに行ってかつ自分のことで悩んでいた自分と。
この本を借りることになった経緯は覚えてないけれど、
自分の人生の舵を100%は取りきれない、ということを違う方法で体験し、
取りたい、と思っていたんだろう。 

今彼女とは、
あらゆる人がそのままの価値を
活かし活かされあい、
その人らしさを表現できるプラットフォームを創る話をしている。
抗わずに流れる水が一番強いことをお互い別々の15年の間によく学んだのだ。

20年前と変わらなく「見える」のは、
変わらない何かを見ているからで、
変わらない何かを自分に見たいから。 
変わって「見える」のは、
変わりたい自分を見ている。

過去現在未来も、ずっとそこには本来の流れがある。
下流の水に上流の水が出会った時にあなたと私は違う、
と言えないように、
何よりも強くお互いのおかげさまで今ここの私がある。 

変わったね!と言われても、
変わってないね!と言われても、
時によって、人によって、
むっとしたり、
喜んだりする私もいるけれど。

変わらない自分も
変わっていく自分もどちらもが
愛おしく今の私を応援してくれてるから、
私はどちらの自分にも大事に応えていきたい。

そして、そうなっている。

#上善如水 #そうなっている #大円鏡智

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