蓮ノ空 DOLLCHESTRAの曲についてのメモ&考察【伝統曲 or 103,4期曲】
蓮ノ空の曲を聴いていると、「あれ?この曲って伝統曲だっけ?103期の曲だっけ?」ってなることが時々あるのですよ。
記憶力がなさすぎるオタクなので...
なので自分の中で整理しておこうと思ってメモしていたんですけど、せっかくなので公開します。
曲名と伝統曲 or 103,4期曲(綴理、さやか、徒町が作詞作曲した曲)、楽曲の概要と勝手な解釈(こじつけ)をまとめてます。
よければ参考にしてみてください。
※作中情報より確定している場合は曲名の横に【 伝統曲 or 103期曲 】、作中情報から考察したものは【 不明(伝統曲 or 103期曲)】と記載しています。
※年度が替わり、104期が始まったため103期曲はおそらく作中では「伝統曲」という扱いに切り替わると思うのですが、当noteでは103期曲の表示はそのまま残します。
注意
がっつりネタバレを含んでおります。
ご了承ください。
AWOKE 【 103期曲 】
・作詞作曲は夕霧綴理
・デビューアルバム「Dream Believers」のカップリング曲
・作中での披露回数は4回(103期新入生入部記念、4月度、5月度、6月度)
・リリックビデオ有
こちらの作詞作曲については2023年5月5日の文化放送・超!A&G+『樋口楓のTHE CATCH』内でのさやかの発言から判明。
また、同年5月8日のWith×MEETS「あそぼ。」の回でも、このラジオについての言及があったため作中設定と捉えても良いかなと。
…では少し歌詞について語ってもいいですか?
って言うつもりだったんですけど、詳しくはKNOTの項で語ります。AWOKEを語るうえでKNOTは外せないので…
なので、ここでは「色」について話します。
曲関係なさそうな話をダラダラとするつもりなので、興味ない人は飛ばしてSparkly Spotからお読みください。
2番Aメロの歌詞です。このパートはさやかが歌っています。1番Aメロは綴理が歌っていることから、ここで言う「青」はさやかを指しているという解釈で間違いないかなと。
信号機が青を差す、さやかの登場により、ここから物語が始まります。
ただこの解釈を語るのであれば、下の疑問を読み解いておく必要があります。
「さやかはいつ青になったのでしょうか?」
何言っているんだ?って感じかもしれませんが、俺も同じ感想です。
メンバーカラーという概念の解釈めちゃくちゃ難しいんですよ。マジで
例えば蓮ノ空女学院の村野さやかのメンバーカラーは青ではあるんですが、小学生の頃の村野さやかのメンバーカラーは青なのかって話です。
その子に色がつくのはいつ?ってことです。
と言っても答えなんてものは存在しないので自分の解釈を語らせていただきます。結論から言うと村野さやかのメンバーカラーが定まったのは綴理と出会って、さやかが「きらめき=自分らしさ、自分が自分でいること」手に入れたタイミングだと考えています。
このタイミングこそが村野さやかがスクールアイドルになったタイミングです。
で、それと曲、何が関係あるの?って感じなんですが、この歌詞を読み解くうえで、綴理がさやかを「青」と認識していたという事実はかなり重要なんですよ。
また、2023年9月27日のWith×MEETS「9月度Fes×LIVE直前配信」で、綴理が自身のメンバーカラーが赤であることに言及しているため綴理は既に自身のメンバーカラーを把握しています。
ということで、
ようやくここで信号機について語れる前提条件
・綴理が作詞作曲
・綴理は自身のメンバーカラーが赤であり、さやかのメンバーカラーが青であることを4月頭の時点で把握している
が揃いました。
このことから、歌詞にある「信号機」というワードはさやかとの出会いを意識したものとして解釈して問題ないでしょう。
この過程を経てようやく冒頭で述べた、ここで言う「青」はさやかを指しているという解釈を語れるようになりました。
他の歌詞についてはKNOTで語ります。
余談
104期としてDOLLCHESTRAに徒町ちゃんが入ってきました。
彼女のメンバーカラーは頑張る色・黄色。
