SDG'Sを実践する街

最近、英単語やアルファベットの略語やらが増えて、何が何やらわかりません。
SDG'Sも持続可能社会と言ってくれたら、まだ分かりやすいと思うのに。もしくは分かりにくくして、推進されないようにしているのでしょうか。

さて、この街に来て一年、ここにたくさんの人が訪れ、街の賑わいが持続している理由の一端が分かったように思うので、少し書いてみます。
気づいた大きな点は、「ひとりでやってますので、」というお店が多いこと。もちろんどんな街にもそういうお店はあるでしょう。しかし、この街にはとても多いです。チェーンのお店はほとんどなく、家族経営か、一人店主です。最近でこそ、出版社をひとりでという会社もありますが、おそらくずっとこういうスタイルの多い街なのだと思います。
古い建物を多く残しているこの街は、自分がひとりでできる範囲のお店を開きたい、そういう方にとって初期費用も抑えられ、また隠れ家感もあってとても魅力のある場所だと思います。
そして、ひとりで店を長く続けるためには、多くの儲けのために苦心するのではなく、「できる範囲」を前提として席数なり提供数量を限定することが一番です。数量を限定することは、必然的に予約制になります。それによってロスも無くせます。これこそが、持続可能な仕組みです。
数量限定、予約のみなどは、客に行ってみたいと思わせるキャッチーな売り文句です。この街では、ひとり店主が多いことで、知ってか知らずかそのキャッチーさが売りとなり、行ってみたい街、訪れてみたいお店となると思います。
日頃から市民が行き交う街中で、観光客を見かけるのは古くからある街です。作り出された観光地は、街から離れ、駅から遠く、観光地は収益があっても、街の商店にはお金が落ちません。しかし、ここでは街歩きが基本であるため、周辺のいわゆる普通の店にもメリットが生まれています。いい循環が生まれている事を実感します。
実際、コロナ最盛期でも新しい店が次々とできていました。

街が作るSDG'S、どんな街でもできることではありませんが、ロスを出さない店作りなら、可能ではないでしょうか。

#持続可能性 #SDG 'S #尾道 #ひとり店主 #商店街


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