switchもスマブラも持ってない女がスマブラを好きになった話
これは、Streamer Advent Calendar 2023 24日目の記事になります。
『 初めましての方は初めまして!🌸
教会のシスターシガレットです✨ 』
この文言から始まる女Vstreamerといえば、そう。
この私。 シスターシガレットです🌸
今回は、私が10月末から始まったあるゲーム鯖で一人の選手と出会い、switchもスマブラを持ってない女がスマブラを好きになるまでのお話です。
初めての邂逅
この話をするのに最も欠かせない人物、それはSZ所属ぱせりまん選手こと
南雲雄太郎。彼の名を本記事では「ゆうくん」と呼称します。
ゆうくんは、まるで老人のようなキャラクリでロスサントスという街に
降り立ち、様々な住民と関係を広めていました。
そして真っ当な仕事に就くべくやってきたハンバーガー屋に居たのが
私だったのです。
私は当初、ゆうくんがスマブラの選手ということを知らず、
交流を深めた際にそのことを知ったのをきっかけに、
海辺ういちゃんと一緒に
『篝火#11』を一緒にミラー配信をしたことがすべての始まりでした。
ここで皆さんは、思うでしょう。
『 スマブラ観戦を行うということは、
スマブラを触ったことがあるのだろう。』
『 switchも持っていて、これから配信もするのだろう。』
否、この女
switchもスマブラも
持ってないのである!!!!
おまけに触ったこともないレベルだったのだ。
これにはゆうくんリスナーも困惑。
大丈夫です、当人が一番驚いておりました…。
そんな中で始まった篝火#11のミラー配信が開始されるのでした。
篝火#11を視聴
人生初めての、スマブラ大会を観戦したのが篝火#11。
海辺ういちゃんと一緒に、最終日のGFまで視聴をしました。
私はスマブラの知識など一切ない状態でしたが、
ゆうくんリスナーさんを含め、解説者の方のわかりやすい説明もあり
知識がなくとも楽しく観ることができました。
なによりも画面を見れば現在の戦況が一目瞭然なのが
大きな理由の一つであると感じました。
私が普段プレーしているゲームは初心者の人が初めて見ても、
何をしているのかわからない、戦況がどちらが有利なのかも
判断しかねるようなものばかりだったからです。
そしてもう一つ驚いたのは、リスナーさんの知識量でした。
過去の大会戦績記録から、選手の本名まで
すべてを把握している彼らに私は恐怖にも似た
感覚を味わったのです。
そして彼らに聞けば、すぐさまでてくる解説と
これおまけです。と言わんばかりの豆知識まで出てくる始末。
スマブラ民は最高なんだと感じました。
追い越した先に
順当に試合が進んでいく中、ある試合で目が離せなかった。
かになべ選手 VS Shuton選手の試合です。
私には先ほど説明したように、スマブラの知識など少しもない。
けれどこの二人の試合には、初心者が初めてみてもわかるほどの
「熱量」があった。
もちろん、すべての試合にも熱量がありますが、この二人には
あきらかに何か違うものを感じたのです。
それは「尊敬」と「強者」だと思いました。
Shuton選手はかずかずの大会でも上位に食い込んでくる実力派選手、
そんな相手に果敢に挑みそして勝利をもぎ取ろうとするかになべ選手の
姿勢に私は目が離せませんでした。
ホムヒカ使うShuton選手の適応力は2試合目からも感じ取ることができ、
相手の攻撃スタイルを読み解きながらも攻めの姿勢を崩さない
一貫したテクニックは、素晴らしいものでした。
かになべ選手のフォックスはゆうくんのフォックスとはまた一味違い、
自身から果敢に攻撃をしかけながらも相手のミスを誘いそれを見逃すまいとしているように感じました。
どちらも「勝ち」をもぎ取ろうとした時、
自身の「勝ち」の気持ちを優先しようとするのが多くの人間の性だと
思っていましたが、この試合は常にお互い7~8割近い
集中力を保ったまま、相手よりも上に上に行こうとしていると感じました。
目の前の「勝ち」だけに捕らわれず、
自身の技術だけで相手の上に一瞬でも追い越そうとするその姿勢。
尊敬と相手への強さを認識し合っている戦いに
私は強く感動し目が熱くなってしまったのです。
私が思うこと
篝火#11の視聴を終え、
私はスマブラ大会の熱量に圧倒されました。
彼らの戦いが、こんなにも熱くてときには激しくお互いを高め合っている。
そんな「戦場」がすべてのスマブラ民によって作り上げらている事実に
ただただ脱帽したのです。
そして、すべての試合と通して
勝ち負けの概念に少し悲しさを覚えました。
すべての選手やスマブラ民の練習とその成果が
大会出場の上の「勝利」のみでしか、推し量ることができないことに。
しかしその「勝利」を得て、自身より高い壁を登り切ったその先に、
新しい「戦場」が待ち構えていることの楽しみと新たな強き壁へ
挑戦できる喜びが、すべてのスマブラ民にあるのだと感じました。
switchがなくたって
スマブラをもっていなくたって
スマブラの大会を観れば、スマブラが好きなる。
そこに確かな「熱量」がある。
そこに新たな「戦場」がある。
これはそんな、
switchもスマブラも持ってない女がスマブラを好きなった話。