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【日記】大相撲地方巡業を語る

過去の記事で「相撲にドハマりしている」と述べましたが、相撲沼、まだまだ元気に脳天まで浸かっております。

相撲にはいわゆる「本場所」と「地方巡業」があり、前者はよくNHKで夕方にやってるアレ、後者はアレの合間の期間でお相撲さんが地方を回るイベントのようなものです。

私は今年、本場所に2回、地方巡業に4回参加しました。本場所の感想は前述した過去の記事にある通りですので、今回は4回の巡業について。来年見に行ってみたいなぁと思う方の参考になればと思います。

横綱もこの距離で見れちゃう


1日のスケジュール

大まかに言えば、

午前→稽古
お昼どき→各種イベント(相撲甚句・初切など)
午後→取組

です。

公開稽古
幕下以下の力士たちから順に稽古を行います。泥だらけになりながら努力する姿は本場所のテレビや会場では見られないので、それだけで楽しめます。

加えて、皆が一斉に土俵に集まるために体育館の中央が常識では考えられない密度となっていて…。
(多分私だけですが)ご利益ありそうな光景だなと思っています。

ギチギチのミチミチである


各種イベント
質問コーナー

幕内の人気力士による質問コーナー。私が見に行った会場では地元の小学生が質問していましたね。
Q そんな格好で寒くないんですか?
A 豪ノ山関「他の人より毛があるぶん、ちょっと暖かいです」(←!?)

人柄が見えて楽しかったです。キッズ達の純粋な質問にもほっこりしました。

相撲甚句・初切
巡業おなじみの演目です。相撲甚句は時事ネタやジョークを交えながら数人のお相撲さんが歌うもので、体育館というロケーションも相まって良い声が館内全体に響き渡ります。ちなみに相撲甚句の中に「色白で黒髪の美人」的なフレーズが出てくるんですが、これは色黒で茶髪の私がブスと言われていることで良いんですかね。異論は全くないですけど。

代わるがわる歌います
よく通る良い声

初切は簡単に言えば相撲コント的な感じ。直近で参加した巡業では中学生が見に来ていたので塩ぶっかけたりするたびに「やべー!」とめちゃくちゃ盛り上がってました。
出番を終えたお相撲さんが学生の座席に向かって手を振って、黄色い声援が飛んでいました。カワイイを濃縮還元している?
初切は結構YouTubeにも上がっていますし、相撲甚句と合わせたこの2つは本当にどこの巡業でもやってますので、ぜひ自分の目で楽しんでみてください。

日によっては、地元のちびっ子たちが力士と取組を行う「ふれあい相撲」なんかもありました。あまりにもピースフルな光景に、社会の汚さを日々肌で感じている大人連中は浄化され、なんと全員消滅したらしい…。

お昼は会場の外にキッチンカーが来たり、場内でお弁当が買えたり…ちなみに、キッチンカーには平然とお相撲さんが並んでいたりします。ウキウキで並んでいるところを見ると「もう食べな!私の分まで…」と手元の唐揚げを与えたくなってしまう。多分私含め、全員が思っていることでしょう。いっぱい食え!

※私には、たくさん食べる人をやや高めのファミレスに連れていき、調子こいて「好きなだけ食べていいよ」と宣言したせいで本当に好きなだけ食べられてしまい、結果として家計に重症を負うことになりたい、という、昔からのささやかな夢がある。

取組
午後になると取組が始まります。地元出身の力士の取組では拍手も一際大きく盛り上がりますね。

もちろん地方のイベントなので興行的というか、プロレス的エンタメ要素の方が強いですが、それでも立ち合いの瞬間の迫力は凄いなぁと実感できます。

地元の学生が見ていた日の会場は本場所みたいな盛り上がりでした。あんなに応援されるとお相撲さん達も嬉しいでしょうね〜。

そも、彼らがこのテンションなんでね


お相撲さん達が土俵上でふざけ合ったり、その様子を見て土俵下で待機中のお相撲さんもニヤニヤ笑っていたりと、本場所のピリついた緊張感とは違ったギャップを楽しめました。この人たちが年6とかいうイカれたペースでバチバチにシバき合うのだからたまらない。

サイン・写真について

とにかく巡業の特色として、サインも写真もお願いしやすい!お相撲さんと関わり放題!的な内容をよく耳にしますが、その通りと言えばその通り。

私も応援しているお気に入りのお相撲さんからサインを貰いましたし、一緒に行った母(そこまで相撲に詳しくない)も「あの人は知ってる!」と写真をお願いしに行っていました。

ファンの方にサインを書く湘南乃海関(デカい)(説明不要)
私を含めて3人くらいが一斉にカメラを向けたせいで
「…これどこ見たらいいの!?」と大混乱させてしまった

とはいえ、当然ですが力士は別に我々にファンサしなくても食っていけるので…。業務外のタスクを押し付けているという意識を我々オタクも持たなくてはいけません。基礎運動中であったり、他の方とお話されているときにガン詰めするのはやめた方が良いかと。このへん、ちょうどいい塩梅って難しいですけどね。

なので私は最初の一回目以降、特にサインも貰わずツーショットもお願いせず、じっと座って開場した瞬間から土俵をガン見するようになったのですが…それはそれで普通に不審者なので、参加される方は節度を持って楽しみましょう。お相撲の楽しみ方は無限大なんで。 

余談:キッチンカーのところにいた、恐らくかなりギリギリのところで相撲関係者判定を食らったと思われるボブ・サップ

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