推しの話

推し遍歴を書き連ねるだけ。グダグダな上に無駄に長い。6000字以上ある。

自分がオタクになったのが一体いつだったのか全然覚えていない。オタクはオタクになる前の記憶がないみたいな話があるが、私はメインジャンルが切り替わるたびに記憶を失うタイプの難儀なオタクなので別ジャンルにハマってた以前の自分と記憶の同期ができない。致命的なバグだなこれ。

オタク人生の始まり

しょっぱなから壮大な題にしちゃった。
そもそも最初に一つのジャンルに没頭したのは小学3年生か4年生の頃だったように思う。父親がブックオフで山のように買ってきていた文庫本をひたすら読みあさっていた記憶がある。
その時期の父親は赤川次郎に入れ込んでいたらしく、三姉妹探偵団、三毛猫ホームズ、セーラー服と機関銃などかなりの数の赤川作品が家に鎮座していた。100冊は読んだと思う。あの頃の自分活字に飢えてたんだろうな〜。
父親は自分が買ってきた小説をうら若き小学生の娘が読むと知っていたのか知らなかったのかわからないがとりたててR18表現への規制をしなかったの今思うとどうなんだろう。エグいエロ本とかAVとかで未知との遭遇を果たすよりか良かったのかもしれない。たぶん。グロもそんなでもなかった気がする。覚えてないけど。どうせその頃流行ってたの山田悠介とかだから遅かれ早かれグロ描写には触れただろうしな。親指さがしとか超懐かしい。
実際のところこの時期赤川次郎を読みまくっていたのは自分の趣味との合致というより単に家にある読み物がそれくらいしかなかったと言うほうが正しいのでこれがオタク自我の芽生えかという違う気がする。1人の作家の本を延々と読んでいられる時点でオタク気質だな〜とは思うけど。何に好きかよりジャンルをどんな風に好きになるかでオタクを定義しているタイプなので私はもう生まれつきオタク気質だったんだろう多分。もうそういうことにする。

「パスワード」シリーズ

そのあとにハマったのは青い鳥文庫の「パスワード」シリーズだったはず。これは小学5〜6年生の頃。学校に行けば図書室で読めるのにわざわざ親にねだって(ブックオフだけど)買ってもらったのだからそうとう心奪われていたのだろう過去の自分は。
「黒魔女さんが通る!!」「名探偵夢水清志郎事件ノート」「若おかみは小学生!」あたりで懐かし〜!ってなったら私と同世代です。ハイタッチしよう。「ダレン・シャン」も「怪談レストラン」もきっと同世代。
今でもパズルやら謎解きやら好きなのはこのシリーズのおかげ。あの類は数をこなすとパターンが理解できてだいたい解けるから楽しい。今少し調べたらまだ新刊出てるみたいで大人買いしたくなっちゃった。甥とか姪ができたら買い与えたい。完全なエゴ。

ポルノグラフィティ

私の音楽の趣味を形作ったのは完全にポルノ。サウダージシスタージョバイロ最高じゃん?小学生のあの日青リンゴ赤リンゴのアルバム貸してくれた友達マジでサンキュー。ポルノの曲はイメソンにしたくなるのがいっぱいあるのもオタクからすると最高。ほんわか天然一途ちゃんとそれに絆されて丸くなっちゃうさんの平和な組み合わせがお好きな方は「ラビュー・ラビュー」をどうぞ。メリバ、バドエンがお好きな方は「カルマの坂」をどうぞ。色々ご縁があって2019年3月のさいたまスーパーアリーナのチケット譲ってもらってライブ行ったんだけどやっぱ魂に刻まれてる曲を生歌生バンドで聴くの最高すぎる。最高しか言えてない。語彙。

