今月の1枚 May, 2024~大塚国際美術館で芸術鑑賞~
念願だった、大塚国際美術館へ行ってきた。
美術館に行くのが趣味になったのは、社会人になってから。
父と母のそれぞれの趣味に、私も触れてみようと決め(一緒にその趣味を楽しむことを目的に)、父の趣味であるゴルフと、母の趣味である芸術鑑賞に取り組むことにした。
それらが趣味になってから、もうかれこれ4年が経つ。
はじめは見様見真似だった芸術鑑賞も、回数を重ねるにつれ「見たことのある絵画」や「名前を知っている画家」が増えていった。
そして、この絵、あの画家のあの絵に似ているな…といった絵画に出会う度に、当時の画家同士の交友関係・師弟関係なども調べるようになり、鑑賞に対する視野が広くなった。
また、絵画には往々にして歴史上の重要な場面が描かれることが多く、世界史の勉強にも繋がってくることに面白みを感じた。
芸術鑑賞が楽しくて楽しくて、母と美術館に行きたいという思いが強くなった。
うちの母は、芸術鑑賞のために、他府県に足を伸ばす人である。そして、鑑賞した芸術に対して、理解を深めることを怠らない。
一緒に美術館に行ったら、さらに私の視野を広げてくれるに違いない。
「大塚国際美術館に行こう。」
そう誘ったら、二つ返事でOKしてくれた。
いざ、徳島へ。
個人的に一番印象深かったのは、展示室の演出の仕方である。
こちらの『アテネの学堂』
絵画中の床に注目してほしい。
そして、そのまま視線を展示室の床に移してほしい。
お分かりいただけただろうか。
絵画中の床に合わせて、展示室の床がデザインされているのだ。
なんとまあ、全身で、空間で、絵画を楽しませてくれる。
ちなみに、『ナポレオンの戴冠式』の展示室も同様の楽しみが仕掛けられていた。
じっくり見すぎて、最後はかなり駆け足で見て回ることになったが、大満足の一日だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?