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my first Shiretoko

日本にいた7か月間に沢山国内旅行に行ったので、
少しずつ残していこうかな。
時系列は驚くほどバラバラになるかもだけど。

まずは、6月中旬に行った知床

小さい頃から理由もなくずーーっと行ってみたくて。
今回ついに叶ったきっかけは、4月に熊本に行った時にイルカに会いに天草に行った時、
「ちなみに日本で他にも野生の海洋動物って会えソ?」
って調べたのが始まり。

「日本 野生 クジラ シャチ」かなんかで調べて、
なんと6月後半の知床では両方に遭遇できるかも、とのこと。
こんなん、、、、行けってことでしょ?!待ってたよってことだよね?!!

だってまた次日本に帰ってくるのいつになるかわかんないし、、、
その時知床に長期で行けるほど時間に余裕があるかわかんないし、、、
もう今しかないじゃん、、、、ネ、、、、?

って自分に言い聞かせて、
念願の知床、そして念願の一人旅を決行したのでした。

日程としては(もう記憶がだいぶ曖昧なんだけど)、
・1日目 夕方の便で羽田→女満別、レンタカー借りて網走まで移動、宿泊
・2日目 網走からのんびりウトロに移動、周辺観光
・3日目 羅臼で朝一のシャチクルーズに参加、中標津でサーモン科学館、斜里に戻る
・4日目 斜里、網走周辺観光、レンタカー返して網走に宿泊
・5日目 女満別→羽田
を想定して行った。

まあなんせ一人なので
自分の好きなように動けるのが楽で楽しい分、
全部自分で決めるってのもなかなか大変だなというのもあったわな。
まあそれももちろんわかってての一人旅だったけど。
そして今回はそれが功を奏したわけだけど。

1日目!

ドキドキワクワクでいざ。

女満別に着いたら、びっくりするくらいの快晴で、
もうすぐ暮れそうな夕日が待ってたよと言わんばかりに歓迎してくれた。

シャトルでレンタカー屋さんまで行って、
いざ宿までGO!

6月はもう都心では暑くて湿度も高くて、
日本の夏が、、、、くる、、、、、
って恐れていたんだけど、
やっぱり北海道、さすがっす。
涼しい。なんなら、ちょっと寒い!!!!!
でもこのヒヤッとした空気、なんでこんなにも毎度きゅんとするんだろう。

エアコンを止めて、Chillな好きな音楽を流して、
窓を心地よいだけ開けて、、、
少し車を走らせると、こんな景色が待っていた。

夕日がぎりぎりまで待っててくれたみたい

もうね、到着後30分のこの時点で心わしづかみですよ。
なんっっって美しい。広大。力強くて繊細。
よくわからん情緒の私は、よくわからんけど何かに全力で感謝した。

その日は寝るだけだったから、
激安だけど評判のいい民宿とやらに泊まってみようと思って
予約していたところに向かった。
ついたころにはもう真っ暗で、涼しいどころか寒かった。
女将さんと、リピーターさんっぽいライダーのおじさんが仲良く話しててかわいかった。
宿のルールとかいろいろ聞いて、自分の部屋に入って、
空港で買った大好きな冷え切ったシウマイ弁当を一人で食べた。
ああなんてシアワセ、、、って浸りながら。

2日目!

朝起きて、窓を開けたらまぁた快晴だった。
カラっとしていて、太陽が強くて、真っ青な空と青々とした山に囲まれていた。
夜は暗くて気づかなかったけど、めちゃめちゃ生い茂ってるところにあったんやな、、と。
無駄な騒音が無くて本当に心地いい環境だった。
どんだけ好きにさせれば気が済むの~~~~!

この日はウトロに向かうことは決めてたけど、
具体的に何をするかは天気次第で決めようと思ってて。

とはいえいくつか目星はつけていて、
その中の一つだった「知床五胡ネイチャーツアー」のショートコースに午後から参加することにした。
当日参加だったから電話で予約して。
泊ってた民宿からは1時間半くらいあったかな、
運転大好きなのでワクワクしながら向かった。

途中から確かただひたすらに海岸線を進むんだけど。

気温、天気、自然、海、景色、音楽、
全部が完璧で、ハワイにいたころのことを思い出して恋しくなって、
ひとりでちょっと泣いた。(すぐ泣く)
自分の考え方ひとつで、全部つながっていくなあ、って思った。

待っててねウトロ!

途中寄り道もしながら、無事にフィールドハウスに到着。
受付を済ませた時、スタッフのお姉さんが、
「朝一でヒグマに遭遇したグループがあったので、今日の午前のツアーは全部中止になったんです、、」と。
その日の午後一発目のツアーを予約してた私。
つまり、その日ほぼ誰も立ち入っていないエリアに一発目に入っていくと。
もし遭遇した場合、場合によっては引き返すこともあると。
ラッキーなのか、波乱の始まりなのか。(笑)

ガイドさんから説明を受けて、講習ビデオもみて、
ドキドキとそわそわと共に、いざ!