AKB48と嵐

その次にハマったのがその時期一番勢いがあったAKB48。と嵐。ミーハーだな自分。ちなみにAKBの推しはまゆゆで嵐はニノ担だった。
ハマっていたのが小〜中学生だったこともあって完全にお茶の間ファンだった。嵐はアルバム聞いたり冠番組見るくらいというすこぶる健全かつお財布に優しいハマり方をしたもののAKBのほうは月3000円のお小遣いで写真集やらCDやらをかなり買い込んでいたのでこのあたりから散財オタクの気がある。
昔から今まで推し関連の散財は反省はすれども後悔しないスタンスを貫いているものの、この時期の散財には一応罪悪感を感じていたらしくAKBグッズは棚のだいぶ奥の方に仕舞われていた。でも絶対母親にはバレてたと思う。いつの間にか売っぱらわれてたし。
AKBの方は2009〜2012年くらい、嵐は2011〜2014年くらいにハマってたと思われる。リアルタイムで買ってたアルバムとかを見る限り。自分の記憶があてにならなすぎるので物に頼らざるを得ない。頑張れ海馬。

Hey!Say!JUMP

そのあとはHey!Say!JUMPにハマった。2011〜2014年半ばくらい。有岡くんが好き。有岡くんの歌声めっちゃ優しくて可愛らしいから一回聞いて。ゴリゴリのお茶の間。ここらへんで自分はかっこいい系よりかわいい系の子が好みであることに気づく。曲は情熱JUMPが好き。好きだったんだけど曲の途中で女の人の声がするって噂聞いてからしばらく封印してた。かわいいなあの頃の自分。

おそ松さん

そのあとはおそ松さんにハマって同人誌を初めて買ったりした。2015年あたり。ここで怖い話します。この同人誌(R15)ベタにベッドに隠してたんですけどいつの間にか行方不明なんですよね。どこいったんだろうね。考えないようにしようね。ちなみにおそカラ。
もっと怖いこと言うか〜、おそ松さん1話しかアニメ見てない。お前マジか。これ完全に黒歴史だな。ここに埋めとこ。二度と掘り返さん。

ファッショナブルイースターと手下

あとは2015年初演のファッショナブルイースターにハマって流れるように同年の手下に沼って現地デビュー(1人で推しが見たくてTDS行った)。セイリングビュッフェ満席で推しは拝めなかった。ドンマイ。ファッショイの推しはP.A.オーシャン・シーマリンで手下の推しはエイトフットです。この2人が好きな人はシン・ゴジラ見てね。

あんさんぶるスターズ!

あんスタ!は現在進行形でちゃぽちゃぽしてる沼。「咆哮★夜空のロッキンスター」からリアタイでイベントを走った記憶があるので多分2016年10月あたりからやってたはず。推しはKnightsの年上3人と夏目くん。あんスタ!の絵のねこちゃんっぽい子が好きなんだな。ソシャゲ課金デビューとライブデビューがここ。課金は怖いね……。
あんスタ!はアイドルを媒介にした神様と人間と政治のお話。アイドルとは一体。
私が偶像(アイドルとか)を人間が都合よく神格化して消費することへの疑問みたいな話を定期的にするのはここが発端。
あんスタ!!はまだメインストが全部公開されたところだからなんの話?と聞かれても何とも言いかねるけどあんスタ!よりアイドルの話になるのかな、とは思う。
あんスタ!!における「アイドルってなんだ?」の問いは「人生ってなんだ?」みたいなアバウトさなのでこれじゃ答えになってないけど。よりアイドルと、アイドルがアイドルでいるために必要不可欠なファンにフォーカスを当てた話になるのかな〜とは思う。メインストが今までよりだいぶアイドルたちのいる内側だけじゃなくてファンがいる外側にも向いてる印象があったので。
あんスタ!はいろんな個性を持った子たちがアイドルとして生きていくことを決意するまでのお話で、あんスタ!!はアイドルとして生きるって決めた彼らがファンとどう向き合うのかって話になる……のかな〜ひひひ先生どうなんですか。

