わたしの2019年
2019年に、私がしたこと。感じたこと。
これからの決意への願いも込めて
ここに書き残しておきたいと思います。
1月
4月から住む場所を、迷いに迷いました。
1年住むなら、どこにしようかと。
悩み抜いた末、熊本に住むことを決めた。
いろんな人に相談すること、
いろんな人から意見をもらうこと の
大切さを、再確認しました。
自分が信頼している人、
尊敬している人からのアドバイスは、
やはり糧となって自分の中に宿るもので、
その芽はいつの間にか
着実に大きくなっていって。
けど、最後に決断するのは自分で。
「絶対に、私にしかできない選択を」
と、私が何かを選ぶときの軸を、
見つめ直した瞬間でした。
夕暮れ時の浜名湖
2月
看護師国家試験を受けました。
人生で初めて受ける「国家試験」。
この日に照準を合わせ、
机に向かった日々が懐かしい。
前日に会場の下見に行き、
体調を万全に整えて。
ただならぬ緊張感に吐き気を覚えながらも
4年間 一緒に学んできた心強い仲間たちと
全員合格を果たしました。
その後に飛んだ卒業旅行。
ヨーロッパ2週間の旅は一生の思い出です。
ドイツ人の友達にも、2年ぶりに会えた。
バイオリン持って行ってよかった。
ドナウ川のほとりにて
3月
祖母が亡くなりました。
用事で東京にいる時に、
突然きた母からの連絡。
頭の中が真っ白になり、
体中の力が抜けていきました。
立ち上がることすら困難だった。
翌日向かった祖母の家。
祖母の笑顔と、「はるちゃん」と呼ぶ声が、
心に鮮明に浮かびました。
溢れ出る涙が、止まらなかった。
もっと、会いに行けばよかった。
もっと、近くにいればよかった。
そんな後悔もありますが、
きっと祖母は「そのままでいいよ」
と声をかけてくれたことでしょう。
大好きだよ。
今までありがとう。
ゆっくり休んでね。
天国から、見守っていてください。
そして、卒業。
4年間通った名古屋大学。
卒業式では、同期の答辞に
心底感銘を受けました。
「試行錯誤は、効率的に。」
楽しかったことも悔しかったことも
たくさん学んだことも蔑み絶望したことも
嬉しかったことも悲しかったことも
大学以外での出会いや活動でさえ
ぜんぶぜんぶぜんぶぜーんぶひっくるめて
名古屋大学を選んでよかったです。
素敵な仲間に出会えました。
去るのが本当に名残惜しかった。
豊田講堂前のグリーンベルトにて
4月
熊本に住み始めました。
熊本に住んだら絶対に携わるぞ
と決めていた団体に、関わることができました。
これまでのご縁から頂いた、新たなご縁です。本当にありがたい。
大切にしたいものが、また1つ増えた。
いつも心に、優しさを。
せっかく1年間九州に住むのだから
勉学も大切にしながらも、ここでしかできない経験をと、決意してやってきた熊本。
それを一つ一つ着実に、行動に移そうと
強く誓った日々でした。
5月
5月のことは、
こちらのnoteで綴りました。
この時間は、
私の人生になくてはならない時間だった。
6月
「主語は誰?」って、悩んじゃった。
私の軸を、確かめるために、人を頼った。
気がついたら泣いていた。
高校生の時の財産に携わりました。
詳しいことは言えませんが。
熊本に住んでいることを理由に、
都内での用事を断念しなくてよかった。
やっぱり何よりも「行動が1番」だな、と
身をもって実感した出来事でした。
おかげで憧れの人にも会えました。
隣でお酒を飲めて、幸せです。
それから…
自分が1度した選択に、自信をもてなくなりました。「これが本当に最善か?」と眉間にシワを寄せた。
自分「が」選ぶことと、誰かが私「を」選ぶこと。私はどっちがいい?
「主語は誰?」って、悩んじゃった。
その後もしばらくもんもんとして。
本当にやりたいことのためには、
地に足をつけなければいけなくて。
今年しかできないから!
