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バードオブジェ

作者 / 和智 正志 企画 / hi-count  制作/hi-count

木を削り出すことで鳥の絵を立体的に表現したインテリアオブジェ。2次元の作品を3次元で表現し紙から飛び出してきたイメージで制作しました。鳥の足も鳥らしく表現しようかとも思いましたが個性ある鳥本体のスタイルに視線を集めるためあえてシンプルな台座にしました。一本の杉材から全て自分の手で削り出しました。仕事の合間に作業しましたが完成に1週間かかりました。

データ化した鳥の肩を日田杉に貼り付けます。なるべく芯が入らないように配置します。
手鋸でおおまかにカット。垂直に切れるように注意。
小刀でザクザクカットしていきます。針葉樹だから比較的カットしやすいです。ここら辺から型紙が無くなっていくので頭の中の映像が頼りです。
後の研磨作業を楽にするためになるべくカット面を小さくしていき輪郭を出していきます。
羽根の部分も左右対称になるように何度も見比べながら微調整カット
尾羽や口ばしを差し込む穴加工。真ん中そして角度に注意して加工しますがここで全体のイメージが決まる重要ポイントなので慎重な作業です。
尾羽と口ばしを付けたら研磨加工。研磨をすると木の優しさや温かさが増すので個人的には、大好きな作業です。
塗装作業。表面強度を増し防汚効果があるので全体にクリア塗装を施します。艶消しクリアの塗料ですが色が濃くなります。木の風合いが減りますが仕方ない作業です。マスキングシートを貼り柄付けをしますが球面なので苦労します。この柄がにじまないでくっきり出るのは、先に塗ったクリア塗装のおかげでもあります。


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