1000万円までの全体の道筋をざっくり考える③
さて、前回の記事から少し時間が空いてしまいました。
円安ドル高は続伸し、介入による乱高下をはさみながら高値水準で推移しています。
145円にさしたUSD/JPYの指値は未だに刺さっておらず、USD建てでみたときの資産は少しずつ下がっています。
ツイートした通り、今週いっぱいで1ドル145円まで落ちてこなければ、11月に入ってから積み立て資金5万円を追加した後に、押し目買いのQuantZoneを動かす予定です。
二階建ての運用を考える
さて、1000万円という大きな目標を達成するために、かなりのリスクを取る必要があります。
そこで、二階建ての運用を検討します。
本来であれば、ちょうどビットコインが高値からかなり下がっているので、資金を全部ビットコインに換えた後にそのビットコインを証拠金として運用するいわゆる「二階建て」の運用を考えたいのです。
この方法はビットコインが上昇する局面において非常に力強いパフォーマンスを発揮するのですが、今回は以下2つの理由から別の方法を模索したいと思います。
資金をビットコインに変えてしまうと、評価額の50%分しか証拠金として利用できない。
前述のとおり、ビットコインなどの「仮想通貨現物」と「ホールド」は相性が悪い。
ということで、いま現在、一階部分にゆるいトレンドフォロー戦略を採用することを検討中です。
トレンドフォロー戦略について
トレンドフォロー戦略については、別途記事にします。
これは「時系列モメンタム戦略」と呼ばれるもので、直近の過去の値動きが上がっていれば(下がっていれば)今後も上がる(下がる)だろう、と考えるものです。
ビットコインは長めの時間軸(例えば日足レベル)でみたときにトレンドが形成されやすく、かなり単純な戦略でも現物ホールドのみの戦略をアウトパフォームできる可能性があります。
このツイートでは、「戦略の一つとして」と書きましたが、レバレッジを低めに設定して一階部分にこれ系の戦略を採用することを検討中です(上記のものをそのまま採用するわけではありません)。
また検討の結果、方針自体を変更する可能性も十分あります。
とりあえずこの方針で行くとしたら、一階部分に現物ホールドをアウトパフォームできそうな、可能な限りシンプルなトレンドフォロー戦略をレバレッジ0.5~1倍程度でゆるく運用しつつ、
残りのレバレッジを使って二階部分の戦略を別途導入する、あるいは必要に応じて証拠金を別サブアカウントに移し、そこで得られた剰余利益を一階部分に戻す、などの運用方法を検討していきたいと思います。
それではまた。
・・・
追記(2022年11月9日)
本企画の運用で利用しているFTX Japanの母体であるFTXの経営状況が不透明になっています。
筆者の観測によれば、FTXおよび関連会社のAlameda ResearchがFTTトークン(FTXが発行したトークン)を担保に運用を行っており、リーク記事やBinance CEOによるFTT売却ツイートを発端に資金引き出しの取り付け騒ぎが起こった模様です。
11/9現在、FTXはBinanceによる救済合併に舵を切っています。
FTX Japanは日本国内で登録済みの暗号資産交換事業者ですので、顧客資産は分別管理・保護されています。
本企画自体は続行する予定(場合によってはFTX以外を利用します)ですが、状況に応じて方針を転換する可能性があります。
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