と言い訳していたけど、
現実逃避だったのかもしれない
と、今となっては思います。
けど、これも、必要な時間だった。
熊本市内を流れる白川
7月
教員採用試験を受けました。
倍率が25.6倍と、これまでに受けたどんな試験よりも高かった。
新卒はごく一握りの中、1番前ど真ん中の席で、これまでに培ったことを書き出しました。
けど、ダメだった。
「なんとかなるから」と強がってはみたけど
「来年どうしよう」と漠然とした不安に襲われたのも事実。
もしかしたら人生で初めての挫折だったかもしれない。寄り添う心を、思い出した。
親の温かさに、胸が締め付けられるようでした。私も母のようになりたい。
8月
旅に出ました。
次、いつ行けるか分からない海外旅行。
せっかくなら、と選んだ旅先は
イギリス🇬🇧でした。
アメリカとモロッコとコスタリカと迷ったけど、友人が「オックスフォードで会おうよ」と言うので、イングランドに。
マクドナルドで紙ストローが使われていたことや、どんなお店でも「袋要りますか?」と聞かれること。
SDGsの実践を少しでも、行動化し習慣化しなければ、と痛感した旅となりました。
テムズ川とタワーブリッジ
9月
本を読みました。
森絵都さんの『みかづき』。
時は流れる。朽ちる命と、育つ命と、そのすべてを一緒くたに呑みこんで。
教育は、子どもをコントロールするためにあるんじゃない。不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための力を授けるためにあるんだ。
「医療」×「教育」の現場に身を置こうとする私。
こんなにも教育の熱に浮かされるとは、
5年前の私は全くもって想像していませんでした。
それゆえ失礼な態度や物言いをしたことを、
申し訳なく思い、恥ずかしくもなりました。
大学時代に培った
「相手を尊敬し尊重する視点」
もっと早く身につけていれば、
どれほどの衝突が避けられたでしょうか。
そんなことも、思い巡らせました。
10月
教育実習を終えました。
1ヶ月にも及ぶ現場での体験は
日々発見の連続で。
「今」を生きる、等身大の子どもたちに
私は少しでも「何か」を伝えられたでしょうか。
悩み、悩み、迷い、戸惑い。
教育に携わる者は、何か困難にぶつかる度に、自分は浅はかだった、自分はどこまでも未熟なんだ、と突きつけられるような気になります。
いつもどこか欠けているような、そんな背徳感すらも覚える。
いつまで経っても、さらなる理想像が自らをつけまとい、「教育ってなんだろう」と、押しつぶされそうになる。
↑『みかづき』を読んだ時に感じたことです。
保健室で、教室で、廊下で、体育館で。
子どもたちと関わる度に、「今のでよかったかな…」と、立ち止まって考えるのです。
難しい、けど。おもしろい。
最後にクラスのみんなにもらった手紙。
涙が止まりませんでした。
いつの間に書いてくれていたの?
ありがとう。宝物にします。
最後のホームルームで
泣きながら語ったのは、
「自分で選んだ道は、自分で正解にする」
という信念。
友人の言葉だけど、
とってもしっくりきました。
自分の生き方を、生きることで示すんだ。
佐賀 インターナショナルバルーンフェスタ
11月
看護師のアルバイトを、始めました。
せっかくとった、看護師の資格。
派遣の仕事をメインにですが、
1つ経験する度に新たな学びがあります。
救急時の対応をこれでもかと頭に叩き込み、
責任感のもと携わる仕事。
自分で判断しなければならない状況に何度も出くわし、終わる度に「どうすることが最善だったのか」を考え直します。
重圧もあるけど、やりがいもある。
始めてよかったと思えることの1つです。
12月
「あと少し」「寂しいから」
と、自分を甘やかしてしまいました。
熊本に住むのもあと3ヶ月。
ここでしかできないことを…が強くなり、
今の私にしかできないことを…が
おそろかになってしまったのです。反省。
久しぶりに訪れた東京で、
久しぶりに疼いた心。
大切にしたいものは、ここにもある。
そう、気づきました。
「忘れないように」と手にした青いポーチ。
これからの世界はどうなっていくのだろう。
この世界は、何でできているのだろう。
「優しさ」だといいな。
「優しさ」で溢れる世界にしたいな。
細やかな刺繍が可愛い青のポーチは、いつもカバンの中に入れて持ち歩いています。
やっぱり。
甘えることのできる環境に、
身を置いておきたくはない。
そう実感した1ヶ月でした。
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以上、私の2019年です。
何かを節目に、何かをきっかけに、
決意を新たにし、身を引き締めることはできるけど。
きちんとそれを、「行動化」して「習慣化」するところまで持っていくには、どうしたらいいのかと、たくさん思い悩みました。
自身を戒めなければならない、
と感じることも多い1年でした。
でも。
「何かをできない」と感じているということは、「何かができるようになった」証。
一つ一つ、その感覚を確かめながら、
「今ここ」にいる「私」にできることを、
着実に日常に落とし込みたい。
2020年は、もっと深く、森の中へ。
私らしく精進して参ります。
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