NBDのデニムショーツとCONVERSE SKATEBOARDINGのモカシンで海へと。
人は、人生に迷ったり悩んだりすると、海へいく。この星の支配者みたいに生きている人間だけど、海こそが生命の故郷だということを忘れていないのかもしれない。
なんていうカッコいいことを考えさせるから、夕焼けに染まる海は、気をつけないといけない。まだ付き合いはじめて間もない彼女と海をデート中にこんなことを言ったら「さむっ！」と思われてしまうし、夜、布団に入った頃に思い出して、自分自身でも「さむっ！」となってしまうから。
カッコいいことを考えるかどうかは別として、でかいジーンズをリメイクしたデニムショーツが良い感じだったし、デニムショーツの完成と同時に入荷してきたCONVERSE SKATEBOARDINGのモカシンが、デニムショーツにハマったから、スケーターのSoujiを誘って、海へと撮影に出かけた。
今回作ったデニムショーツは、LEVI'Sの550をベースにしている。ウェストサイズ46〜48という、かなり大きいサイズ。このままだとさすがに穿けないから、ウェストにゴムを入れるカスタムを施した。ビッグサイズのパンツにゴムを入れたり、プリーツを入れたりすると、シルエットがすごく良くなることに気づいてからは、「でかいパンツはねぇかぁ」となまはげのようにでかいパンツを探している。
ウェストにゴムを入れて、股下29cmと少し長めに指定してカットした550は、良い感じのバギーシルエットになってくれた。真夏にデニムは暑いけど、バギーなデニムショーツだったら涼しい。
CONVERSE SKATEBOARDINGからリリースされているモカシンタイプのスケートシューズ。CONVERSEのアーカイブにあったシューズをスケート仕様にアップデートしてある。バルカナイズドソールはしっかりとグリップが効くし、柔らかいレザーで足への馴染みも早く、想像以上にちゃんとしたスケートシューズに仕上がっている。リフレクター仕様の替え紐が付いていて、こっちの方がシティ感があるのでおすすめ。
合わせたのは、Hender Schemeのスエードキャンプキャップ、ラルフローレンのポロシャツ、SPORT LIKE SHITのハリントンジャケット。素材をアップデートしたり、着崩しを工夫することで、ストリートファッションだけど、子供っぽくならないように。
海岸沿いを夕焼けに向かってプッシュしていると、どうしてもカッコいいことを考えてしまうから困る。
NO BIG DEAL STYLEについて
NO BIG DEAL STYLEは、スケボーショップHI5が提案するスケーターらしい着こなし。自分のスタイルをブランドや価格ではなくて、自分のセンスで表現すること。 友達に「それいいね」と言わせて、「大したことないよ（NO BIG DEAL）」と返す。そんなスタイリングをお伝えしています。