信号機でいうと青と赤をつなぐ色でもあり、信号が変わる時に点灯する変化の色でもあります。
現状公開されている活動記録を読んだ感想として「変化」の色だと解釈しました。
ほしいものがあって、そこに向かって頑張る。
何者にもなれないのが嫌で変わろうとする色。
(メタい話をすると、既に黄色系統のメンバーカラーを持ってる花帆が居るのに黄色のメンバーカラーを持ってきたあたり信号機の解釈は正解だろうなぁと)
で、徒町ちゃんにおいても起点は「青」のさやかなんですよね。
なのでAWOKEに関しては3人で歌う文脈がすでに完成しているという話。
さらなる余談
「継承」これが蓮ノ空
活動記録12話は上段に書いた「青」のさやかと「緑」の沙知先輩の物語を進めつつ、下段に書いた梢先輩の部内での役割をさやかへ継承するという物語も同時に展開しているとかいうバケモノ脚本です。
Sparkly Spot 【 伝統曲 】
・伝統曲
・1st シングル「Sparkly Spot」の表題曲
・作中での披露回数は3回(7月度、12月度、104期 OPENING)
・リリックビデオ無
こちらは103期12月度Fes×LIVE 〜ラブライブ!北陸地方予選大会〜内のMCにて判明。各ユニットが伝統曲を披露するという流れの中で、披露されたので間違いないかなと。
何期が作曲作詞したかは不明、ただ歌詞から推察するに複数人でユニットを組んでいた代だと考えられます。
ちなみにこちらの曲、DOLLCHESTRAのオタクが大好きな活動記録6話「わがまま on the ICE!!」の終盤のスケートリンク上で披露した曲なんです。
で、歌詞がヤバいって話をしていいですか?
いい? 分かりました。じゃあ少し話しますね。
まず1サビの
これやばすぎ。
あのストーリーの流れの後に「一緒に見たい 信じた世界」とか歌われたらさすがにデカ声でる。しかも「確かな居場所=DOLLCHESTRA」は、活動記録18話で回収されるんですよ、偉すぎる。
で、極めつけの
これを叫ぶのさやかなんですよ。
「フィギュアも、スクールアイドルも、やめません。あなたと、ここで、アイスショーです。」
モロにこれです。
この宣言が「決めるのは自分だ。」に繋がるんですよ。神だろ、これ考えたひと。
最後にスケートリンクとこの曲についての話なんですけど、まず曲名の「Sparkly Spot」。
直訳すると「きらめきの地点」となります。
そう、「きらめき」なんです(顔面スタァライト)。
活動記録6話でいう「きらめきの地点」は、DOLLCHESTRA2人のスクールアイドルの「きらめき」が映り込んだスケートリンクです。
ちなみにこれは歌詞からも読み取れて、
離散的なものである「足跡」が、連続的ものである「軌跡」となる場所、そこはスケートリンクですね。スケート靴を履くことで足跡は軌跡へとなります。ここでもスケートリンクの話してるんですよ。
なんというかSparkly Spotの歌詞が103期のシチュエーションと一致しすぎて「Sparkly Spotって本当に伝統曲?」ってなってたわけですが、104期活動記録1話で蓮ノ湖もこれに該当することが判明しました。
各代のDOLLCHESTRAにはそれぞれのSparkly Spotが存在していたのです。
湖もスケートリンクと同じように「きらめき」は映り込むし、足跡は軌跡になるんですよね。
ツキマカセ 【 不明(103期曲?)】
・不明
・1st シングル「Sparkly Spot」のカップリング曲
・作中での披露回数は2回(4月度(アカペラのみ)、9月度)
・リリックビデオ有
こちらは作中で誰が作ったかについては触れられていないです。
ただ103期4月度Fes×LIVEにおいてアカペラでサビのみ披露しており、同じタイミングでアカペラで披露した「フォーチュンムービー」は103期曲であることが判明しています。( UR [フォーチュンムービー]日野下花帆の特訓ボイスより)
で、この曲は伝統曲なのか?103期曲なのか?についてですが、自分は103期曲だと考えています。
なぜなら、同じくだりで披露されたフォーチュンムービーが103期生曲だからですね(テキトーすぎる考察)。
