あいうえおエッセイ 「あ」めと人
タロットオラクルをしていくかたわら、テーマにそって感じたことを書いてみたくてつづっています^^
最初は、あめと人。
ぽつり。
ぽつりと降りだして、道も人もあるものすべてをぬらす。
好きか嫌いかときかれれば、「家の中にいるとき」は好きかもしれない。
いっせいに降りだす雨音。窓をたたきつける独特なリズム。降りはじめの湿った雨のにおい。体温より低めの心地よい水温。
けれどやっぱり、出かけるときはおっくうになったりする。
手荷物がふえる、ぬれる、蒸れる、寒かったり暑かったりする。
思うに、人の性格に似てる。
自分では自分が、コケが生えているようなじめじめしたことを言っているように思えても、君って純粋、とか言われたりする。
「どこが(*´Д`)??」 そんなの青天の霹靂(へきれき)である。
そのときは、そうなんか? で終わったことも、雨を見つめながらふと思う。
もしかしたら、内側のわたしには見えないものを、外側にいる人達はみてたのかもしれない。
雨の中にいれば雨がうっとうしくても、外側からはどこか惹かれる心地よいものに思えたりするように。
自分の視点で見えないもの、感じきれないこと。
相手の視点ではどう見えて、どう感じるのだろう、と思ったりする。
そういうモノをみつけてくれるのは、
「救い」とまでいかなくとも、たくさんあるもの中から両手でそっと「掬(すく)い」あげてくれているように感じる。
だから、願う。
そんなことをいってくれる人が、今日もしあわせで、…うーん。そうだな、しあわせとはいかなくても、今日をやさしく過ごせるといい。
雨をみながらそんなことを切に、願う今日このごろ。