休職までの辛い時に励まされたこと
休職までの期間は人それぞれだと思うが、大抵医師の診断をもらって休職に入るケースが多いのではないでしょうか。
私の場合は、最初に行った病院の相性が悪く(医師が食い気味で話してくる、2択で聞いてくるなど・・・)、最初にもらった診断が“休職の必要はなし”。いただいた薬も相性が悪く、気分が悪くなったので、別の病院にかかったところ、軽症ではあるがうつであると診断されました。
会社としては、ありがたいことに休職方向で業務分担をしてくれていたこともあり、スムーズに休職に入ると思われましたが、産業医面談なども実施することに。その際に、「眠れているか、食べ物を食べれているか」のみの判断で、休職が必要か判断され、その場では必要なしと判断されました。
結果、通院中の病院からの診断書があるため、休職となりましたが、2回の診断が、休職まで・休職後の自分を苦しめることになったのです。
「休まなくてもいいと判断されたことがある自分が休むのは甘えなのではないか?」「眠れない、食べれない状態にならないと辛さは伝わらないのか?」
この問いが、頭の中をぐるぐるしてましたが、今少し冷静になって思うのは、自分が限界なのであれば、誰か今後の将来を決定される筋合いはないということ。
だって、会社も医者も、私が社会復帰できなくなろうが、極端に言えば死のうが、責任は果たしてくれません。その時自分が限界なのであれば、自分の意思似合わせた診断をしてくれる人のもとに行けばいいし、休ませてくれないのであれば、辞める覚悟も必要。(日本は傷病手当があるので、暮らしはなんとかなる)
重度のうつ状態の人に、ここまで決断できる意思や冷静さがないのはわかっていますが、私のような、側から見たら元気な人で患っているパターンは、理解して貰えない苦しみがあると思います。でも放置したら辛くなるのです。声をあげれるうちに、話せる人にでもいいので、相談しましょう。軽い気持ちでもいいので、心療内科に行きましょう。
ここで、突然ですが、私が救われた言葉を紹介します。
「自分が限界まで働けているかどうか?まだいけるのではないか?と考えている時点で、それは限界が近づいている証拠」
私と同じように休職をしている後輩が言っていた言葉です。普通の人は、限界が近づいているかどうかなんて考えずに走れるはずだけど、限界が近づいている人はすでに自分を騙し騙しで過ごしているのだと言われました。
その子も、休んでみたら自分がすでに限界を超えていたことに気づいたと言っていました。私も同じです。休んでみて、どれだけ心と体が疲れていたのか、思い知らされました。
「休職することは特別ではない。誰にでもあること。心の風邪。」
休職経験のある先輩の一言です。その先輩は、バリバリ働いているように見えますが、2度の休職経験があると初めて知りました。休んで、今活躍している人が言うからこそ、誰にでも起こりうることなんだなと前むきに捉えることができました。
心の風邪は、よく言いますよね。心の風邪なんて可愛いものではない!という意見もありますが、重たさの話ではなく、誰にでもかかると言う意味では、風邪という比喩はしっくりきます。どんなに予防してても、免疫が下がれば可能性は誰にでもある風邪と同様に、どんなに意識してても、フックがあれば誰にでもうつになりうる可能性があるのです。
でも風邪と同じで、早めに処置したら、戻れますから。それも同じだと思います。
「自分の中に可愛い赤ちゃんがいると思え」
母の言葉です。自分の中に、可愛い可愛い赤ちゃんがいたら、その子を大切にするはず。でも、今の自分はどんどん自分を崖に追い込んでいる。自分のことを大切にできないのなら、自分の中に可愛い赤ちゃんがいると思って過ごしなさいと言われました。
最初は意味がわからなかったのですが(笑)、自己愛が薄い自分に、母がくれた言葉は、自分を愛せないのなら、他者だと思い愛しなさいという言葉でした。私を一番知っている母なだけあります。
「もなこが元気がないと、ぼくも元気にならないよ」
これは、同棲中の彼に言われた言葉です。よく聞くやつですが、これは本当に申し訳なさと共に、早く元気になりたいという活力を生み出してくれました。
以上、私を励ましてくれたワード集でしたが、いかがでしたでしょうか。
気が滅入っているときは、冷静に思考ができなくなるので、客観的な意見があるといいかなと思います。少し落ち込んだり、休職を考えている人がいたら、そう言えばこんなNOTEがあったなと思い出していただけたら幸いです。
また書きに来ますね。