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効率よく生きるのに抵抗がある

近頃効率よく生きるのが流行っている気がする。
給料が高い土日は休みになるホワイト企業に勤めて、空いた時間は副業か自分の市場価値を高めるために資格の勉強。余ったお金は投資に回して増やしましょう。休日はNetflixでドキュメンタリー。車も時計もブランド物も、なんならテレビもいらないよね。これが効率の良い生き方です。みたいな。

別に否定するわけではないし、実際に投資とか資格の勉強とかやったほうがいいんだと思う。でもなんか違うなって感じてしまう。

タバコを吸ってると「タバコ吸うと寿命が縮むんだよ」的な事を言われることがある。もちろん統計的に喫煙者の方が寿命が短いなんてことは理解してるけど、そんなのは統計的な話で俺の寿命が縮んでるかどうかは分からないから今の所タバコをやめる気は無い。そもそも、みんながみんな長生きしたいと思ってる前提で話を進めてくる感じがあまり好きじゃ無い。

効率の良い生き方に対する感覚もこれに近い。
長生きした方がいい、お金はあった方がいい、休日は多い方がいい、みたいななんとなく世間的に多数派であろう意見を全員に適用しないで欲しい。
しかもそう言う事を話す人は「これが人生の正解です!」みたいなテンションで押し付けてくる。攻略本読んで四天王の倒し方を教えてきたつまんない友達かよ。

そりゃお金なんてあるに越したことはないし、健康な方がいいに決まってるし、自由な時間が多い方がいい。そんなことは分かってる。
でも現状と理想を見比べて、こっちの方が効率良いですよ。この方法を使えばもっと効率よくなりますよ。みたいな事を言われると、こいつに従ったらダメだなって反骨心が芽生える。
そのままそいつに誘導された生き方をすると何かを失いそうで怖くなるんだと思う。それがなんなのか言語化出来ないけど。

とにかく、効率的な生き方は出来そうもないので、効率が悪くても楽しい生き方を模索したいと思います。




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