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硬膜穿刺後頭痛(PDPH)その3

硬膜穿刺後頭痛(PDPH)で火曜日に入院しました。
金曜日になって だいぶ良くはなりましたが、症状の改善もかなり遅く、さらなる改善の効果を期待してブラッドパッチの治療?処置?もやりました。


この時は 外来で処置をしました、
外来患者さんの診察が終った夕方に、処置に呼ばれました。この日午後MRIの検査を受けていたので、担当の1人の先生が結果を確認に行っている間に、もう1人の先生から処置の説明を受けました。

検査の結果に問題がなかったので、ブラッドパッチを行うことになりました。

1人の医師が髄膜穿刺をしている間に、もう1人の医師が腕から清潔操作で無菌的に静脈血を7ccくらい採血をして、必要量が採取できたら、採れた血液を髄膜に針を刺している先生に渡して、少しずつ髄膜に血液を入れていきました。
その後仰臥位で1時間安静にしていました。血液を入れた後から、また頭痛が少し出てきて悪心もでできたので、経口で水分を取りきれる自信がなく、その旨を先生に話しました。再度、点滴をすることになりました。

昨晩の時点で、水分もある程度とれるようになっていて、点滴を入れているところの血管痛が出始めていたので、刺し替えという話しが先生からでました。点滴が入る血管がなく、かなり探して針は刺したもののうまくいかず、「僕もう無理……私に点滴を入れるほうが、高度なブロック注射よりも難しい」と言われ差し替えはあきらめました。このときに繋いでいた点滴だけは入れきりたかったので、終わり次第抜針ということになりました。
抜いた後で、どうしても点滴が……ということになった場合には、頑張って探して入れるからと言われました。

処置後、担当医の先生が2人がかりで左右の腕をそれぞれ駆血して血管探しをして、なんとか入れてもらいました
でも、入れてくれた先生は、昨晩チャレンジした先生ではありませんでした。

ストレッチャーで病室に戻りその後は、30分ほどベッド上安静でした。

なぜのこの治療をおこなったのかというと、腰にやった注射の針先が深く入りすぎで硬膜に穴があいて髄液が漏れたり中の圧が下がり私の場合はそれによる頭痛や吐き気がでました、その硬膜の穴のあたりに自分の血液を入れて瘡蓋を作り穴を塞ぐ治療をしました。

自己血液を注入して穴を塞ぐ治療のことをブラッドパッチといいます

硬膜には、ふつう血液は入っていないし、いくら自分の血液と言えども一度体外に出たものを再度身体に入れると異物と認識してくれます。

あと割と新しい治療法だから長い目でみると硬膜とかが癒着する可能性も今後があります。そたに未知なる影響があるかも知れません。
あと腰部などから行う下半身麻酔でも注意が必要です。副作用で今回起きたのと同じような症状がでる可能性もあるのし……

ブラッドパッチ後3日してから、安静度を徐々にあげていき、食欲ももどり特に異状もなかったので無事に翌週の月曜日に退院できました。

病棟での担当医の中には、ブロック注射を担当していた医師も途中から担当医として加わりましたが、病棟に回診にはくるだけでした

退院時に 今後のことを考えて使った薬や経過などを簡単にまとめたもの(記録)をいただきました
なにかあった際には それを読めば状況がわかるようにというものです

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