ちょっとだけ考察『滅相も無い』
タイトルの意味は「不器用な大人」?
この作品は人との関わり方や距離感の不器用さが魅力だと思うので、「滅相も無い」という、へりくだった言い回しも不器用さのあらわれなのかな。
津田さんの強めのタイトルコールも、距離を置かれているような印象を抱くところが不器用っぽいかもなって思った。
穴が現れた理由、7つある理由
最初に思ったのは、穴を求める人間が多い場所、孤独で不器用な人間が集まる西新宿に穴が具現化したのかなと。穴が「タルパ」みたいなものだとすると、岡本がコテージで話した「みんなで同じ幻覚を見ている」感覚とも近くなる。
それから、滅相さまのアニメーション。
「ふたりの王様に穴をあけられ、できた目からは涙が・・・」というストーリーなんだけど、この時にあけられた穴は目を含めて7つ。人間の顔にも穴が7つ。滅相さまは目・耳・鼻・口を与えられたことで色々とわかっちゃったんだろうと思う。
日本に出現した穴も7つ。
関連はうまく言語化できないんだけど、日本には滅相さまみたいな理由で涙を流す人間が多いのかな、とかそんな感じ。
クリープハイプ『喉仏』も好きだよ
みんなの人生をへんに重たく捉えることなく、爽やかで前向きな気持ちで肯定することができたのは『喉仏』の存在が大きいな。
なぜか思ってる事とは違うことを言ってしまい、後悔する時ってあるよね。
何か言いたいのに何も言えなかったりとか。かわりにツバを飲み込むとか。
強い人じゃないと本音で生きられないよね。
そういう不器用さをこの曲からも感じられたなあ。
それでもって全肯定して手を引いてくれるの。元気になれるいい曲だな。
そんなかんじ。よかったな。
だけどいいかげんBlu-ray BOX買わせるのやめてって思うのよねー
ブックレットだけのほうが手を出しやすいのに… ブツブツ…