Last Resort ABのスニーカーと古着のムートンジャケット。
北欧発スケートボードシューズブランド Last Resort ABの取り扱いが始まった。個人的にとても好きなシューズブランドだったから、入荷してすぐに、スケーターのタッチャンを誘って撮影に出かけた。
NO BIG DEAL STYLEについて
NO BIG DEAL STYLEは、スケボーショップHI5が提案するスケーターらしい着こなし。自分のスタイルをブランドや価格ではなくて、自分のセンスで表現すること。 友達に「それいいね」と言わせて、「大したことないよ(NO BIG DEAL)」と返す。そんなスタイリングをお伝えしています。
古着のムートンジャケット、同じく古着のラルフローレンのチノパンにLast Resort ABのVM002 SUEDE LO。
Last Resort ABのシューズは、ミニマムでシンプル。ブランドモノのシューズに付いていて当然のアイコンやシンボルがない。あって当然のものがないということで、シューズ自体がシンボルになっている感じがする。アイコンやシンボルがなく、これ以上ないくらいにシンプルなのに、ひと目でLast Resort ABのスニーカーだと分かってしまう。
ミニマムなのに個性を発揮しているのは、単に他と違うことをやっているというだけじゃなく、アッパーやソールやシューレースの質感、そして履いた時のシルエットにもこだわっているからに違いない。
Last Resort ABは、スケートボードブランド POLARを立ち上げたPontus Alv(ポンタス・アルブ)がスタートしたシューズブランド。コンセプトもシンプルで強い。
スケーターだったら誰もが夢見つつも、実現が叶わないと嘆くコンセプトだと思う。というか、生き方そのものの話にも感じられる。これを掲げてシューズブランドを始めたポンタス・アルブを尊敬しつつ、撮影は続く。
重たいムートンジャケットを着ながらのプッシュは大変そうだった。ムートンジャケットは、バイカーのアイテムというイメージだけど、スケーターが着てプッシュしても絵になる。転んだ時も擦り傷とは無縁だ。インナーは、Tシャツ1枚で十分暖かい。だから、実は、普段着として玄関にかけておけば、冬の時期、コンビニまでプッシュする時なんかにすごく良い。
インナーは、LIFEWEARのタートルネックTEEに、Last Resort ABとスケートボードウィールブランドSPITFIREとのコラボレーションTEEを重ね着。お互いのアイデンティティがスッキリと重なっていて無駄がない。コラボレーションアイテムにも、Last Resort ABの理念が貫かれていて頭が下がる。
撮影場所は、お店の近くの神社前。日の丸が掲げられて、初詣の準備が進んでいた。日の丸の中をプッシュするタッチャンが、少しだけ駅伝の選手に見えた。