とある社長の告白
「強がりや嘘を重ねていく度に
自分の望むものが分からなくなる。
物理的な鎧で身を固めようとして
がむしゃらにやって
いつも最後は
欲しいものはそれじゃなかったと気づく。
本当は愛して欲しいのに
自分は愛されないと思っていて
「ああ、やっぱりそうだ、愛されない」
と確認する度に
安心感と虚しさが胸をよぎる。
本当は何をしても
どんな扱いをする自分でも
愛して欲しいと思っている。
絶対的な愛を求めている。
それが独りよがりだとは分かっているよ。
だけど僕は変われないんだ。」