や、正直なところ歌詞だけじゃ全くわからないし、4月時点の綴理が書きそうなイメージもないので微妙だとは思ったんですが、UR [ツキマカセ] の特訓ボイスとFes×LIVEを見て感じたことを少し話します(かなり強引なこじつけです)。
まず綴理が特訓ボイスでライブやステージへの想いを「片思い」という言葉を使って表現しているんですよね。正直そこに少し引っ掛かりまして、この歌詞に繋がるんじゃないかなと
またこの曲、Fes×LIVEでは緑色の照明が入る曲なんですよ。
で、特訓ボイスでは2人とも雨の話をしています。
このことから、緑色のイメージで、雨の話をするあの人への想いを「半端に取り入れた恋愛脳」による言葉でカモフラージュして書いた曲じゃないのかなと考えたわけです。
あと特訓ボイスではさやかは「未来」の話をしているのに、綴理は「夢」の話をしています。
で、蓮ノ空 FIRST FANBOOKの綴理SSで綴理が過去のことを夢で見るという話をしていまして…
つまりこの曲で、さやかは「未来」の、綴理は「過去」の話をしているのではないか?と、
なので私は、この曲はさやかと出会う前の綴理が書いた曲だと考えています(この曲は4月時点で形になってましたし)。
これで同じ曲を歌っているのに、さやかは「未来」の話をしていて綴理が「夢(過去)」の話をしているという解釈の不一致にも納得がいくかなと。
あと歌詞のこの部分はモロに過去に囚われている感が溢れ出てて…
希望的プリズム 【 不明(103期曲?)】
・不明
・1st シングル「Sparkly Spot」のカップリング曲
・作中での披露無し
・リリックビデオ無
・2技尺
いやガチでわかんないっす。
何期が作曲作詞したかも、何人でユニットを組んでいた代かもわからない。
正直なところ、作中披露無し&カードボイス無しだと考察しようもないんです…。
ただ少し歌詞について語るとするなら、この歌詞から綴理を感じたりしてます。
実際に「選ぶたびに勝手な評価を与えられる 無駄に困らせないで」を歌っているのは綴理なんですよ。仮にこの曲が伝統曲だとしたら、過去にも綴理のように周りから勝手に天才と評価されて、自分を見てもらえないことに悩んでいた子がいたのかなって考えたり。
あと「自分だけを置き去りに世界が進むと思う時の」は2人で歌うんですけど、これは活動記録6話のさやかでもあり、活動記録13話までの綴理でもあるんですよね。
あとこの曲、歌詞に「居場所」と「life」って言葉が入っていまして、DOLLCHESTRAの曲らしいな~と思いつつも、「life」って言葉が入っている曲は大体103期曲なんですよね…流石にこれだけじゃ判断できないですけど少し気になりましたというご報告です。
知り合いのオタク「DOLLCHESTRA は人生(life)なので」
余談
実は私、希望的プリズムを現地で回収できてないんですよ。オープニングライブに行ったのに…盛大な遅刻をかましたアホなので(や、あの日はワルキューレファイナル千秋楽と被ってて~)
なのでそろそろ回収したいです。
蓮ノ空運営の方々よろしくお願いいたします。
スケイプゴート 【 不明(伝統曲?)】
・不明
・スプリットシングル「Tragic Drops」のカップリング曲
・作中での披露回数は2回(4月度、5月度)
・リリックビデオ無
これもガチでわからん。
4月度Fes×LIVEでさやかが「皆さんには初めて聞いていただく曲になります」とは言ってるものの、これが103期DOLLCHESTRAという意味でなのか、DOLLCHESTRAという意味でなのかも判別できないので何ともいえないんですよね…
カードボイスも曲については話してくれてないので、判断材料が少なすぎる
ただ「スケイプゴート」を直訳すると、「人身御供」となるんですよ。
で、このワードと
この歌詞から沙知先輩が連想されるものの、4月時点の綴理が人身御供となった沙知先輩を歌にするとは思えないので伝統曲かなぁと考えています。
