息切れしていた20代
私の20代にタイトルをつけるならこうだろう。
10代、挫折を知らず自信満々、田舎で肩で風をきって歩いているようなやつだった。それなりに悩んだり辛かった事もあるけど、ほんのかすり傷。それさえも自分を輝かせるための要素にさえなっていた。
20代、大学に入り自分が井の中の蛙だという事をマジマジと知る。しかしそんな現実を受け入れたか受け入れられぬか、やたらと「自分とは」みたいな事を考え始める。「特出した何か」をやりたくて。
そして恋愛にどっぷり浸かるのだ。好きな男をたてる、三歩下がる女になろうとしていた。「特出した何か」を持っている(風)の人を好きになり追いかけるのだ。その人の彼女になれば、その「特出した何か」が自分の物にでもなったかのように思うのだ。
そんな恋愛も上手く行くことなんてなく、勿体ない時代を過ごしたなと思う事もある。
「特出した何か」
自分は何がしたいのか分からなかったのだ。
そして「特殊した何か」これは人との比較の結果なのである。
あの時の私に必要だったのは、自分を愛でる事。井の中の蛙な自分を可愛いと思うことだったのかな。
30代の今思うこと
自分を愛し、可愛がろうじゃないか。
自分の意欲に正直に。やりたい事はチャレンジしていこう。そしてその姿を娘にみせよう。
息切れしていた20代の私、もがいてくれて有難う。