近所のコンビニまで、スケートボードで。2023
スケボーを始めたらやってみたいことと言えば、スケボーで近所のコンビニにまで行きたいっていうことだったりする。トリックができることも、コンテストで勝つことも、もちろん大切で素晴らしい。だけど、乗り物としてカッコ良くて楽しいスケートボードの価値も広がったら良いなと思う。だから、いつもお店に遊びにきてくれるスケーターのSoujiとHeiryoを誘って、去年やった「近所のコンビニまでスケートボードで。」を今年も撮影した。
NO BIG DEAL STYLEについて
NO BIG DEAL STYLEは、スケボーショップHI5が提案するスケーターらしい着こなし。自分のスタイルをブランドや価格ではなくて、自分のセンスで表現すること。 友達に「それいいね」と言わせて、「大したことないよ(NO BIG DEAL)」と返す。そんなスタイリングをお伝えしています。
休日の前日の夕方。帰宅して、夜に観る映画を決めたところで、冷蔵庫が空っぽだったことに気づく。今夜は、二本の映画を観る。フードとドリンクが絶対に必要だ。というとき、普通は、買い物に出かけるのが面倒くさいと思ってしまうけど、スケーターは違う。スケボーに乗ってコンビニに行ける口実ができて楽しい。
映画漬けの夜にしようと決めているときに限って、友達から誘いの電話があったりする。
古着屋で映画ネタのTシャツを見つけたらテンションが上がる。多少サイズが合わなくても買ってしまう。なぜなら、友達に見せたら絶対に「それいいね!」と言わせることができる数少ないアイテムの一つだから。Heiryoが着ているのは、スケートボードブランド Skate Mentalのもの。Alien VS Predator Tシャツは、Skate Mentalファンの間では、必須のアイテムで、映画を観る夜に絶対に着たい。少しナードな雰囲気だけど、ファッションを頑張らないためには、これくらいがちょうどいい。
特にやることもなく、スケボーで出かけたけど、夏の夜は、誰かと語り合いたくなって、いつものアイツに電話してしまう。
待ち合わせの時間が迫っていても、良さそうなスポットがあると、ついつい寄り道してしまう。スケートボードは、楽しすぎて困る。
先日発売になったPACKINGのメッセンジャーバッグが調子いい。薄手のリップストップナイロンで軽快だから、スケボーや自転車に乗るシティボーイにおすすめ。メッセンジャーバッグは、収納と同時にアクセサリー的でもあるから、常に玄関にぶら下げておこう。
Heiryoが使っているのは、PACKINGのバックパック。アウトドアブランドだと機能的にやりすぎだし、高級ブランドやブランドのロゴがドーンと前面に入っているものを毎日使いたいとは思わない。PACKINGのバッグは、普通だけど、少し気が利いていて、毎日使うのに最高なのだ。
パンツは、ラルフローレンのユーズドのパジャマパンツ。パジャマだけど、オーバーサイズを選んで、ソックスインしてシルエットを整えたら、イージーパンツ的に着こなすことができる。ルーズに着ても良いし、シャツを合わせてミスマッチを楽しんでも良い。
シューズは、LAKAIのニューモデルMOD。完璧に足にフィットするアッパー、つま先を真っ二つに分けるパンチングレザー、透明度の高いクリアソール、トリックでシューレースが切れないようにデザインされたシューレースホール。どこかで見たことがあるものや、誰かと同じものを選ぶほうが安心だけど、スケーターだったら、こういう攻めたデザインのシューズをいち早く選びたい。コーディネートしやすいクラシックなシューズが主流の今、LAKAIがこのモデルをデザインするという、スケートシューズブランドとしての姿勢がカッコいいと思った。売れることよりも、本当にスケーターが必要なシューズを作っているということの証だからだ。
Soujiのシューズは、LAKAIの定番TELFORD LOW。光を反射するリフレクターロゴだから、夜のクルージングでも安心。夜遊びが多くなる夏は、リフレクターのアイテムが欲しくなる。
待ち合わせは、コンビニに限る。待たせる方にも、待たされる方にも、メリットが多いから。かといって友達を待たせるのは良くない。小さい約束を守る人間でいたいのだ。