PACKINGのデイパックとスケーターの放課後
NO BIG DEAL STYLEについて
NO BIG DEAL STYLEは、スケボーショップHI5が提案するスケーターらしい着こなし。自分のスタイルをブランドや価格ではなくて、自分のセンスで表現すること。友達に「それいいね」と言わせて、「大したことないよ(NO BIG DEAL)」と返す。そんなスタイリングをお伝えしていきます。
今日は、NO BIG DEAL STYLEにぴったりのデイパックが見つかったから、スケーターのバッグの中身特集。
車移動がメインの地方在住の自分にとって、カバン選びは、難しく、そして、あまり楽しいことではなかった。
アウトドアブランドのバックパックの機能性やデザインは、見ている分には惚れ惚れするほどカッコいいし、実際にアウトドアで使えば、その機能を活かすことができて、高価格にも納得できる。
だけど、通勤も遊びも出かけるのは車移動。遊びといえば、スケートボード。アウトドアブランドのバックパックでは、ちょっとやりすぎなのである。
かといって、シンプルであれば良いというわけでもないし、ひと目でブランド物と分かるというのも、NO BIG DEAL的ではない。
とりあえず持っているバッグでお茶を濁しまくっていたある日、見つけたのがPACKINGだった。
サンフランシスコのスケーターたちが使っているようなシンプルなデイパック。だけど、サイズが普通のものより一回り大きい。
そうそう、こういう普通だけど、友達に「それなに?」って言わせられるものが欲しかったのだ。
バッグが決まれば、こっちのもの。何を入れるかを考えるのは、とても楽しい。少し大ぶりなPACKINGのデイパックなら、必要最低限とかミニマムに、なんて退屈なことはできない。持っていきたいものは、全部詰め込んでOK。
将棋の駒の形をしたユニークなスケートワックス壁部。石でもコンクリートでも育てることができるとインスタグラムで話題。スケートツールは、1回買ったら一生使えるオールアイアンのSPITFIREのものがいい。メッセージ性があったり、ふざけていたりするスケートボード関連のステッカーは、仲間との話題作りにもなるからバッグに必ず入れておきたい。
財布は、PACKINGのコンパクトウォレット。ポケットに入れたままスケートできる小さいサイズだから、盗まれる心配がない。
PACKINGのCOMPACT WALLETは、小さくて良いけど、もしかしたらなくすこともあると思って、AppleのAirTagを付けた。iPhoneに登録しておけば、マップからどこにあるか探すことができる。公式オンラインで買うと無料で刻印を入れられるから、Shitなアイコンを入れてみた。
スケート中はお腹が空くし、仲間とシェアするためにも、お菓子はかかせない。富山市のお菓子屋さん cotieが新しく発売したクッキーボトルが素敵だった。種類ごとに砂糖を変えるこだわりのクッキー。しっかり焼いてあるので粉っぽくなく、ざくざく噛むと香ばしい小麦の味が口の中に広がる。
スケーターにタオルは必需品。ヴィンテージ感のあるワッフル織りのタオルが無骨なスケーターに似合うと思う。DIY好きのスケーターなら、絶対に欲しくなるサンドペーパーデザインのハンカチで身だしなみも完璧。昔、一緒に滑ったアメリカ人のスケーターが教えてくれたOLD SPICEのデオドランドで男の香りを。
スマホのメモ機能は便利だけど、どうしても手書きで残したいときがあるからスケッチブックとボールペンは欠かせない。異国のおじさんが表紙のPUEBCOのスケッチブックはユニークだし、初対面の人との話題にもなって良い。ミリタリーグリーンのボールペンは、ドイツの名門文具ブランドLAMY。カラーやワイヤー製のクリップのバランスがカッコ良く、書き心地も最高。好きなことで生きることと食っていくことの選択に悩んだときには、かもめのジョナサンを読み返す。
最近は、フィルムカメラが面白い。プレビューができないのは、不便なことではなくて、インスピレーションを得るために欠かせない制限だと思えてきた。KODAKのチープなフィルムカメラなら、肩肘張らずに楽しんでシャッターを切れる。iPhone用フィッシュアイレンズは、自分や友達のフッテージ撮影に必須。
PACKINGのデイパックに荷物を積めていたら、あっという間に放課後の時間。スケーターのSoujiが通う学校の近くで撮影した。
Model:Souji
Photo:Yoshi
Styling&Text:HI5
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