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感情のハードル
ヨルシカFC限定のラジオ配信、ツアー後恒例のお楽しみ✨
suisさんとn-bunaさんのいつもの通り2人らしい表現に満ちた、ちょっとズレつつも楽しい仲良しトーク。
今回特に印象的に残って、いろいろ考える材料となった話。
Suisさんは感動へ導かれる作品に出合うと、とにかくすぐに泣いてしまう。それに対してn-bunaさんが「感情のハードルが低いほうが人生幸せだ」と。
僕は昔は泣くことほとんどないn-bunaさん的人間だったのに、最近やたらと泣くことが多いなあと。
何で昔は泣かなかったんだろう?と考えると、つらいことや厳しいことに直面したときに感情に蓋をするか、その状況に気持ちを麻痺させていたからなのかと。とにかく客観視して自分事にしない、というのもあったかも。
自分の感情のハードルが下がった、一気に感情の入れ物の底が浅くなったのはだいたい一年ぐらい前の話で、とある楽曲を聞いて自分でも驚くほど、今まで泣かなかった分の涙が全部出たんじゃないかぐらいの勢いで泣いてからかなあ。
歳を取ると涙腺が弱くなる、というけれど、僕の場合は徐々に、ではなく瞬間的に、突発的に涙腺がぶっ壊れた。
その後修復しても壊れ、直りきる前にまた壊れ、の繰り返し。
悲しい、つらい、という涙ももちろんあったが、今まで体験してこなかったのは美しさを感じたときの涙。
美しさ。
絵画や、音楽、文学など芸術の分野で感じることはもちろん、それぞれの立場環境で、力の限り日々より良く生活しようとしている人の姿も美しい。
幸せなことに、僕は美しい物や美しい人に恵まれているようだ。
気が付いてよかった。