その他色々

その後は2019年にある映画を見るまではあんスタ!に浸かりながら色んなジャンルをライトに楽しんでいた。
おっさんずラブ(2018〜2019)、アンナチュラル (2018)、グレイテスト・ショーマン(2018)などなど。
劇団四季を見に行ったりもした。やっぱりミュージカルは最高。最高のクオリティでそこそこのお値段するからそうホイホイと行けるものじゃないけど。
ジャンルをと言えるのかよくわからないけど映画を定期的に見に行ったり美術館に月3で行く時期があったりした。映画も芸術も造詣は深くない。なんなら浅い。
あと美的センスもあんまないのですごい絵を見てもよくわからない。今考えるとなんでこいつ美術館行ってたんだって感じだな。美的センスがないからそういうものに憧れがあるんだろう。とくにセンスが磨かれたとは思わないけど美術館とか映画館への敷居が下がったのはよかったと思う。楽しめるものは多い方がいいし。ミュージアムショップは好き。いらんポストカードとか買っちゃうよね。
TDLのボン・ヴォヤージュが好きな人はミュージアムショップも好き。そういう人はフライングタイガーもきっと好き。私は好き。拳銃の形したミルクフォーマーとか買っちゃう。一回も使ってない。でも超かわいい。
映画も全然詳しくない。だから映画通って訳じゃないんだけど、みんながひとところで同じものを鑑賞しているっていうこと自体が好きなのかもしれない。あと同じ作品を見た人の感想を聞くのが好き。

ボヘミアン ・ラプソディとQueen

2018~2019年にかけて大ヒットした映画「ボヘミアン ・ラプソディ」からQueenにどハマりした。映画自体も20回は映画館で見た。
まだ見てない人いたらそのうち金曜ロードショーとかでやるだろうからそのときにでも見て、いい映画なので。
兎にも角にも曲がいい。
あと最後のライブエイドのシーンが最高。
その上ロジャーテイラー役のベンハーディがたいそう可愛い。まあロジャーテイラー本人が世界の美の結晶と言っても過言ではない麗しさなんですけど(謎マウント)。
ついでに言えばブライアンメイ役のグウィリムリーまじで本人と激似すぎて一周回って笑える。映画の最後に若かりし頃のQueenの写真が出るんだけどグウィリムリ―とブライアンメイ区別つかないから。いやマジで。
映画に登場したバンド、Queenの最高ポイントをざっくり説明するとまず強烈な個性のぶつかりあい。全員がヒットソングを書いたことからもわかる通り揃いも揃って才能豊かでなかなかに我が強い。上にそれぞれ割と難儀な人間だと思う。得てして天才とはそういうものなのかもしれない。知らんけど。
加えて全員頭がいい。ボーカル担当フレディマーキュリーは美大卒、ドラム担当ロジャーテイラーは元々歯科専攻で歯を見るのにうんざりして大学入り直して生物学の理学士号を取得。ベース担当ジョンディーコンは電子工学専攻でロンドン大学チェルシーカレッジを首席卒業、名誉学位をもらったりしてる。極め付けはギター担当ブライアンメイでロンドン大学インペリアルカレッジで宇宙工学を専攻、国のロケットプロジェクトにお呼ばれするくらいガチ。その後バンド活動のため研究を中断するも2007年、35年越しに博士号を取得。要はインテリ集団。バンドの知能指数がチートレベル。頭がいい人オタクみんな好きでしょ(偏見)。
ちなみにここが今までで一番散財したジャンルだと思う。50万くらい?途中で数えることを放棄した。
自分でも現在アラセブのおじいちゃんたちを推すとは思わなんだ。
2020年1月のさいたまスーパーアリーナのライブも行った。2日行ったんだけど1日目は「実在する……」で思考が停止してライブの記憶が一切ないので2日目あってよかった。できるだけ健康で長生きしておくれ。

