SPORT LIKE SHITのドリズラージャケットとスケーターとしての謙遜。
スケートショップHi5のコンセプト SPORT LIKE SHITの新作ジャケットを作った。
NO BIG DEAL STYLEについて
NO BIG DEAL STYLEは、スケボーショップHI5が提案するスケーターらしい着こなし。自分のスタイルをブランドや価格ではなくて、自分のセンスで表現すること。 友達に「それいいね」と言わせて、「大したことないよ(NO BIG DEAL)」と返す。そんなスタイリングをお伝えしています。
今回作ったのは、ドリズラージャケット。クラシックなアイテムが好きな自分にとっては、常にワードローブに入れておきたい定番アウター。だけど、クラシックなアイテムだからこその難しさというのがある。特にシルエットは、大きめサイズを選んでも、なんとなくしっくりこない。かといって、ストリートブランドが作っているようなやりすぎなルーズさも苦手で、良いものはないかと探していたら、いつもお世話になっているインポートアイテムの代理店が別注で作っていた。サンプルを着てみたら、丈も幅もディテールも本当によくできていたので、今回のオリジナルアイテムのベースに使うことにした。
丈が短めで、幅が広めのボックスシルエット。デカいパンツに合わせるとスケートの気分が上がる最高のシルエット。オーバーサイズでこの雰囲気を出そうとすると、2XL以上のサイズが必要で、古着屋を足を棒にしてハシゴしてもなかなか見つからない。
襟は、小さめ。襟が大きいと作業着みたいになってしまうから、これくらい小ぶりの襟の方が良い。
裏地は、ハウンドトゥース。いわゆる千鳥格子柄。裏地があるおかげで防寒性が上がり、着た時のシルエットも良くなる。
左胸の内側にポケット付き。
チンストラップ付き。襟を立たせたときに良いアクセントになってくれる。
両サイドにハンドウォーマーポケット。
裾は、ギャザーリブ仕様で、程よいフィット感。ギャザー部分をくるっと内側に入れると、さらにショート丈になる。インナーのサイズ感に合わせてシルエットを変化させられる。
袖もギャザーリブ。ブカっとした袖のシルエットを作るのに一役買っている。
カラーは、ネイビー、ブラック、ブラウンを作った。
ネイビーが鉄板カラーだけど、ブラックは、デニムとの相性が良くて最高だし、ブラウンは、同系色でまとめたときの"こなれ感"がたまらない。
SPORT LIKE SHITは、スケボーショップHi5のショップコンセプトのひとつ。「クソみたいなスポーツ」という意味になる。スケボーを単なるスポーツにしてしまうと大切な何かを失ってしまうような気がする。スケボーカルチャーを知らない人からすれば、スケートボードは、クソみたいなスポーツかもしれないけど、それがどうした、分かってたまるか、という反骨精神の意味と、俺達がやってることなんてクソみたいなスポーツだけどさっていう謙遜の意味も込めている。カルチャーには程よい排他性が必要なのかなと思う。そんなコンセプトをウェアアイテムを通じて伝えるために、不定期でオリジナルアイテムをリリースしています。
Hi5のオリジナルアイテムは、完全受注生産になります。お届けは、受注期間締切日から、約14〜20日後になります。