あと13話で沙知先輩が理事長の孫娘という情報が明らかになるんですけど、孫娘ということは理事長には息子 or 娘がいるわけで、もし娘さんがいたのであれば蓮ノ空女学院の生徒であった時代があり、過去に沙知先輩と同じような状況が発生して、その時に作られた曲という解釈もできるかなと思ったり。
Tragic Drops【 不明(103期曲?)】
・不明
・スプリットシングル「Tragic Drops」の表題曲
・作中での披露回数は2回(5月度、6月度)
・リリックビデオ有
これも作中では作中で誰が作ったかについては触れられてないです。
ただ歌詞から、この曲を作った人は2人でユニットを組んでいた or かなり近くに親しい人がいたと推測されます。
で、この曲。
活動記録7話公開直後に披露されたこともあり、夕霧綴理が乙宗梢を意識して書いた曲という考察をするオタクを多く見かけます。
実際、Tragic Dropsが披露された5月度Fes×LIVEは赤と青と紫(赤と青の混色)の照明で統一されていたDOLLCHESTRAのステージに、それ以外の色「緑」が初めて入ったライブでもあるんですよ。
このことから夕霧綴理が乙宗梢に意識して書いた曲というのはあながち間違いではないのでないかと考えています。
また歌詞の、
この時の照明は、青と緑でした。
またこのパートを歌っているのは綴理。
104期加入よりメンバーカラーが受け継がれるわけではないと判明しましたので、照明と歌詞から綴理視点の曲だと考えても問題がないかなと。
※ただ16話で、102期DOLLCHESTRAは綴理と沙知先輩で組んでいたことが発覚したので、Tragic Dropsは綴理が沙知先輩を意識して書いた曲とも解釈することができるようになってしまいました…
で、これの何がヤバいかって…歌詞で何回も出てくる「一緒に居たい」って言葉が活動記録18話EDで綴理が最後に沙知先輩に送った言葉、
と重なるんですよね…ヤバすぎ…
あと少し気になる点と言えば
イントロの時計の演出。これは何を意味するのか…
歌詞に”時”を表すワードとして入っているのはサビ最後の「トワイライト」。
トワイライトの意味をそのまま受け取るとすれば日没前後の薄明かりの状態ですので、1日の終わりといったとこでしょうか。
時計的には7時 or 8時ですので、自分は朝からはじまり日没までの1日の心情変化を曲にしたのかなと解釈してます。
最後にどうでもいい話ですけどTragic Dropsの衣装、大好きです。
性癖に刺さる。
Mirage Voyage【 伝統曲 】
・伝統曲
・2ndシングル「Mirage Voyage」の表題曲
・作中での披露回数は2回(7月度、8月度)
・リリックビデオ有
こちらは UR [Mirage Voyage]村野さやかの特訓ボイスにて判明。
また2023年8月26日に放送された「リンクラ生放送~この夏一番熱いFes×LIVE!! 直前SP~」内でも伝統曲であることを佐々木琴子さんが言及されていました。
あとUR [Mirage Voyage]村野さやかの特訓ボイスにかなり重要な情報がありまして…
この曲、実は振付を入れ直しているんですよ。
実は伝統曲と言っても振付や衣装まで引き継いでいるわけではないんです。
103期9月度Fes×LIVEにてルリちゃんが伝統曲「アイデンティティ」の衣装のリメイクについて言及。
2024年4月6日のWith×MEETS「みらぱだって練習してるし!」では慈ちゃんが「伝統曲にもアレンジを加えていこうと思うんだ〜」と発言。(実際に、104期 OPENING!Fes×LIVEで曲調がアレンジされた伝統曲を披露。)
UR[Reflection in the mirror]百生吟子の特訓ボイスより伝統曲は歌詞まで改変されていることが判明。
というように、伝統曲は形を変え続けています。
ここが蓮ノ空における伝統曲の位置付けの面白いところですよね。
伝統曲にアレンジを加えても大丈夫なんです、なぜならユニットの伝統の中に“今”のユニットも含まれているから。
ここで加えられたアレンジ(取り入れられた“今”のユニット)が何代も先の後輩たちにとっての「伝統」になるのです。
こうやって曲に”今”のユニットを取り込み、後世のユニットに引き継いでいく。こうして積み重なってきたものを「伝統」と呼び、その曲を「伝統曲」と呼ぶ。それが蓮ノ空における「伝統曲」だと私は解釈しています。
