滋賀県の絶景紹介④居醒の清水
Location
米原市醒井58
時期 7月下旬~8月上旬
醒井/地蔵川
’’居醒の清水’’は、’’いさめのしみず’’
’’醒井’’は、’’さめがい’’
と読みます。
滋賀県で唯一新幹線の駅がある米原には、醒井という地名があります。
醒井にはそれはそれは綺麗な名水が湧き出ており、居醒の清水と呼ばれています。居醒の清水は、ヤマトタケルノミコトが熱病に倒れた際、身体を癒した霊水であると「古事記」や「日本書紀」に記載されています。
醒井宿は、中山道61番目の宿場町でもあります。この名水は、多くの旅人の疲れを癒したことでしょう。
夏には清流の中に、白く小さな丸い花、梅花藻(ばいかも)が咲きます。
梅花藻は清流にしか咲かず、大変珍しい水中花です。
この地域に水道が完備されるまでは、この水は飲用水としても利用されていたそうです。
水温は年間を通じて14度前後と安定しており、貴重な淡水魚である「ハリヨ」も生息しているのだとか。地域の人々はこの水を綺麗に保つため、今も大切にしています。