Forbes JAPAN5月号特集「最高の働き方を探せ!」 掲載にあたり思うこと
こんにちは。RELATIONS代表の長谷川です。
この度、Forbes JAPANから取材を受け、2023年5月号の特集『最高の働き方を探せ!』の一部として、RELATIONSの組織づくりの変遷について掲載いただきました。
今回のnoteは、掲載にあたって感じていることや、特集を記念して弊社が主催する4月のイベントについてお話したいと思います。
RELATIONSについて
今回の雑誌掲載やイベント広告をご覧になり、初めてRELATIONSを知ってくださった皆様もいらっしゃるかと思います。
RELATIONSの自己紹介、また4月のイベント主催に込めた想いについては、以下のnoteに記載しています。
ぜひご一読ください。
Forbesの取材を受けて感じたこと
今回、RELATIONSは、自律分散型モデルを自社に取り入れることに成功している日本企業として誌面で扱っていただきました。
パーパスである「会社に生命力を」に込めた想いや、そこに至った経緯を丁寧に辿っていただき、とても素敵な記事に仕上げていただいております。
今回のForbes特集や弊社を取り上げていただいた背景には、時代の変化が大きく影響していると考えています。資本主義、経済成長などを通じて物質的な豊かさはもたらされた一方で、人の精神的な豊かさは依然として変わらない、むしろ悪化していると言っても過言ではないように思います。実際に、ギャラップの調査では、情熱を持って働く日本人の割合は5%に留まるという結果も示されています。
株式会社の存在目的からすると必然ですが、構造的にどうしても数値や成長に目が行きやすく、その中心にある「人」そのものが置き去りになっていることが多いと感じています。弊社のクライアントからお伺いする組織課題もこういった現象が色濃く反映されていることが増えております。以前は会社が個人を支えるという構造でしたが、個人の力がますます強くなり、会社とのパワーバランスも変わってきているようにも感じます。社会全体が少しずつ歪みを認知し始めているのではないでしょうか。その渦中にこの特集が位置づけられていると考えると、自分の中ではしっくりときます。
今回のForbesの「最高の働き方を探せ!」というテーマは、「現在の会社の枠組みである以上、一人ひとりの本来持つ可能性が解き放ちきれない」という社会全体の空虚さもどこかしら内包しているような感覚も感じ取れます。
RELATIONS自身はこのような時代の渦中で、「会社に生命力を」というパーパスを掲げて活動しています。その根幹には、「一人でも多くの人が死ぬ間際に、『いい人生だった』と自然と思える社会を」という想いがあります。その想いのど真ん中に立つと、精神的な豊かさや人の衝動や想いをもっと大切に扱うような会社のあり方やそれに伴う仕組みづくりをもっと進化させていきたいということを感じます。
そういった世界へ歩むためには、人や会社の本来の可能性が豊かに育まれる土壌を耕し、そこから生み出される果実が社会にひろく届いていくような会社の場づくりが大切です。
そこでRELAITONSは、自社 = 実験場として位置づけ、自社で実践を積み重ね、真に働くことの意味・価値を紐解き続けていきたいと考えています。今回のForbesでは、過去から現在までのチャレンジと、先行的に実践しつづけていることを評価していただいたのだと思います。
RELATIONSもまだまだ道半ばですし、いろんな痛みを伴う体験を経て今があります。上手くいったことは少なく、むしろ痛みや葛藤の中を一歩ずつ進んできた感覚が強いです。(過去の葛藤はForbes記事にも書かれていますが、以下のnoteでも詳しく書いています。)
今後も「会社に生命力を」というパーパスを軸に積極的に実験を重ねて、社会に知恵を還元していけたらと思います。
最後に
より一人ひとりが情熱を持って働くことができる社会へ変容していくためには、同じ志を持った方々との間でより活発に対話し、共創していくことが欠かせないと考えております。
自分たちが14年間探求してきたものはすべて還元していきたいと考えておりますし、このイベント通じて一緒にこの領域を探求できる方とも出会えるといいなとも思っております。これを皮切りにより影響の輪を広げていけたらと考えております。興味ある方は是非ご参加くださいませ。
▼イベントお申し込みはPeatixから受け付けております。
お会いできることを楽しみにしております。
それでは、今日はこんなところで。
ええ一日にしていきましょう。