今月の1枚 March, 2021〜"経費"に込めた意味〜
私は家計簿をつけている。
社会人になる前、学生生活(ひとまず)最後の春休みに、調べたものを参考にしながらExcelで自作し、パソコンでつけている。
毎日パソコンに向かう習慣があった私にとって、家計簿をつけることは新たな習慣だったとはいえ、すんなりと日々に落とし込めるものであった。
食費、日用品費、交際費、交通費、被服費…
さまざまな項目が並ぶ中、ひとつだけ、「ん?」と首を傾げたくなるであろう項目が、私の家計簿にはある。
経費
経費だ。
「経費で落とす」
「会社の経費」
などと言う時に使われる言葉。
それが個人の家計簿で使わていることは、あまりないのでは?と予測する。
経費。
私がそれを設定しているのは、私が私として生きていくため。
経費。
それは、私が私として生きていくために必要なお金のこと。
現在の私は、組織の中で働いている。それが楽だなと思うこともたくさんあるけれど、すべてが自分のやりたいようにできるわけではないし、様々な制限があることも事実だ。
毛嫌いしているわけではないが、窮屈さを感じていることも、否定できない。
あと2年にしよう。
そう心に決めているのも、きっと、縛られたくないから。
仕事としては養護教諭がやりたいのだろうけど、生き方としては、個人事業主みたいな生き方が合ってるのかもね。
大切な友人に思いの丈を語ると、こうフィードバックしてくれた。
たしかにそうかもしれない。
自分として、生きていきたい。
私が存在していること自体が価値を持つように、自分を商品にして生きていきたい。
そのために。今の私は。
いつか、なんの組織にも、なんのしがらみにも、周りの目にもとらわれることなく、私が私として生きていくための、準備をしている。
"私"が私として生きていくための経費。
職業:はるな
として、生きていくための経費。
いま、働いている職とは別に。
いま、属してる組織とは関係なく。
私がセカイに提供できることって、なんだろう。
それをずっと模索している。
そして、それが。
取り組んでいて、私自身もワクワクすること・楽しいことであるのなら、尚のこと嬉しい。
私には何ができるだろうか。
・写真を撮ることができる
・動画を編集することができる
・文章を書くことができる
・ピアノを弾くことができる
・ギターを弾くことができる
・看護師をすることができる
・ジェットスキーを運転できる
・英語を話すことができる
・様々なカタチの旅をすることができる
他にも何かあるだろうか。
日々探している。
海辺に干されていた子どものジーンズ
これは、
・写真を撮ることができる
を、提供できた時の一枚。
私に「写真を撮ってほしい」と依頼してくださった方がいるのだ。個人的に連絡をくださったことが本当に嬉しかった。
その方の写真を撮りに、江の島まで出かけた。江の島までの交通費を、家計簿には「経費」と記した。
写真を撮ることは、職業:はるなの一部だから。
そしてありがたいことに、謝礼まで頂いた。
高いところから眺める海も美しい
経費に含める費用には、どんなものがあるだろうか。
それも考えながら、今日も私は、私としての生き方を模索する。
いつか、しがらみから解放されるために。
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