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実家がなくなると言う事。

2019年3月12日に父が亡くなり
3月20日に予定通り実家を解体した。
家は父が建てたが、土地は借地だった。
母は有料老人ホームへ、本当は父も一緒に入居予定だったが
1ヶ月前に倒れて入院した。

「家に戻りたい」と言っていた父の願いは
ギリギリ間に合った。
ギリギリ過ぎたけれど。
実家の解体の見積もりを頼んでも2018年内だと
目が飛び出るくらい高かった。
地震で、あちこち工事が始まっていて人が足りないと言う話だった。
(北海道胆振東部地震
2018年9月6日に日本の北海道胆振地方中東部を震源に発生したM6.7、最大震度7の大地震)
出来れば2018年内で自宅に戻りたかったが、100万違うと考えも変わり2019年の3月末まで待っていた。
それで父も自宅に戻れた。

50年前くらいに妹が生まれた時に建てた家らしいので、古民家になっていた。
回りの家は、立て替えたりしているので
我が実家だけが「昭和」の香りを醸し出していた。

父が亡くなり、葬儀場に行く前の日
念願の自宅に戻った。
翌日は、葬儀場で通夜と葬式を済ませた。
実家を解体するので、仏壇も処分していたのでお骨はお寺に預かってもらった。
納骨するまでお願いした。

その後、本格的に片付けに入った。

あっと言う間に解体された実家。
2日もかからなかった。
私が3歳から18歳まで住んでいた家だった。
良い思い出なんて片手に余るけど、やはり実家が無くなると寂しい。
帰省しても帰る場所がない。
これは予想以上に辛い出来事だった。
実家あっての帰省なんだな。
そう思える出来事だった。



















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