BinTRoLL

こんなに長々と書いてやっとこさ今ハマってるジャンルにたどり着く。
現在進行形で今はやりのYouTuber……というかゲーム実況者にハマっている。へ〜こういうのがあるんだ〜(足湯のつもりでとりあえずチャプチャプする)(記憶の混濁)(めでたく新ジャンルに沼る)という沼のハマり方をしたのでいつ沼にダイブしたのかいまいち覚えていないが写真を漁った結果2020年の2月下旬に初めてFAを保存していたのでそのあたりからすでに沼っていたっぽい。
具体的に言うとBinTRoLL(びんとろーる)というゲーム実況グループにハマっている。
ざっくり説明すると6名で結成されるゆる〜いゲーム実況グループで、メンバーのうち2人(と元メンバーの1人)は声優の花江夏樹さんとお友達で彼のYouTubeチャンネルで一緒にゲームしたりしている。例に漏れず私も花江さんのゲーム実況から入ったクチである。たぶん花江さんのところのアルティメットチキンホースあたりが未知との遭遇だったと思う。覚えてない。我ながら何も覚えてないな。そっから1ヶ月足らずでその時点でアップされてた動画を大体見た。配信はまだ全然追えてないけど。
メンバーのほわほわ包容力オバケリーダー(兄)、イケボ滑舌残念ゲームバーサーカー、努力家ハイスペ神絵師(弟)、低音イケボ天然マイペース、二面性持ちラブリーエンジェル、いっちゃん真面目な営業ヤンキー、全員最高だから動画見てくれよな。はじめて曲がないジャンルにハマった気がする。

ナポリの男たち

そのあと4月にびんとろ用のアカウントを作って現在まで嬉々として壁打ちを続け素敵なお仲間にも恵まれ絵師さんやらをリストに入れさせていただいて眺めるというオタク冥利に尽きるツイッターライフを送っていたが、いつの間にかナポリの男たちに落ちた。
ナポリの男たちの説明も軽くしておくと、ナポリの男たちはジャック・オ・蘭たん、すぎる、hacchi、shu3の4人で構成されたゲーム実況グループ。もともとは個人で活動していたが面白い実況動画を作るべく蘭たんが発起人、すぎるがhacchiとshu3を勧誘する形で結成。メインの活動はグループでの実況動画と週に1回のチャンネル放送。hacchi以外の3人は現在も個人の実況動画をアップしている。ちなみに全員ほかにお仕事を持つ一般人。バイタリティがすごい。
ナポリについては正直まだ全然詳しくないので正確なところはニコニコ大百科とか見てください。
あれ?また沼に落ちたときの記憶がないな。多分びんとろ沼でゲーム実況好きな方が流してくれたのかな〜マジで全然覚えてないな〜驚くくらい覚えてないな〜。
ナポリに沼った流れはあつ森とび森リムワだったと思う多分。これだけじゃなくてほかの動画も全部びっくりするくらい面白いからよかったら見てね。
ちょうどあつ森動画の1週目が上がった頃だったのでナポリの存在を知ったのは5月頭あたり。これは覚えてる。
そのあといろいろ動画をYouTubeで見て(まだこの頃は沼にいる自覚はない)沼に叩き落とされたと自覚したのはニコニコで無料公開していた10個のチャンネル放送、とくにhacchiラジオ回。hacchiの発言の全てが自分の陰の部分にぶっ刺さった。残り9個のチャンネル放送面白くて一気見してしまった。揃いも揃って陰の者であるおじさんたちのおしゃべりが何でこんなに面白いんだ。
今のところ諸事情によって550円(チャンネル会員の意、毎週土曜のチャンネル会員限定放送が見れる)じゃないのでYouTubeとニコニコで少しずつグループでの動画と個人動画を履修しているところ。
ゲーム実況グループのはずなのになぜかオリジナル曲がたくさんあるんだけど曲が普通に良くて笑ってしまった。蘭たんプロデューサーの異常なレベルの高さ何?びんとろではじめて曲がないジャンルにハマったかも!と勝手に湧いていたら次にハマったジャンルに曲があるのウケるな。いつか行きたいねナポリ……

多分びんとろとナポリについては別で書くだろうから簡潔にまとめる、つもりだったんだけどな。長いな。

あっさりしょこのDbDは立ち回りかっこよすぎて惚れるし驚天動地倶楽部のTRPGは勢いの良さに笑わずにいられないしゲーム実況者沼広くて深いな……

齢22で結構ジャンル渡り歩いてきたもんだ。自分の一番好きなところは己の選ぶ推しが尽くツボかつ愛すべき人であるところなので今後もその調子で最高の推しと楽しいオタクライフを送ってくれ。おしまい。

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