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急性腎盂腎炎になったので経緯をまとめました
前回のnoteで風邪かも、いや筋肉痛かも。みたいな戯言を繰り広げておりましたが、結論から言うと急性腎盂腎炎でした。死ぬかと思った。
腎盂腎炎とは、腎臓に細菌が感染する病気らしいです。
女性はなりやすいらしい。
参考↓
こんな機会滅多にないので、発覚してから完治するまでを備忘録として残しておきます。
2024/8/29(木)
帰宅後に発熱。37.4℃。体がずっと痛くて怠いし、高い熱が出そうな気がして戦慄する。
21時台に就寝するが、2時ごろブルブル震えて起床。計測すると38.6℃。こわい。
2024/8/30(金)
咳も出ているのでこれはもしかしたら流行病かインフルか。
会社に連絡を入れて有給をもらう。朝イチで近所の内科に行き、検査をしてもらうがどちらも陰性と言われる。
ひどい風邪かもしれないと、抗生剤と解熱剤、喉の薬をもらい帰宅。
帰宅してすぐ横になる。
高熱が出ているので解熱剤を飲むが、熱が下がっても全然汗をかかない。風邪とは違う感じがする。
余談だが、この日退職する同僚に最後の挨拶できなかったのがマジで心残り。クソがよ…。
2024/8/31(土)
熱が引かないのでジムも予定もすべてキャンセル。
再度近所の内科に行き再度検査をしてもらうが、やはり陰性。
咳が出ているので肺炎を疑われ、レントゲンを撮るが異常なし。
日曜を挟んで変わらなかったら尿検査と血液検査をしようと言われる。
帰宅し熱を測ると38.4℃。視界がぐにゃんぐにゃんだし食欲も全くないが、薬を飲むためにもお腹に何か入れないといけないので、スーパーで買ってきたパンを無理やり食べて薬飲んで寝る。
この日の夜くらいから咳がひどくなってきた。
2024/9/1(日)
熱が38℃を超えると解熱剤を飲んで無理やり下げ、動けるときに洗濯をして着るものを確保したり食料を買いに行ったり。
入眠と同時に咳がひどくなるので夜は全く眠れず、ひたすら水を飲みながらタブレットでYoutubeを垂れ流していた。
深夜に「赦し」という映画を観たけど重すぎるしつまんないしで気が滅入ってしまった。バッドチョイスでしたな。
2024/9/2(月)
治る気配がないので会社に連絡し、しばし休みをもらう。
朝イチでまた病院に行くと尿検査を促された。
提出するとすぐに呼び出され、「腎盂腎炎の疑いがあるから泌尿器科に行け」と言われる。
紹介された病院は隣の駅だったので、すぐにタクシーで向かった。
内科の看護師さんに「受付で紹介状渡せばいいことになっている」と言われたけど、病院の受付でスタッフの方にキョトンとされて非常にイラついてしまった。病気の時、まったく余裕なし。
尿検査を再度やれと言われ、さっき尿検査でおしっこしたからめっちゃ少ないんですけど…と言いながらスタッフさんに渡すと「大丈夫ですよ!」と笑顔で言ってくれてホッとした。
その後CTを撮る。はじめてのCTで少し興奮。この時のベテランっぽい技師さんもいい方で、医療従事者の方の尊さを再認識する。
医者に呼ばれ、「急性腎盂腎炎だね」と告げられる。
「熱が高いから出勤はダメ。治療方法は抗生物質のみ。点滴と飲み薬ね。3日くらいで治るでしょう。入院するのが確実だけどどうする?通いでもいいけど」と言われ、入院にビビッて通いを選択してしまう。
今思うと入院一択だった。
毎日病院に通い、1時間半の点滴を受ける生活が始まった。その日は点滴を受け、帰宅。ちなみに、CT検査があったので会計は10000円を超えました。
相変わらず咳で全然眠れず。
2024/9/3(火)
会社に事情説明し、完治するまで休みをもらうことに。
チャットで連絡が来まくるが必要最低限の返事しかできない。すまん。
点滴を受けたし飲み薬も飲んでるから大丈夫やろ、と思っても夜になると38.6℃まで上がってしまう。
2回目の点滴を受け、看護師さんに「大丈夫?入院したほうが良かったんじゃない?」と言われる。わたしもそう思う…。選択をミスったかな…。
相変わらず食欲がなく、食べられるものはゼリーとランチパック、オレンジジュース、果物のみ。
2024/9/4(水)
医者から言われた完治する目安の3日目ですが、まったく変わらず37℃後半から38℃台をキープ。
治る気配がないし、こんなに長い期間高熱を出すことが人生で初めてなのでビビっています。
3回目の点滴を受け、フラフラになりながら帰宅。
寝ていないこともあって、メンタルの病みを感じ始めている。
道を塞いでいる通行人とかに怒鳴り散らしたりする前に何とかしなくては…。
2024/9/5(木)
点滴4回目を受ける前に医者に呼ばれる。
「治らないみたいだから、入院しなさい。入院したら2回点滴できるからすぐ熱下がるよ。3~4日くらいかな」とのこと。二つ返事で入院を決める。
正直食事の用意とかも負担だったし、最初から入院しておけばよかった。
タクシーで帰宅し入院の準備をしてまた病院へ向かう。
病室に案内されるとすぐにインフルエンザ・コロナの検査(5日ぶり3回目)と血液検査。
採血してくれた看護師さんに「コロナ検査3回目なんですよ~」と言って笑われる。
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検査が終わったらすぐにお昼ご飯を出してくれた。
正直なところ今回の入院の食事は手放しに美味しい!とは言えなかったけど、この時お出汁がきいた煮物とお味噌汁を食べて涙が出るかと思った。
ずっとパンとかゼリーとか果物しか食べていなかった体に、やさしい出汁の味は沁みすぎた。故郷に帰ってきた気分です。
38℃を超えると解熱剤を飲まされ、氷枕をもらう。
このくらいから解熱するときに汗をかくようになってきて、ホッとした。
2024/9/6(金)
午前中と午後に点滴をしてあとはごろごろする生活が始まった。
咳がひどいのであまりリラックスはできないが、看護師さんがいることで安心できるのでそれだけでも入院してよかった。
ちなみに入院したくらいから局部にできていた粉瘤がパンパンに腫れ上がり、小さめの温泉饅頭くらいになっていたので怖くて看護師さんに相談したら抗生剤入りの軟膏をくれた。
せっせと塗っていたら膿が出ていつの間にか治っていた。感謝。
(念のため退院後に皮膚科で診てもらいました)
病院食はそんなに美味しくないのと、動いてないので食欲も出ず、作ってくれている人に申し訳ないとは思いつつ半分くらいしか食べれなかった。
解熱の時にかなり汗をかいて不快なので同居人に頼んで家から下着の替えをたくさん持ってきてもらった。
2024/9/7(土)
この辺から37℃台前半をキープするようになった。回復傾向にある!