<追記>
活動記録104期1話「未来への歌」で答え合わせがあったので追記を
というか、なんか大正解な解釈っぽく笑ってる。
吟子ちゃんの「伝統が”断絶”しているのではないか?」という問いに、「蓮ノ空の伝統は”継承”と”変化”によるものである」という解をぶつけた104期1話「未来への歌」、お見事すぎて…
今までのストーリーだけでは描きけれずに不明瞭な点が残っていた「伝統」という要素を、世代の移り変わりという状況を使って綺麗に説明されて流石に唸ってしまいました。
や~今後の活動記録も楽しみですね。
あと個人的には、104期1話で描かれた曲のルーツを辿るという作業、かなり重要なイベントだと思っていまして、今後のストーリーに大きく関わってくる気がするんですよね~
できればDOLLCHESTRAの曲でもやって欲しいなとも思ったり。
最後に104期 OPENING!Fes×LIVE内のMCの花帆ちゃんのセリフを載せときます。
蓮ノ空における「伝統」を的確に表してるなぁと感じたので
…と少し脱線してしまったので話を戻しますね。
先ほど書いたようにこの曲、振付を入れ直しているんです。
また特訓ボイスでは振り入れ直しに対してこのような言い方をしていました。
このボイスを聞いて少し違和感を感じまして、この言い方だと自分らしさを取り入れるためにアレンジを加えているというよりは、振り付けを振り入れし直さないといけない理由があるから振り入れしてるように感じ取れるんですよね。
では、振付を直さないといけない理由とは何か。
そこで私はMirage Voyageという曲には”2人”用の振り付けが存在しないのではと考えました。
まあ簡単に言うとMirage Voyageはもともと1人曲(DOLLCHESTRAが1人だった代が作った曲)だったのではないか?ということです。
この曲の歌詞を読むと他の伝統曲(Sparkly Spot)と大きく違うことに気がつきました。
歌っている相手が自分であり、歌っている対象も自分なのです。
歌詞にあるワードを使ってこの曲を表すなら、「自問自答」。
この言葉が似合う曲だと思います。
また [Mirage Voyage]夕霧綴理の特訓ボイスから
綴理がこの曲の歌詞を非常に気に入っていることが分かります。
「きっといつか、この歌詞の気持ちになったスクールアイドルがいたんだね。」、このセリフから作曲者と自分を重ねていると解釈できます。
恐らく、この曲を作ったスクールアイドルは1人。
綴理と同じように置いて行かれ、悩んだって、後悔したって、何をどうするのも自分次第。でも自問自答して足掻き、信じて頑張っていくそんなスクールアイドルだったのではないのかなと。
またさやかが入れ直した振付を見てみると、この曲の振り付け、向き合う動作やお互いで作る表現が少ないんです。それぞれが個で動いており、一方が歌ってるときは、もう一方は後ろを向いて踊っています。
この振り付けも、1人曲であったというバックグラウンドからくるものなのではないかと考察してみたり。
確かな根拠はありませんが、歌詞や特訓ボイスからMirage Voyageは1人曲だったのでは?と思い至ったため少し語らせていただきました。
ジブンダイヤリー【 不明 】
・不明
・2ndシングル「Mirage Voyage」のカップリング曲
・作中での披露無し
・リリックビデオ無
まったく分からん。以上
青春の輪郭【 不明(伝統曲?)】
・不明
・1stアルバム「夏めきペイン」の収録曲
・作中での披露無し
・リリックビデオ無
こちらも作中で誰が作ったかについては触れられてないです。
ただ歌詞から自転車を普段使いしている人が作ったのかなと予想しています。綴理とさやかが自転車を利用している描写は一度も描かれていないことから伝統曲と考えてよさそうです。
ただ蓮ノ空は全寮制&作中のセリフから察するに市街地からはかなり離れているようなので、この曲を作った子たちはなんで自転車を使っていたのかが疑問として残りますね…(自転車でどこに向かっていたのだろう…?)
