究極の「ヨコ活」を経た限界オタクの今
ところで、😭←このマーク使うときって、この顔と同じように涙が頬をつたうほど泣いていますか?
ぶっちゃけ私は泣いていない。実生活で、この絵文字のような表情になるまで泣くことは、ほとんどない。自分で言うのもなんだけど、打たれ強い方、といえば聞こえはいいが、まあいろいろと鈍いんだと思う。
待ちに待ったヨコタさんが登場する関ジャム。録画してるんだから、そんなに必死にならなくたっていいのにね。一言一句、逃してなるものか!鼻息荒めに、前のめりに、無意識にテレビの前を陣取っていた。
番組冒頭から、いや教えて頂いた限りでは、放送前のCMから、クローズアップされていたヨコタさんの言葉。流暢な中にも、確固とした根拠。揺らぐことのない説得力が光る。それと並行した熱量、かつ穏やかな物腰。クソデカリスペクトから、ついつい醸し出てしまう喜び。嬉しくて仕方ない抑えようのない気持ち。芯の強さと共存するなめらかな協調性。
↑ ここ、息継ぎなしで50,000,000億回言いたい。
©️付けとくか。
これでもか炸裂する想像以上のヨコタさん節。大好きなヨコタさんの魅力が、次から次へと襲ってくる。
まさにこれだった。
いや、自分が思ってた以上の 「これ」 だった。
今まで私たちに惜しみなく教えてくれたヨコタさんの知識は、氷山の一角だった。やっぱり私は、とんでもない人を大好きになったんだ。
あの時から頭ではわかってたのに、クオリティの高い番組内容とその反響の大きさに、
一気に引き離されたような錯覚に陥った。もともと手が届くような存在ではない。私の中ではすごく大きくて、とてつもない憧れ。でもどこかで、すぐそばに居てくれるような、かけがえのない存在に位置づけてた。勝手なもんだな。
きっと、これでいいんだ
そう自分に言い聞かせたら、急に苦しくなった。心臓がギューーーッとした。しょげた子どもみたいに布団の中に丸まって、わんわん泣いた。あの絵文字みたいに涙が頬をつたう。なんで泣いてるんだか、自分でもよく分からなかった。ものすごく嬉しかったことと、もう届かないことが混ざりあって、びっくりするほど混乱した。多分喜んでもらえると思います、ってヨコタさんは予告してくれたのに。めちゃくちゃ嬉しい!だけに留まれなかった自分。多分どころかバカ喜んだのに。その気持ちだけで良かったじゃん。なんでこうなるんだろ?意味がわからない。。😭
待ちに待った機会が訪れたんだから、鮮度の高い返信をしたかった。でも、妥当な言葉がひとつも浮かんでこない。どうにか伝えられたのは放送から12時間後、
たかだかこれしきの言葉をひねり出すことすら、この時の私には簡単じゃなかった。
おかしなことを書いてるのは百も承知だが、あえて書こう。私はこの八代オクラに報われた者です。
投稿しなかった本音は、下書きに残ったままだった。ヨコタさんは何も変わってなかった。
言霊という意識もない、なんの変哲もないくせに、結果的になんとなく起点となったような、昨年の11月。これだけじゃなかったのは、
ヨコタさんのコラムに、関ジャム出演への切望を書いたのも、同年11月。こじつけようと思えばなんとでも言えるな。質の悪い思い込みです。ご容赦ください。
放送前に書いてくれた第53回のコラム。ヨコタさんの気持ちを事前に知ることができて、本当に本当に嬉しかった。毎度クソうざ長くて、遅筆がたたり、なんとか気持ちを抜粋しても、感想を送信するのにやたらと時間がかかる。そこには書けなかったどうでもいい話を、ここで供養します。
私にはB’zの知識がほとんどなく、代表曲ならギリ分かるかな?レベル。そんな中、唯一存じ上げていたのが『Rock'n Roll Standard Club』。松本孝弘さんのソロアルバムだ。
関ジャムの放送で、ヨコタさんの口から「ハードロック」という言葉が出るたび、私は震えてた。ヨコタさんとそのジャンルを結びつけてたのが、B’zだったとは…(違ったらすみません)初期の楽曲の影響か、TM NETWORKっぽい印象が拭えないとか、我ながらどんだけ時が止まってんだろ。こんなきっかけでもない限り、結びつかないキーワードだった。
