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早朝ラジオで新しいアイデア

 毎晩21時半から22時には就寝するので、朝は早起きだ。

 それが最近、夏のせいか、起床時間がますます早くなり、4時半には目が覚めるようになってしまった(年齢とともに眠れなくなったのかも知れない)。

 でも、すぐに起きることはせず、小一時間は寝床でラジオを聴くことが楽しみになっている。

 ラジオといってもインターネットラジオである。海外放送も聴けるし、局の選択もネットだと楽ちんである。音質が安定しているのも魅力だ。

 まずは英国BBCのニュースを5分聴いて、その後、ラジコで国内放送を聴く。時々、ポッドキャストの番組も聴く。

 朝の4時、さすがにまだ暗い。

 NHKの「ラジオ深夜便」を早朝に聴く。これが意外と面白い。

 各界の有名人に対して、ベテラン・アンカーがあれこれと質問をする番組だ。いろいろな分野のプロが語るエピソードは、考えたことがないネタが多く、実に新鮮だ。新しい発想が得られるのがいい。

 先日の放送には、アニメ声優で活躍している宮村優子さんが出ていた。

 最近のアニメには、とんと知識がない自分が面白いと思ったことを書いてみたい。

 宮村さんは声優になる前、舞台俳優をやっていた。舞台は身体を動かしながら、全身を使って、会場に響くように発声する。ところが、声優はマイクに向かって基本的に声を出すだけで、身体の動きは視聴者には見えない。

 したがって、舞台の発声と声優の発声はまったく違うという話である。

 そして声優の仕事を続けるうちに、次第に心と身体が乖離して、離れていくような違和感を感じるようになったという。

 舞台と声優の両方の経験があるだけに、発声を通した心と身体のつながりには人一倍敏感なのだと思う。

 本来、心と身体は連動している。感情の変化は身体上に何かしらの表現となって現れるのだ。

 声優は身体表現をアニメに委ねているので、自分の身体のやり場に困るということなのだろう。それは結構ストレスがあるのかもしれない。

 「心と身体のつながり」は人間にとって、大切なことだが、今は「心」と「身体」がバラバラになってしまっている。

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 「心」と「身体」の関係は、主従とか、上下とか、じゃない。

 「心」が折れそうになった時、「身体」を思いっきり動かすとか、たっぷり寝るとか、すればいい。

 「身体」が傷んだ時、「心」を楽しませたり、ディープ・タイムに浸ったりすればいい。
 
 持ちつ持たれつの関係かな。

 などと、あれこれ考えているうちに、窓から朝日が差し込んでくる。脳が冴えてくる。

 そろそろ、起きるかな。

 早朝ラジオ、おススメです!

 





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