結構本当に緊張した(笑)

ちなみに、クマと遭遇する可能性のある森とか山を歩くとき、
音を立てて向こうに気付かせるために鈴とかを持ち歩くんかなと思ったんだけど、
ガイドさん曰く、
クマが動いているとき、耳元の葉っぱとかでほとんど周囲の音が聞き取れないと。
だから鈴を鳴らしても意味なくて、
むしろ自分たちが鈴の音のせいでクマの接近に気付けない可能性があるから余計に危ないと。
一緒に参加したご夫婦がこのツアーのためにちゃんと鈴をもってきてたんだけど、出発前の段階でしまわされてた(笑)
もちろん、経験のある安心のガイドさんが一緒だからこその対策だとは思うけど。

出発してすぐ、ガイドさんが「ちょっと止まって。静かに。」と周囲をしばらく見つめる。
「大きい動物が近くにいます。」とのこと。

、、、、、、、
マッテ、、、、、、、
急に緊張マックスに。

少し時間をおいて、とりあえず大丈夫そうなので進みましょうと。
ほ、ほ、、、ほんとうですか、、、、、(笑)

もちろん、「知床の大自然を感じたい」の中に、ヒグマも含まれていて、
その覚悟はもって挑んだはずだったけど、、、
こんなに目の前でリアルになると、やっぱりどうしても緊張は、する。

とはいえ本当に心強くて安心できるガイドさんだったし、
(みなさんやっぱり経験してるな、って雰囲気があった)
大丈夫ならついていくしかないっす!!
ってことで先に進む。

ヒグマって成体になるとあーんなに大きいのに、
意外と木の実とか食べてるらしい。
あの巨体でこの木上るんか、なんて腕力。

ほやほや

ガイドさん、
「みなさん、クマたちにとって歩きやすい道、クマが歩きたい道ってどんな道かわかりますか?、、、そうです、今僕たちが歩いている道です!」
って、付きたてほやほやの足跡を見せてくれた。
やっぱ近くにいるやん、っていうドキと、
足跡カワヨ~のドキの混在。

知床連邦チラ見え

少し雲がかかってきてはいて、ちょっと暑いなって思うこともあったけど、
基本的には森のなかだし日陰だから、
ずっと心地いい気温だった。
だだ動物たちは北海道の寒い冬を乗り越えるための厚い毛皮に包まれているから、この気温だとまあ昼間はなかなか出てこないと思います、とのこと。
たしかに。

新緑がどこまでも美しい

原生林って、こういう景色みたい。
色んな種類の木が好き勝手に育っていて、
中には倒れたり折れたりしてるのもあって、
かと思えば岩の上に根を張って絶妙なバランスで大きくなっているのも。
This is 生命力の強さ、ですわ。

雲もまた風情

そんなこんなで無事にアクシデントなく到着。
ご一緒の皆さんもガイドさんもいい人たちで楽しかった。

そのあとは少し戻って知床自然センターから歩いてフレぺの滝周辺を散歩。
センター内にはこんなお知らせも。

どこまでもドキッとがとまらん
人間慣れしてた
通称「女の涙」

クマと遭遇する可能性がある中で
ほとんど人がいない道を一人で歩くのは、
やっぱり緊張した(笑)

でも全部、「次はないかも」の気持ちが勝っちゃって気づいたら一歩踏み出してたんだよね。

なんだかんだでいい時間だったし、
予約してた別の民宿がウトロあったから移動してすこし休憩。
食事が評判の宿だったから、先にお風呂済ませちゃおうと思って温泉に入って、、っていろいろしてたら夜ご飯の時間。
部屋のある2階から1階まで下りる階段の外で夕日がまた美しく輝いてて、
宿のオーナーに
「今日の夕日すごそうですね、、!」
って言ったら、
「食事の時間ずらして、見に行ってきますか?近くの見晴らしの丘から見えますよ!」
と言ってくださって、、、
お言葉に甘えてダッシュで行ってみると、既に人が結構集まってた。

20分くらい?待って、どんどん沈んでいく太陽をずっと見てた。
太陽って、沈むとなったら急にスピード上げていく気がするのはなんで。
そんなに急がなくてもいいじゃん!
と思うけど、待ってる人もいるもんな。
文句言ってごめん、いつもありがとう。

無加工

暮れ切って、いい加減お腹の減りと寒さに耐えられなくなって、
またダッシュで宿に戻ったら、
オーナーさんが笑顔でおかえりなさい、って言ってくれて、暖かかった。

評判通りのおいしすぎる食事に大感動。
何から何まで全部おいしかった。本当に。

となりで食べてたおじさん、連泊の人だったみたいで
「おいしいですよね~」って声かけてくれた。
おいしいものを食べると、みんな優しいみたい、これは間違いないわ。

次の日はまた朝から車で移動して
いよいよ本命のシャチツアーだったし、
早めに寝て備えた。

途中3時半過ぎ?にふと目が覚めたらもう外が結構あかるくて、
太陽がまた会いにくれた。

3日目以降はまた別に書こうっと。