最後にこの歌詞について少し語っていいですか?
「だけど無駄になることはないさ、走り抜けた距離は確かにあるんだ」
この言葉がものすごく好きなんです。
自分はこの曲を作ったスクールアイドルのことを知らないし、何を目指してたのかも知らない。でも歌詞から読み取るに、夢が叶わなかったんだろうなと、相当悔しい思いをしたんだろうなということが分かります。
でもそんな悔しい思いをしたスクールアイドルが最後に「だけど無駄になることはないさ」って歌うんですよ。
これが最高に蓮ノ空のスクールアイドルをしているなって思うんです。
彼女たちのスクールアイドルは悔しい思い出になったのかもしれない、でも無駄にはならないんです。なぜなら蓮ノ空では”伝統”として残るから。
大会優勝などの実績が残らなかったとしても走り抜けた距離は確かに存在します。
それをちゃんと認識できている、曲にまで昇華させることができているってのが、彼女たちも”伝統”のなかに生きる蓮ノ空のスクールアイドルなんだなぁと。
パラレルダンサー【 不明 】
・不明
・1stアルバム「夏めきペイン」の収録曲
・作中での披露無し
・リリックビデオ無
これも不明。
パラレルダンサーという題名や歌詞から、「もう一つの自分 = 理想像」を歌った曲といったところでしょうか。
ちなみにライブで披露されたのは、1st Live Tour ~RUN!CAN!FUN!~ 福岡公演 Day2 だけというレア曲2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜 千葉公演 Day1で披露されたことで披露回数は2回となりました
Take It Over【 103期曲 】
・作詞作曲は夕霧綴理
・3rdシングル「Take It Over」の表題曲
・作中での披露は2回(9月度、10月度)
・リリックビデオ無
・サンダースネーク尺
こちらは103期9月度Fes×LIVE 内のMCにて103期曲であることが判明。
また「せーので!はすのそら!」#46 Fes×LIVEベストシーン発表会② DOLLCHESTRA編でも作詞作曲が夕霧綴理であることが言及されていました。
で、その103期9月度Fes×LIVE 内のMCですが
と、綴理先輩、サラッとなかなか重いことを言ってまして…
この「これまでと、これからを歌詞にした」というのは、実際、歌詞から読み取れるんですよ。
1番Aメロではさやかと出会う前の一人きりで意味を見失っていたころの綴理の心情が、2番Aメロではさやかと出会い、理由を見つけた綴理の心情が描かれています。
このことから1番はさやかと出会うまでの綴理(これまで)、2番からはさやかと出会った後の綴理(これから)が書かれている曲だと考えられます。(厳密には歌詞的に1番の途中で出会ってそうです…)
またこの曲には「Take It Over」というワードが2回出てくるんですが、それぞれ1番と2番、さやかと出会う前と後では意味が違うんですよね
1番の「Take It Over」は「乗っ取られていく」という意味ですが、2番の「Take It Over」は「乗り越えていく」という意味と解釈できます。
(厳密には英語としては take over なんですけど)
ということで、9月度Fes×LIVEのMCどおり、1番はさやかと出会うまでの綴理(これまで)、2番からはさやかと出会った後の綴理(これから)が書かれている曲と考えて問題ないでしょう。
あとこのMCには続きがあって、
と、台風について語っているんですよね。
台風をテーマにしていることは歌詞からも読み取れます。
台風とはいきなりやってきて、景色を一変させる存在です。
綴理にとってさやかは台風のような存在だったのかなぁと思ったり。
あと個人的な好きポイントがありまして、
この歌詞なんですけど、
Tragic Dropsで
って歌っていた子が、ひとりよがりな希望を押し付けてでも「側に居て欲しいよ」って言うようになったところに変化を感じられて、ほんと好きなんです。
飴色【 不明(103期曲?)】