が、咳は相変わらずひどく声がガラガラに。医者の話だと「細菌が腎臓と喉に行ってる可能性があるから退院したら呼吸器科か耳鼻咽喉科に行くように」とのことでした。
点滴を毎日する必要があるので入院初日から針が差しっぱなしなんですが、最初はかなり違和感があるものの3日目ともなると体の一部になってきますね。このまま暮らせそう。
いざというときに武器にもなって便利かもな(?)
この病院は夜勤の看護師さんが通いで来るようで、どうやら正規職員じゃないっぽい?(病院の雇用形態に詳しくないのでよくはわからないが…)んですが、夜勤の看護師さんはみんな個性派ぞろいで面白かった。毎日夜を楽しみにしていました。
2024/9/8(日)
平熱に下がりました。いよいよ明日退院の期待が高まる。
とはいえ咳もあるし声はガラガラ。
熱がないので日がな一日YoutubeやNetflixを見たり、本を読んで過ごす。
地面師たち、配信してすぐに見てしまったけどこの時のために取っておけばよかった。
2024/9/9(月)
点滴の針を抜いてもらい(さようなら…)、検査をして回復したことが確認できたので、医者から「退院ね!」と言われる。
お会計は4日間で40,000円でした。
痛い出費ではあったけど普段できない体験をさせてもらったので良かったと思おう…
会社に退院を報告し、復帰が二日後に決まったので急いで咳と声を治そうと帰宅してすぐに耳鼻咽喉科を受診。
声がガサガサなのは声帯炎、咳は上咽頭炎と診断される。
抗生物質をずっと点滴されていた話をしたら、「治るのちょっと時間かかるかもなぁ」と言われて絶望。
ここの耳鼻咽喉科、予約を受けていない上に人気すぎて軽く2,3時間待つんだけど先生の話が分かりやすく優しいので今後も通おうと決意。
帰りにピザトースト食べて帰宅。
久しぶりの(比較的)ジャンクフード、美味しかった…。
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現在
声帯炎ですが9/20くらいにはいつもどおりの声に戻り、9/26現在は掠れも完全になくなりました。咳もたまに出るくらいでほぼ回復したと言っていいでしょう。
体重は退院時マイナス5kg、現在は2kgほど増えました。
いつも穿いてる仕事用のズボンがでかい…
仕事は8日ほど休んだので有給使うよりも傷病手当金を申請することにしました。
(傷病手当金、人生で初めてなのでどんなもんか経験したかった)
闘病中重宝した食べ物、グッズ
①マルハニチロ フルティシエ 贅沢果汁 愛媛県産キウイゼリー
色々試したんですが、熱が出ているときはこれが一番よかった。
②ヤマザキ ランチパックツナマヨネーズ
ランチパックって調理はいらないし食べやすくておいしくて最高の食べ物ですよね。
風邪の時って糖分はたくさん取るけど塩分が取れないので塩分補給。
③テーブルマーク 麺棒一番さぬきうどんいりこだし
レンジでチンできて手軽。鍋を使いたくないときに。※具はないので注意
普通に美味しかったので今後も冷凍庫に常備しようと思います。
④団地のふたり(NHK)
NHKプラスにて。刺激がなくゆったりとした雰囲気のドラマなので具合が悪いときも見れた。出てくるご飯も野菜中心で体に良さそう。
⑤バキ童ちゃんねる【ぐんぴぃ】
お笑い芸人春とヒコーキのYoutubeチャンネル。
くだらないんだけど懐かしいネットミームやコピペ企画などが目白押し。
二人とも知能の高さを感じられて、下ネタだらけなのに全然下品じゃない。
眠れない夜にお世話になりました。
⑥ふっくらすずめクラブ
オモコロ発、ちょうどいいゆるさとほんの少しの狂気でダラダラ見続けられる稀有なチャンネル。
惜しくも先日活動終了が発表されてしまいました…
⑦大人のふりかけミニ
味気ない病院食のおともに。長期入院する人はわりと必需品かも。