LeSS morning #5 参加記録

2024/4/26されたイベント「LeSS morning」に参加してきました

5回目になる今回はScrumやLeSSに関する質問にみんなで答えようという、ビギナーに優しい企画でした。

スクラム概要説明

今回はビギナー向けということもあり、スクラムの基本的なところから説明がありました。
まずは、アニメ版スクラム概要図を使ってスクラムにイベントや成果物について説明。そのあとに「この図はスクラムガイド2020の記述とは異なる点があります、探してください。」と間違い?探しコーナーが始まったりましたw (答えは末に)
DasScrum TeamThe Scrum Guideについて軽く触れられた。私はこれ知らなかったので後で読みたい。

ワーク

リーンコーヒーという手法を使い、みんなの質問を聞いていきました。ながれは次の通り。

  1. 質問を優先順位にならべる
    スクラムの経験年数の少ない方の質問順でした。

  2. QAを開始する
    司会の貝瀬さんが話したり、参加者が話したり。

  3. 5分で続けるか確認。延長する場合は2分延長

  4. 次のQAを開始する

  5. 繰り返す

細かい並べ替えや、続けるかの進行はOdd-eの貝瀬さんバシバシ進行されていました。では、出てきたQA紹介します。(個人メモなので誤りはご容赦)

Q:発注者と受注者別のケースってあるのか?
A:いろんなパターンがある。ルールは特にない。契約には気を付けよう、権限、指示系統のやり方はIPAにルールがある。

Q:LeSSやってて、別のチームと壁を感じる
A:組織図を書いてみましょうLeSSか確認したい。(一つのプロダクトを作っているか?チーム名は?などヒアリングしてLeSSと判断。会話の中でリファンメントがチームごとという話を引き出した。)リファインメントはチーム横断でやることが多いので、それが原因かもしれない。次回のLeSS morning はマルチチームリファインメントなので、次回参加して

Q:PBIのタイトル、書き方のルール決めている?
A:「誰に何をするを書くようにしている。一覧で見たときに視認性も高まる」「チームの成熟度によるがテンプレ作ったりする。」「ユーザーストーリ―形式」「何を提供するのかを明確にしたい。そうするとステークホルダーにも分かりやすい。機能で書くとステークホルダーは見なくなってしまう」

Q:スクラムマスターはチームの問題をどうやって検知します?
A:「ふわっとしたとき、言語化を助ける」「難しかった、などコメントがでたら何が難しかった?などコーチングの手法を使う」

Q:PBIの切り出しのやり方。適切なやり方。
A:適切かをいつ誰が評価していますか?→見積もりができれば、、チーム全体でやればよかったかなと→それはいつ、どこでやりますか?→プランニング→プランニングでもよいですが、リファインメントがいいですね。

Q:BtoCのサービスを作っている。ステークホルダーを呼びたいがどうやっている?
A:「ユーザ会があったので、よく来てくれるユーザをよんだ」「スプリントレビューとは別で、ユーザインタビューの場をつくった」「社内にいるユーザ属性に近いひとを呼びたいと思っている」「プロジェクト化した」「キャンペーンをうって、アーリーアダプターよんだ」「データから仮説を置いたりした」「カスタマーサポートの人を呼んだ」

Q:ステークホルダー、えらい人の意見でできたPBIの取り扱いに困っている。
A:「消す」「1年たったら消す」「PO引継ぎ時に全消し」「タグつけて見えなくする」

Q:チーム間での統一した方がよいイベントとかルールとか。
A:「基本自由だが、価値プロセスに連なる関連プロセス、手順などは統一した」「DODは一緒」「見積基準」「ワーキングアグリーメントは別でよい」

Q:1プロダクトに8チーム。POが8人います。POはどう関わっていくのが良いでしょうか?
A:8チームならLeSS Huge。POはひとりになるので、残りはDevとかステークホルダーになる。

Q:DOD頑張ってつくっても扱いきれません。。。
A:「小さく作る」「まずはビルドを成功させるだけ、次はUT成功、次は静的解析などとちょっとずつ大きくする」「DODマトリクスというものがある。プランニング時に使ってもれなくする」

Q:LeSS始めた。スクラムマスターとして4チーム見ている。イベントにちゃんと出たいがきびしい。
A:「非同期でコミュニケーションが取れるようにする」「LeSSでも3チームが限界と言われている。」

ワークの所感

リーンコーヒーという手法は初めての体験でした。OSTのような形式と比較すると、ひとつの課題に対しての時間は少ないものの、関われる課題の数が多く、課題に対して回答できる人の数も多いので回答の質も高いと感じました。機会があれば今度自社で使ってみたいですね。
あとは、貝瀬さんのLeSSかどうかの診断が面白く、ちゃんと事実ベースを確認する姿勢は学びたい。

答え

・プランニングがPart1、2になっている点。2020年版は、3つのトピックを扱う。
・Potentially Shippable Product Incrementという表現。2020年版は、たんにインクリメント
・振り返りにPOがいない。2020年版は、スクラムチームが振り返るのでPOも含まれる。

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