わざわざ表明するまでもないが、我々はHR/HM黄金期ど真ん中の世代だと思う。Van HalenやBon Joviがチャートを席巻した。ライト層で終われば良かったものの、そこから奈落の底へ落ちていった精神荒くれの十代。80年代、もはや紀元前のお話。
アルバムを聴いてるのは当然だとしても、その中からカバーを、いや誘われたにしてもだよ、よりによってマイケル・シェンカー・グループとゲイリームーア?そんな天変地異、あるかって話なんですよ、、
ギターキッズではなかったものの、私はその流れを組む、いわゆる泣きのギターリストが大好きだ。遊びでコピバンしたのがArmed And Ready、超絶名インスト曲、Into The Arenaと同じアルバムに収録されている。当時、最も崇拝してたバンドは、遊びでもできなかった。完璧じゃないと演りたくない。そういえばカラオケでも歌わなかった。だって、そもそも音が違うんだもん。あの何層にも重ねた音は再現不可能なんだよ……って、今思えばこだわりが過ぎたかな。もっとゆるく生きてれば良かった。
もう1曲については、いろいろと調べていく中で松本さんが弾いている映像にたどり着いた。これが、バカえぐだった。とんでもないプレイヤーなんだ。無知は罪だ。なんで今までこれを知らずに生きてた?シェンカー同様、ゲイリーも大好き。THIN LIZZYには、どっぷり沼った。G-FORCEの妙ちくりんな音が、なぜか大好きだった。コリドーズは今も聴く。速弾きよりもコンポーザー的要素に魅力を感じてた。
ベースにビリー・シーン、ドラムは今は亡きパット・トーピーが参加したギリギリChop。Mr.Bigの来日公演も重なり、偶然この懐かしい情報にも触れることができた。そこからReal Thing Shakesにトニー・フランクリンが携わっていた話になり、相変わらずお元気そうなトニーの現況を教えてもらった。またその勇姿を、日本で拝める日はくるかな。
Rock'n Roll Standard Clubが発表されたとき、自分の好きな曲をカバーしたアルバムを出せるんだ。売れるってすごいことなんだな。なんて、外野にありがちの低俗な意識しかなかった。「このアルバムを聴いて、原曲の方も聴いてもらえればこのアルバムの目的は大成功」というWikiの言葉を目にし、そうか、だからこそ原曲に忠実だったんだ。今頃になってその敬意を知り、当時の感覚を反省した。やはり無知は罪だ。
このままじゃもったいないって、ずっとずっとずっと思ってた。メゾンネズミのコラムをはじめ、コンテンツHolic然り、アンテナが低くて知識のない私のような人間に届くと、そこからつながる未来もある。それはそれで有益ではある。と同時に、いつも教えてくれることに、大きな感謝と尊敬が爆増した。
同じ「ヨコ活」の中でも、めをとじに関しては変化球さながら、上記とはまったく違う尺度を必要とする。コラムの感想にはとても書けなかったけど、重責を感じて当然。音楽そのものを愛し、心優しく、思いやりの塊のヨコタさんにしてみれば、拷問でしかないのでは。でもさ、抜擢されるってこた、必ず意味がある。ヨコタさんの経験値、価値観、視点が活きるって、色眼鏡で色惚けの狂った輩じゃなく、白羽の矢を立てたディレクターがいるってことだから。
そして、関ジャム放送時~放送後の『共感』のビッグウェーブ。ヨコタさんのまっすぐな熱量が、その類の人に届いたら何が起こるか。ふたを開ける前から明らかだった。絶対にみんな喜ぶ。絶対にみんな嬉しい。
自分の盲目さは認めざるを得ない。そういえば、以前の職場にB'zガチ勢がいたじゃないか。今回の関ジャムをきっかけに、3年振りに連絡を取った。『コメントが分かりやすかったし、いろいろと見えてて、アーティストなんだなあって思いました。』彼からのLINEには、そう書いてあった。そらもう😏したり顔ですよ。やっぱり私の贔屓目なんかじゃない。これは事実なんだ。
届く人に届いて嬉しい。それについて思い切り語る人が増えて嬉しい。それを楽しい!嬉しい!って喜びを分かち合う人が増えて嬉しい。嬉しいことしかなくて嬉しい。こんなん、なんぼあってもいいですからね!
