ガタキリバ構築蘊蓄
はじめに
ガタキリバ構築理論ようすけのとうちゃん@黄色いバトルスキーです。
っていうと界隈では通じるんですが、Noteでいきなり来た人にはなんだかわかりませんよね。
カードゲーム「バトルスピリッツ」のお話になります。
普段黄色いデッキばかり使っているので、黄色縛りで構築をしていると思われがちなのですが、わりとそうでもありません。
一部の方にはトラウマになっていただいた紫のマスカレイド・ゴーストや黄色ネクサスから赤スピリットを出す薔薇ガンディなどフィーリングが合えば色に拘らずに構築します。
今日は最近ハマっている青デッキについて蘊蓄を垂れようと思いました。
キーカードは仮面ライダーオーズ ガタキリバコンボです。
スピリット
4(4)/青/仮面・異合
<1>Lv1 5000 <3>Lv2 7000
このカードはデッキに何枚でも入れることができる。
フラッシュ【チェンジ】コスト3(2)(この効果は手札から使用できる)
このカードを破棄するか、系統:「仮面」を持つコスト6以下の自分のスピリットと回復状態で入れ替える。
バトル中ならバトルを続ける。
Lv2『このスピリットのアタック時』
自分の手札にあるカード名:「仮面ライダーオーズ ガタキリバ コンボ」を好きなだけ召喚できる。
シンボル:青
概要
「デッキに何枚でも入れることができる」効果が派手ですが、このカードの最大の長所は4コスト4軽減であることだと思っています。
フル軽減0コストでフィールドに召喚できる、中型スピリットはそれほど多くありません。
コストを支払わずとかトラッシュからコアを戻すような動きが目立つのですが、フル軽減0コスト召喚はこれらと同等の能力であるということが軽んじられているような気がします。 子フィンクス、4軸想獣もフル軽減0コストではありますが、自壊できない=1コアを縛られるため必ずしも効率が良いわけではありません。
ガタキリバはその上、3コスト2軽減のチェンジを持っています。 実質1コストで回復するのは回数制限のあるイエローリカバーより効率が良いということです。 重疲労からでも1コストで回復状態になりますから、さらに上ですね。
ガタキリバは自分以外の青シンボルが1つと手札にもう一枚のガタキリバがあれば、1コアを1打点に変換できる、とても効率の良いビートマシンなのです。
そうです、ガタキリバはフィールドに1枚以上、手札に1枚以上あることで初めてその性能を発揮します。 つまり「デッキに何枚でも入れることができる」との親和性がまたとても高いのです。 一枚に都合のいい強いことがてんこもりに書かれているカードはたくさん刷られていますが、このカードに書かれていることの「美しさ」はそこらへんとも一線を画しているんじゃないかな、と私は思っています。
アタック時に同名カードを好きなだけ召喚できる効果もフル軽減0コスト、デッキに何枚でも入れられることと組み合わさって初めて最大効果を発揮します。 召喚なので0カウンターにも引っかかりません。回復するとはいえ1インスタンスしかないチェンジの穴を埋めることもできます。 一つのカードに書かれていることがすべてシナジーしている(あえて「都合のいいことが書いてある」とは言いません)カードなのです。
発売直後のGreatest Recordから9枚、今ならまだうっかりストレージに堕ちているガタキリバでデッキの半分が揃います。 お安く組めてバトスピの神髄を楽しめるデッキです。 組んでみませんか?
構築
発売直後のGreatest Recordから9枚、今ならまだうっかりストレージに堕ちているガタキリバでデッキの半分が揃うので組みやすいと思います。
同名カードが大量に入っているということは、初手にせよ、ドローにせよ安定しているということになります。なにせ概ね2枚に1枚はガタキリバなのですから。
同じカードばかりだと動きが単調になってしまうのではないかという疑念についてはきっぱりNoと言っておきます。ガタキリバは大きく3種類のビートダウンをすることができます。
1つ目は軽減を生かした横展開からのビートダウンです。 軽減さえ満たせればコアを1個もトラッシュに送らずに展開できます。
2つ目はチェンジによる一点突破です。 先に述べた通り1コアを1打点に変換します。
3つ目はアタック時効果によるアタックステップ中の横展開です。 相手がコントロール主体の場合、必要最小限の展開で凌ぐことができます。
この3つを使い分けることで1種類のカードで様々な試合展開を作ることができるのです。 ガタキリバはバトスピの基本である軽減と召喚ビートダウンとブロックを行うのに十分な性能を持っています。
2つ目と3つ目の効果のおかげでフィールドに1体、手札に1枚のガタキリバがあれば実質1コアを1打点に変換するカード、ブロックされても回復状態なわけですからBPで勝てるなら実質破壊マジック、たとえBPで勝てなかったとしてもフィールドに2体以上いれば1枚犠牲にすることで1体をブロックさせる=疲労させるカードになります。 ビートダウンでやりたいことは大体できると思ってよいのです。
私のガタキリバはカードに書いてあることをその通りに使うデッキではありません。 カードが持っている柔軟性を使い切ることでゲームを作ることができるデッキだとご理解ください。
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