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海外ノマドライフ、はじめました

会社勤めが始まったときから、「理想の生き方じゃない」という感情を「これが普通だから」という理性で包み隠していた。けれども、どうやら包装が甘かったようで、1年もするときれいに剥がれてしまった。

再び中身を見てしまうと、「包み直そう」とは思えない。存在意義を失った包装紙は、退職願として使うことにした——。


「理想の生き方」は、学生時代にかたまりつつあった……と思う。学部は国際系、長期留学もした、休暇のたびに海外へ出かけたなどの背景からか、なんとなく「海外出張や駐在ができる会社に入りたい」と感じていた。

しかし、最近になってそれは誤りであったと気づく。どうやら、「好きなときに好きな場所にいられる」と、なんともワガママな理想が本音であったらしい。

そんな生き方は宝くじに当たったりギャンブルで大勝ちしたりでもしない限りは無理だと思ったけれど、ひょんなことから「海外ノマド」の存在を知ったのが今から約2年前。
コロナ禍の間に「ノマド」の部分を完成させ、諸外国のみなさまが門戸を開き始めたこのタイミングで、ようやく「海外ノマド」になれた。


せっかく海外ノマドを始めたからには、たくさんの国を訪れたいし異国を楽しみたい。でも、海外渡航はおよそ3年のブランクがあるから、いきなり無理は禁物。
「比較的近い」「行ったことがある」「コロナの規制が厳しすぎない」を条件として、まずはタイからスタートしようと決めた。

タイ到着後はゆっくりしたいから、搭乗前に仕事を片付けようと必死 @成田空港
バンコク・スワンナプーム国際空港はびっくりするほどガラガラ……

スワンナプーム国際空港での入国手続きは、コロナ前と同じくらいすぐに終わった。むしろ、渡航者が少ない分、コロナ前よりもスムーズに入国を果たせたかもしれない。

久しぶりに肌で感じる東南アジア特有の熱気クラクションという名のBGM風に運ばれてくる香辛料の匂い……
テンションが上がってくる。これから、充実した海外ノマドライフを送りたい——。

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