かくいう私にも、原体験といえるバンドとの出会いがある。そして、彼らを通じて出会えた、あれは高1だったか高2だったか、人類史上最古の友人がいる。今思えば、彼の探究心と掘り下げ方に対して、特別な違和感もなく、むしろ居心地よく過ごしてきたことは、一般的ではなかったのかもしれない。唯一無二の存在であり、とても大切な友人だ。膨大な知識のストックと比例する、いつまでも冷めやらぬ熱量。でもそれに躍起になるような、無駄に取り乱す様子は見たことがない。穏やかな物腰で、自分のペースを貫いている。彼の話を聞いているのは楽しい。たぶんこれ2K好きだと思う!私の好みを踏まえて、いろんな音源を教えてくれた。あれから何十年も経った今も変わらない。つい数日前にも、The Pretendersの2023年版ライブ映像を持ってきてくれた。私がプリテンダーズを好きなのを覚えていてくれるのは、きっと彼くらいだろう。
なにかを一心に愛し、大切にする人って、どこか揺るがないものがあって、「本当に好き」だけを感じる。語彙力や言葉の丁寧さや文字数じゃない。どんなに少ない言葉数でもあふれてしまうし、具体的に発さなくても伝わってきたりもする。こういう人に出会うと、自分もまっすぐに、背伸びせず、等身大でいたいなと思わせてくれる。
ヨコタさんには、この感じがある。友達でもなんでもない。でもずっとこの感じで過ごしてきた私には、とことん違和感がない。いちいち一致する。ずっと話を聞いていたいと思うのは、寄せてるんじゃなく本心。それは好きだからだよ!と言われたそれまでだが、私の中では少し違う。
2022年の音魂で、ユニコーンとはっとりのコラボを観た直後。時を越えた組み合わせに、どちらも好きで良かった気持ちは、倍増どころの騒ぎじゃなかった。
と、ここまで書いたら、ヨコタさんがInto The ArenaのMVの存在を教えてくれているじゃない!!慌ててアメトーークを見た。んあああああ!!!おいおいおい!!!改めてクローズアップされた部分のフレーズ!!!そこだよそこ!!歌えるから~~~~~!!(弾けないもんでね。。)
無知は主張したら罪かもしれんけど、今まで知らなかったことを、知ることができる機会としては必要かも。これ見逃してたら、ちょっと後悔しただろな。
本来の目標は別にあったとしても、ヨコタさんにも、はっとりみたいな日がきたらいいな。小杉さんポジも、かなりおいしい…🤭そういえばスピッツの件もあったよなあ。ヨコタさんの熱い思いが、これからもじゃんじゃん、いろいろなところへ届きますように!
私の原体験に値するバンドは、一番好きとか一生好きとかいうよりも、一番付き合いが長い、というのが一番しっくりくる。彼らが影響を受けたバンドを遡って聴いた。それがきっかけで足を運んだイベントで、膨大な音楽を吸収した。人類史上最古の友人と出会えたのも、このバンドがいたから。来日してくれないと観ることが叶わず、そもそも情報を入手するのが難しい時代でもあった。自分なりに調べて、掘り下げて、探究して突き詰めるしか、あふれんばかりの好きを収拾できなかったのかもしれない。数えきれないほど、いろんな体験をさせてもらった。
そのバンドとの出会いとなった通算4作目のアルバムは、1987年8月にリリースされた。今年で36年。
こじつけようと思えばなんとでも言えるな。
質の悪い思い込みです。ご容赦ください。
1987年の8月に生まれしものが、自分の人生にここまでの影響を及ぼすなんて、誰が予想できたかな。こじつけるのも、ちょっと怖いくらい。
ただひとつ言えることは、
『あなたのおかげで楽しい』
いつもありがとう。
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