・不明
・3rdシングル「Take It Over」のカップリング曲
・作中での披露無し
・リリックビデオ無
こちらは作中で誰が作ったかについては触れられてないです。
ですがこの曲は綴理が作った曲ではないかと考えています。
その理由について少し話しますね。
題名の「飴色」、そして歌詞にある「木枯らし」や「少し冷えた手のひら」などのワードから晩秋の時期を描いた曲だと推察されます。
で、この時期の蓮ノ空女学院ではオープンキャンパスが行われています。
そう、あの13話の時期です。
この曲は13話での出来事を通して成長した綴理が沙知先輩に向けての想いを書いた曲ではないかと考えています。
綴理が作った曲だと考えた理由ですが
この歌詞と曲名から、緑に赤が混ざると「飴色」=「綺麗ではない枯葉の色」になると解釈することができます。
つまり「君」は緑、「僕」は赤となります。
このことから僕=綴理が、君=沙知先輩を想って作った曲だと考えました。
またこの歌詞、
沙知先輩と綴理との間において「また明日」というワードが重要なものであることが13話から読み取れます。
沙知先輩の「また・・・その。」に対して、綴理が「? また明日。」と返していることから、このような関係になるまでは、「また明日」という別れの挨拶を日常的に行っていたのでしょう。
わざわざ「また明日」というワードを歌詞に取り込んでいることから、綴理が作詞したと考えるのが自然かなと。
で、この曲が13話の出来事の後に作られたと考えた理由ですが、
13話後に書いたと考えた理由は、この歌詞です。
綴理はオープンキャンパスで沙知先輩に呼び出されて、生徒会室で話すまで沙知先輩に対して名前ではなく「生徒会長」と呼んでいました。
「さち」と綴理が沙知先輩の名前を呼ぶようになったのはオープンキャンパス最後の生徒会室での対話の出来事からです。
このことから、13話の出来事の後に作った曲だと考えました。
…少し脱線しますが、
最後にこの歌詞について話させてください。
この歌詞のアンサーというか「言えずに終わるんだろう」が「伝えられた」に変わるのが18話の生徒会室でのシーンでは?という話がしたくて…
活動記録18話の「私たちがここに居るのは、あなたが居たからだよ。」
このセリフ自体は慈ちゃんが発したものですが、「私たち」という主語、そしてその後の「以上、第102期蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブでした。」という言葉から綴理の言葉でもあると解釈できます。
つまり、活動記録18話で「言えずに終わるんだろう」と思っていた「君と出会ったことで僕の今が在る」という言葉は卒業間際でしたが沙知先輩に伝えることができたんです。
いや、ほんとお見事というかなんというか
こういう伏線回収の仕方がたまらなく大好きなんです。
KNOT【 不明(103期曲?)】
・不明
・3rdシングル「Take It Over」のカップリング曲
・作中での披露は2回(10月度、11月度)
・リリックビデオ無
103期10月度Fes×LIVE@竜胆祭 第2部 「ラブライブ!地区予選エントリーライブ」にて初披露。
<記事書き途中>
青とシャボン【 103期曲 】
・作詞作曲は夕霧綴理と村野さやか
・スプリットシングル「Special Thanks / 青とシャボン / ミルク」の表題曲
・作中での披露は1回(1月度)
・リリックビデオ無
こちらはWith×MEETS「1月度Fes×LIVE直前配信」内にて判明。
103期1月度Fes×LIVE~石川県立図書館特設ステージ~、通称「ありがとうライブ」に向けて綴理とさやかが皆さんへの日ごろの感謝を込めて楽曲を作りったとのこと。
現在判明している時点ではDOLLCHESTRAの曲としてさやかが作詞作曲に関わるのは初なんですよね。それを踏まえて聞くと面白いかもしれないです。
以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
今後も更新していく予定です。