臨床検査技師国家試験対策ノート 病理 骨・筋
筋組織 平滑筋(胃、子宮) 横紋筋(心筋、骨格筋、舌、肛門、横隔膜、内臓の大部分)
骨格筋
随意筋であり、横紋があり、細胞核は細胞の中央にある。
横紋はA帯とI帯が交互にならんでいる。
A帯の中央にはH帯があり、さらにその中央をM帯がある。
I帯 細いアクチンフィラメントのみがみられる
A帯 細いアクチンフィラメントと太いミオシンフィラメントがみられる
筋線維の収縮や弛緩は、アクチンフィラメントがミオシンフィラメンの間に滑り込んだり、戻ったりして起こる。
心筋
横紋がみられ、不随意筋であり、細胞核は細胞の中心にある。
心筋の細胞は介在板があり、機能的合胞性細胞である。
平滑筋
食道、胃、十二指腸、胆のう、胆管、膀胱、子宮などの内臓の諸器官や血管壁に存在する不随意筋。
横紋はみられない。また再生能を持つ。
脊柱 32~34個の脊椎または椎骨からなる
頚椎 7個
胸椎 12個(胸骨は胸椎に対応して、左右に各12本ある。)
腰椎 5個
仙骨 5個
尾椎 3~5個
寛骨 扁平骨の中では人体最大のもの 腸骨、恥骨、坐骨、の3骨からなり、軟骨結合している。
長骨 上腕骨、大腿骨
短骨 足根骨、手根骨
含気骨 空気の入った腔を有する骨、前頭骨、蝶形骨
扁平骨 頭蓋骨、胸骨、肋骨、肩甲骨
海綿骨 骨の中心部にある海綿状骨で、造血能を有する骨髄